任天堂が4月2日に配信したNintendo Direct(ニンテンドーダイレクト)で、ついに新型ゲーム機「Nintendo Switch 2」の詳細が明らかになりました。
任天堂初のナンバリング機種であるNintendo Switch 2は、「TVモード」「テーブルモード」「携帯モード」の3つのプレイスタイルはそのままに、映像表現や基本性能といったハードウェアが飛躍的に進化。高品質なグラフィックを盛り込んだリッチなソフトウェアにも対応し、新しいマウス操作など、任天堂らしいユニークな体験も加わっています。
この記事では、Nintendo Switch 2のスペックを中心に進化ポイントを紹介し、話題の「バーチャルゲームカード」などの新機能についても詳しく解説します。
任天堂初のナンバリング機種であるNintendo Switch 2は、「TVモード」「テーブルモード」「携帯モード」の3つのプレイスタイルはそのままに、映像表現や基本性能といったハードウェアが飛躍的に進化。高品質なグラフィックを盛り込んだリッチなソフトウェアにも対応し、新しいマウス操作など、任天堂らしいユニークな体験も加わっています。
この記事では、Nintendo Switch 2のスペックを中心に進化ポイントを紹介し、話題の「バーチャルゲームカード」などの新機能についても詳しく解説します。
映像表現の進化でより大きな画面に、よりなめらかで高精細に描画
Nintendo Switch 2で最も大きく進化したのが映像表現です。
本体のディスプレイは、現行モデルより一回り大きい7.9インチに拡大。有機ELではないものの、発色がより鮮やかになり、HDRにも対応しました。HDR対応タイトルでは、陰影や明暗の表現が豊かになり、よりリアルな映像を楽しめます。
有機ELモデルについては、現行モデルと同様、後から登場する可能性もありそうです。
本体のディスプレイは、現行モデルより一回り大きい7.9インチに拡大。有機ELではないものの、発色がより鮮やかになり、HDRにも対応しました。HDR対応タイトルでは、陰影や明暗の表現が豊かになり、よりリアルな映像を楽しめます。
有機ELモデルについては、現行モデルと同様、後から登場する可能性もありそうです。

Nintendo Switch 2は7.9インチのディスプレイを搭載(以下、画像は全て任天堂の公式サイトより)
リフレッシュレート(※)は最大120Hzの可変レートに対応。アクションやスポーツなど、動きの激しいゲームでも、映像がよりなめらかに表示されます。解像度も720p(1280×720ピクセル)から1080p(1920x1080ピクセル)に向上し、きめ細かな映像が可能です。
※リフレッシュレート:画面に表示される絵が1秒間に何回変わるかを示す数値。数値が高いほど映像はなめらかに表示されます。
TVモードで使用する「Nintendo Switch 2 ドック」も進化し、待望の4K出力(最大3840×2160ピクセル)に対応。さらに、フレームレートは現行モデルの2倍となる最大120fps(4K出力時は60fps)に対応するなど、大幅な性能アップを遂げています。
※リフレッシュレート:画面に表示される絵が1秒間に何回変わるかを示す数値。数値が高いほど映像はなめらかに表示されます。
TVモードで使用する「Nintendo Switch 2 ドック」も進化し、待望の4K出力(最大3840×2160ピクセル)に対応。さらに、フレームレートは現行モデルの2倍となる最大120fps(4K出力時は60fps)に対応するなど、大幅な性能アップを遂げています。

