圧倒的物量で攻めてくる敵と、ちょっと大きな中ボスの緊迫感
ゲームスタートから一定時間が経過すると、一撃では倒せないようなガードの固い敵が出現します。また、5分区切りで少し巨大かつ頑強な中ボスも現れるように。この中ボスと戦う際は、接触されないようにヒットアンドアウェイでダメージを与えて倒しましょう。
「狂乱の森」では5分経過すると、周囲を花のモンスターが囲い、そこにカマキリ型中ボスが登場する。一撃では倒せないため、周囲の動向に気を配りながらヒットアンドアウェイで地道に削って撃退していきたい
しかもゲーム終盤、ゲームスタートから25分を過ぎた辺りになってくると、強化された敵の軍団がすさまじい数で押し寄せてきます。それを次々と撃退するのは爽快ではあるものの、撃退しきれずゲームオーバーになるリスクもあるため恐怖でもあります。ここで勝敗を分ける要素は、シンプルにこちらの火力が上か、相手の物量が上か。ただそれだけです。
30分前のフィールドはこんな感じで画面狭しと敵の群れが画面全体を埋めつくす。この物量に耐えなければ最後まで生き残れないのだ
この死神にやられた場合もゲームオーバーではあるのですが、死神は30分サバイバルしたことの象徴でもあるので、死神にやられたとしてもクリアボーナスとしてマネーが大量に手に入ります。
30分経過すると他のモンスターはすべて消失し、死神が出現! こちらの体力があっという間になくなる圧倒的な攻撃力、どんなに急いでも逃げ切れない圧倒的スピード、そしていくら削っても0にならない圧倒的な体力。こんなの倒せるわけないよー!
死神にやられてしまった場合は、通常のゲームオーバー表示の後に「STAGE COMPLETED」のワードとボーナスのマネーがもらえる
最大の魅力は宝箱!? フィーバー気分でテンションアップ
アイテムの多くは1マネーだけだったりしますが、運がよければキャラクターの体力を少々回復するための「トリ肉」や、フィールド内の敵を全滅させる「ロザリオ」、フィールド全体の時間を停止する「懐中時計」など、いろいろなお役立ちアイテムが手に入ることも。
これらアイテムは入手した瞬間に使用されて効果を発揮します。「後で使おう」とストックできる仕組みではないので、入手のタイミングが重要です。ただし、本作では一度フィールドにドロップされたアイテムが自動消滅することはなく、ずっとその場に落ちています。ですから、体力回復のトリ肉を発見してもすぐには拾わず温存しておき、体力が減ったタイミングで拾うといった工夫も行えます。
体力が減ってきた時こそ「トリ肉」だ! 体力を回復する効果はありがたく、いつだって重宝する貴重なアイテムだ
前述の通り、普通の攻撃では簡単に倒せない中ボスが5分おきに、さらに不定期に出現してプレーヤーに迫ってきます。この中ボスを撃破すると宝箱をドロップします。これを獲得すると、宝箱の中から大量のアイテムが噴き出し、マネーが跳ね回るド派手なビジュアルが出現するのです! 初めて見た時は何が起こったのか分からず非常に驚きましたが、ノリノリのリズミカルなBGMも鳴ってこちらのテンションを無理やりにでも爆上げします。
宝箱に興奮するのは筆者だけではないようで、YouTubeで本作のプレイ動画を配信していたボカロ配信者も、宝箱を取るたびにリズムに合わせてダンスしていました。正にダンシングしたくなる勢いでテンションが上がるのです。ひとしきりド派手な演出を堪能したら、宝箱の中からは、その段階で装備している武器またはアクセサリが1つ入手できます。
うひょー! フィーバー! マネーが画面を舞い、宝箱からはとめどなくアイテムが大放出される演出は何度見ても元気が出るので、ついついプレイしたくなってしまう
そして5倍宝箱になると、イントロまでつきます。そして皆さんがご想像の通り、アイテム噴き出しの演出も強化され、BGMも長めになり、圧倒的に得をした気持ちになります。
まるでパチンコで大当たりを出したかのような演出は、見ているだけでもなんだか元気が出る。ゲームの進行上でもうまみがあり、さらにプレーヤーの気分までアゲてくれる演出は何度だって見たい! これも立派なハマりの要素の1つと断言できます。
3倍宝箱の演出はさらにド派手!
5倍宝箱は出る確率も非常に低いが、一気に5つの武器/アクセサリが手に入るメリットは非常に大きい。入手した時は一緒にダンシングだ!
隠し要素がてんこ盛り! マップ情報はポーズボタンでチェック
3月10日夜にアップデートが実施され、「ペンタグラム」の横に新たな武器が追加になった。どうやら「ペンタグラム」の進化武器のようだが、このように進化情報については一切記載がないため、色んなアクセサリを試行錯誤する必要がある
個人的には1つ目の狂乱の森ではなく、2つ目の象眼の図書館をオススメします。本作のマップは原則として上下左右に果てしなく広がる広大なマップとなっていますが、象眼の図書館では上下に本棚があるため、キャラクターが移動できる縦方向の長さが決まっており、プレイしやすいのです。
最初の狂乱の森で何度かトライして、象眼の図書館に行けるようになったら、以降は象眼の図書館でプレイするのがオススメ。個人的にも象眼の図書館の方が狂乱の森よりも難易度を低く感じており、初めて30分生き残れたマップも象眼の図書館でしたし、数々の実績を象眼の図書館で解除できました。
ポーズするとマップ情報が表示され、デフォルトで設置されたアイテムの情報が提示される。ん? あのハテナマークはなんだ?
ハテナマークの場所に向かうと見覚えのない棺が!しかも近づくと謎の敵が大量に沸きだした!
棺に触れるとこれまでのビジュアルからは想像もつかない謎の演出が!
池 紀彦
ゲーム&ガジェットライター
自ら触れて得た体感を形にする兼業ライター。ソフトウェア事業のディレクションと検証を行なう傍ら、パソコン雑誌編集部やAV機器メディア編集部を経て得た経験を活かし、パソコン、ガジェット、ゲーム、おもちゃなどのレビューを日夜各所で執筆。ThinkPadと程よい懐古物を好み、懐かしのゲームやパソコン、アニメ、漫画などをこよなく愛します。「やってみた」には定評あり。