ハマる要素をまとめてみた!
以上、本作について心ゆくまで解説してみました。本作のハマる要素をチェックしてみると、最初の肝は、見下ろし視点のシンプルなビジュアルと、移動操作のみの簡単な操作性、初見で迷うようなルールや要素がほぼないシンプルなシステム構成が挙げられるでしょう。
さらに、難易度設計についてもよく練られています。最初のうちは10分生き残るのも困難です。それでもプレイを重ねてマネーを稼ぎ、新たなキャラクターや武器を手に入れてパワーアップするにつれ、生き残れる時間もどんどん長くなっていきます。ローグライクでありながらも成長の手応えが確実に感じられる仕組みも本作の面白さの1つです。
さらに、難易度設計についてもよく練られています。最初のうちは10分生き残るのも困難です。それでもプレイを重ねてマネーを稼ぎ、新たなキャラクターや武器を手に入れてパワーアップするにつれ、生き残れる時間もどんどん長くなっていきます。ローグライクでありながらも成長の手応えが確実に感じられる仕組みも本作の面白さの1つです。
取得したアイテムすべてが最高レベルになった後は宝箱を開けてもレベルを上げてもマネーかトリ肉しか選択できなくなる。この状態になったら後はマネーを取りまくることでさらに稼げるのがうれしいところ
そして、どこに移動しても圧倒的な物量で押し寄せてくるモンスターたちを一騎当千、次々と打ち破る爽快感が十分に味わえる作りになっているのも大きな魅力です。特に画面見下ろしの2D画面は3D画面とはまた違った迫力があります。さらに、パチンコのようなギャンブルっぽいド派手な宝箱の演出でプレーヤーに「また遊びたい!」と思わせる高揚感を与えています。
特に目的もなく遊ぶときは死神を選択し、聖書+ニンニク、ピジョーネと漆黒の翼を目指しつつ、残りは適当なビルドでフィールドを駆け巡っている。初期装備も強いため、ストレス解消にもってこいの組み合わせだ
シンプルすぎるゲームシステムは飽きるのも早いものですが、そこを払拭するように秘密がたくさん仕掛けられています。実績解除や死神討伐の謎、そして新キャラクターの発生条件など、本作には数多くの秘密が眠っています。もちろんその殆どは攻略サイトなどでチェックできますが、まだ誰も発見していない謎だってあるかもしれません。
なお、本作は頻繁にアップデートが実施されており、2021年12月リリースからわずか3か月で0.3.0までアップデートしています。しかも、単なるバグフィックスや調整だけではなく、新たなマップやキャラクターを追加するなど、常にプレーヤーに対して新たなネタを提供してくれています。こんな積極的なアップデートがあるのなら、こちらもハマらねば無作法というものですよね。
なお、本作は頻繁にアップデートが実施されており、2021年12月リリースからわずか3か月で0.3.0までアップデートしています。しかも、単なるバグフィックスや調整だけではなく、新たなマップやキャラクターを追加するなど、常にプレーヤーに対して新たなネタを提供してくれています。こんな積極的なアップデートがあるのなら、こちらもハマらねば無作法というものですよね。
ポーズボタンで表示されるマップ情報や現在の武器/アクセサリ取得状況の画面では、バージョンアップで以前は存在していなかったガイド機能が追加。マップ内にデフォルトで設置されているアイテム情報が提示されるようになった
今回の「Vampire Survivors」はプレーヤーをひきつける魅力が盛りだくさんの1本です。昔のゲームのような見た目から敬遠していた人も、ぜひだまされたと思ってプレイしてみてほしいです。正直なところ、あのド派手な宝箱を1度開けさえすれば、みんなたちまちやみつきになることでしょう。
池 紀彦
ゲーム&ガジェットライター
自ら触れて得た体感を形にする兼業ライター。ソフトウェア事業のディレクションと検証を行なう傍ら、パソコン雑誌編集部やAV機器メディア編集部を経て得た経験を活かし、パソコン、ガジェット、ゲーム、おもちゃなどのレビューを日夜各所で執筆。ThinkPadと程よい懐古物を好み、懐かしのゲームやパソコン、アニメ、漫画などをこよなく愛します。「やってみた」には定評あり。