不動産テックのサービスブランド「GMO賃貸DX」のもとで「GMO賃貸DXオーナーアプリ」と「GMO賃貸DX入居者アプリ」を提供し、“不動産賃貸DX(デジタル・トランスフォーメーション)”を推進するサービスを展開するGMO ReTechは、2021年7月から12月まで全5回にわたって開催する賃貸管理会社向け大規模オンラインイベント「ReTech Summit 2021 byGMO」をスタートしました。
「ReTech Summit 2021 byGMO」のWebサイト
富士キメラ総研が2020年10月に発表した「2020 デジタルトランスフォーメーション市場の将来展望」によると、国内のDX市場(投資金額)は2019年度に7912億円だったものが、2030年度には3兆425億円にまで成長すると予測されています。
IoT(もののインターネット)やAI(人工知能)などDXの基盤となるデジタル技術が実用段階に入ったことや、新型コロナウイルス禍によってテレワークや非対面による業務プロセスの確立が求められるようになったことなどが、DX投資を加速させる一因となっています。
不動産領域においても、VR(仮想現実)技術を用いたオンライン内見サービス、物件や顧客情報をオンラインで管理・運用するサービスが登場するなど、業務DXが少しずつ始まっている状況です。
こうした中で開催される「ReTech Summit 2021 byGMO」では、業界のトップランナーが数多く登壇し、不動産業界の現状とこれからをテーマにさまざまな議論が繰り広げられる予定です。デジタル技術を活用した集客やマーケティング、接客、業務効率化など、経営のヒントとなるようなセッションを通じて、不動産賃貸管理会社がDXを推進するために必要な知見を提供していくとのことです。
では、なぜ半年間にもわたる大々的なオンラインイベントを開催することになったのか。不動産賃貸DXの現状などについて、GMO ReTech 代表取締役社長の鈴木明人氏に伺いました。
IoT(もののインターネット)やAI(人工知能)などDXの基盤となるデジタル技術が実用段階に入ったことや、新型コロナウイルス禍によってテレワークや非対面による業務プロセスの確立が求められるようになったことなどが、DX投資を加速させる一因となっています。
不動産領域においても、VR(仮想現実)技術を用いたオンライン内見サービス、物件や顧客情報をオンラインで管理・運用するサービスが登場するなど、業務DXが少しずつ始まっている状況です。
こうした中で開催される「ReTech Summit 2021 byGMO」では、業界のトップランナーが数多く登壇し、不動産業界の現状とこれからをテーマにさまざまな議論が繰り広げられる予定です。デジタル技術を活用した集客やマーケティング、接客、業務効率化など、経営のヒントとなるようなセッションを通じて、不動産賃貸管理会社がDXを推進するために必要な知見を提供していくとのことです。
では、なぜ半年間にもわたる大々的なオンラインイベントを開催することになったのか。不動産賃貸DXの現状などについて、GMO ReTech 代表取締役社長の鈴木明人氏に伺いました。
GMO ReTech 代表取締役社長の鈴木明人氏
IT化が遅れている不動産業界のDXをサポートしたい
GMO ReTechは、インターネット広告事業やインターネットメディア事業などを運営するGMO TECHの子会社として2020年7月に設立されました。
ReTech(不動産テック)業界に参入したきっかけとして、「自分が不動産オーナーになって不動産賃貸業界に接したときに、意外とアナログが多く残っているなと感じたのです」と鈴木氏は語ります。
「FAXでのやりとりが多かったり、契約書や重要事項説明などは紙の資料が多かったりと、あまりデジタル化が進んでいませんでした。もともと自分がGMOインターネットグループでIT事業をずっと手がけてきたので、何らかの形で改善できるのではないかと考え、『GMO賃貸DX』というサービスをスタートしました」(鈴木氏)
2020年12月には第1弾となる不動産オーナーとのコミュニケーションを行える「GMO賃貸DX オーナーアプリ」、21年1月には入居者とのコミュニケーションを行える「GMO賃貸DX 入居者アプリ」の提供を開始するなど、不動産賃貸管理会社向けアプリを拡充してきました。21年秋には定期清掃、原状回復、修繕などの賃貸運営にかかわる賃貸運営関連業者とのコミュニケーションを行える「GMO賃貸DX 業者さんアプリ」の提供を開始する予定です。
ReTech(不動産テック)業界に参入したきっかけとして、「自分が不動産オーナーになって不動産賃貸業界に接したときに、意外とアナログが多く残っているなと感じたのです」と鈴木氏は語ります。
「FAXでのやりとりが多かったり、契約書や重要事項説明などは紙の資料が多かったりと、あまりデジタル化が進んでいませんでした。もともと自分がGMOインターネットグループでIT事業をずっと手がけてきたので、何らかの形で改善できるのではないかと考え、『GMO賃貸DX』というサービスをスタートしました」(鈴木氏)
2020年12月には第1弾となる不動産オーナーとのコミュニケーションを行える「GMO賃貸DX オーナーアプリ」、21年1月には入居者とのコミュニケーションを行える「GMO賃貸DX 入居者アプリ」の提供を開始するなど、不動産賃貸管理会社向けアプリを拡充してきました。21年秋には定期清掃、原状回復、修繕などの賃貸運営にかかわる賃貸運営関連業者とのコミュニケーションを行える「GMO賃貸DX 業者さんアプリ」の提供を開始する予定です。
「GMO賃貸DX」の全体概要不動産賃貸管理会社を中心に、オーナー、入居者、業者までシームレスにつなぐのが特徴です
「GMO賃貸DX」で実現するデータマネジメントプラットフォーム構想
「例えば入居者から来た退去申請を管理会社がデジタルで受け取り、業者に修理や原状回復の依頼を発注したり、オーナーに連絡したりと、こういった一連の流れを全てオンラインでできるのがこのサービスの大きな特徴です。
入居者とのやりとりのみ、オーナーとのみ、業者とのみなど、そこだけをやっているサービスは従来からあるのですが、オーナー、入居者、業者、管理会社の4者が一気につながるサービスは『GMO賃貸DX』が初めてです」(鈴木氏)
入居者とのやりとりのみ、オーナーとのみ、業者とのみなど、そこだけをやっているサービスは従来からあるのですが、オーナー、入居者、業者、管理会社の4者が一気につながるサービスは『GMO賃貸DX』が初めてです」(鈴木氏)
「GMO賃貸DX」の機能一覧
安蔵 靖志
Techジャーナリスト/家電エバンジェリスト
家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)、スマートマスター。AllAbout デジタル・家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」にレギュラー出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの商品リサーチ・構成にも携わっている。