Nintendo Switch 2 ドック
なお、Nintendo Switch 2では、「ELDEN RING Tarnished Edition」や「FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE」、「サイバーパンク2077 アルティメットエディション」など、映像美にこだわったリッチなタイトルがラインアップされています。
現行モデルでは発売されなかった、こうしたタイトルが加わった理由には、グラフィック性能の大幅な向上も関係しているのでしょう。実際、任天堂の開発者インタビューでも処理性能の向上が繰り返し強調されています。
スペックアップに伴う発熱も気になるところですが、ドックには放熱ファンを搭載。本体にこもる熱を効率的に排出し、長時間のプレイや高負荷なゲームでも、本体が熱くなりにくく、快適なプレイが期待できます。
また、現行の初代モデルでは別途アダプターが必要だった有線LAN端子も標準装備され、より手軽に安定したオンライン環境を整えることが可能になりました。
現行モデルでは発売されなかった、こうしたタイトルが加わった理由には、グラフィック性能の大幅な向上も関係しているのでしょう。実際、任天堂の開発者インタビューでも処理性能の向上が繰り返し強調されています。
スペックアップに伴う発熱も気になるところですが、ドックには放熱ファンを搭載。本体にこもる熱を効率的に排出し、長時間のプレイや高負荷なゲームでも、本体が熱くなりにくく、快適なプレイが期待できます。
また、現行の初代モデルでは別途アダプターが必要だった有線LAN端子も標準装備され、より手軽に安定したオンライン環境を整えることが可能になりました。
薄さは変わらず電池持ちは減少、2つのUSB端子で充電は便利に
画面の大型化に伴い、本体サイズは一回り大きくなりましたが、厚みは現行モデルと同じまま。携帯モードでの持ちやすさや、持ち運び時の扱いやすさにも配慮がされています。
ただし、重さは現行モデルに比べて100g以上増加し、本体単体で401g、Joy-Con 2を装着した状態では534gになりました。携帯モードで長時間プレイする時には、手への負担が気になるところです。
● Nintendo Switch 2:本体のみ 401g、Joy-Con 2取り付け時 534g
● Nintendo Switch:本体のみ 297g、Joy-Con取り付け時 398g
● Nintendo Switch 有機ELモデル:本体のみ 320g、Joy-Con取り付け時 420g
なお、事前の参加応募受付は終了していますが、4月26・27日には「Nintendo Switch 2 体験会」が開催されます。実際のサイズ感や重さが気になる方は、SNSなどに投稿されるであろう実機の体験レポートを、チェックしてみてください(ちなみに筆者は抽選に外れました……)。
本体の大型化にあわせて、バッテリーは1000mAh近く大容量化した5220mAhを搭載。ただし、バッテリー駆動時間は現行モデルより短くなっています。これは、画面の大型化や解像度アップ、リフレッシュレートの向上など、全体的なスペックの進化による代償といえるでしょう。
● Nintendo Switch 2:5220mAh、約2〜6.5時間
● Nintendo Switch:4310mAh、約4.5〜9時間
● Nintendo Switch 有機ELモデル:4310mAh、約4.5〜9時間
USB Type-C端子は本体の上下に1つずつ搭載されており、シーンに応じて使い分けができます。本体上部に追加されたUSB端子は、テーブルモード時の充電や、後述する「ゲームチャット」機能を利用する際のカメラの接続にも便利です。
音響面も進化しています。本体下部には、より自然でクリアな音質へと改良されたスピーカーを搭載。また、本体上部のイヤホン端子にステレオヘッドホンを接続することで、臨場感のある立体サウンドを楽しむことができます。この立体サウンドは、将来的なアップデートによって本体スピーカーでも利用可能になる予定です。
ただし、重さは現行モデルに比べて100g以上増加し、本体単体で401g、Joy-Con 2を装着した状態では534gになりました。携帯モードで長時間プレイする時には、手への負担が気になるところです。
● Nintendo Switch 2:本体のみ 401g、Joy-Con 2取り付け時 534g
● Nintendo Switch:本体のみ 297g、Joy-Con取り付け時 398g
● Nintendo Switch 有機ELモデル:本体のみ 320g、Joy-Con取り付け時 420g
なお、事前の参加応募受付は終了していますが、4月26・27日には「Nintendo Switch 2 体験会」が開催されます。実際のサイズ感や重さが気になる方は、SNSなどに投稿されるであろう実機の体験レポートを、チェックしてみてください(ちなみに筆者は抽選に外れました……)。
本体の大型化にあわせて、バッテリーは1000mAh近く大容量化した5220mAhを搭載。ただし、バッテリー駆動時間は現行モデルより短くなっています。これは、画面の大型化や解像度アップ、リフレッシュレートの向上など、全体的なスペックの進化による代償といえるでしょう。
● Nintendo Switch 2:5220mAh、約2〜6.5時間
● Nintendo Switch:4310mAh、約4.5〜9時間
● Nintendo Switch 有機ELモデル:4310mAh、約4.5〜9時間
USB Type-C端子は本体の上下に1つずつ搭載されており、シーンに応じて使い分けができます。本体上部に追加されたUSB端子は、テーブルモード時の充電や、後述する「ゲームチャット」機能を利用する際のカメラの接続にも便利です。
音響面も進化しています。本体下部には、より自然でクリアな音質へと改良されたスピーカーを搭載。また、本体上部のイヤホン端子にステレオヘッドホンを接続することで、臨場感のある立体サウンドを楽しむことができます。この立体サウンドは、将来的なアップデートによって本体スピーカーでも利用可能になる予定です。
安定性が向上、角度も自由に変えられる新スタンド
テーブルモードで使用する本体背面のスタンドも改良されました。スタンドのワイド化により安定性が向上し、素材がプラスチックからアルミニウムに変更されたことで、耐久性も向上しています。
さらに、フリーストップ式を採用したことで、角度を自由に調整できるようになり、ローテーブルなど本体を低い位置に置く場面でも、ディスプレイを見やすい角度に保つことができます。
さらに、フリーストップ式を採用したことで、角度を自由に調整できるようになり、ローテーブルなど本体を低い位置に置く場面でも、ディスプレイを見やすい角度に保つことができます。

microSD Expressのみ対応、microSDカードは非対応に
映像表現の進化に伴い、Nintendo Switch 2ではソフトの容量も大きくなっています。これに合わせて、保存容量も大幅に拡張され、現行の初代モデルに比べて8倍となる256GBの本体保存メモリーを内蔵。データの読み出しや書き込みの速度も大幅に向上しています。
本体容量が足りない場合は、従来よりもアクセス速度の速い「microSD Express」カードによる拡張が可能です。なお、現行モデルで使用できたmicroSDカードは、Nintendo Switch 2では利用できません(Nintendo Switchからの画面写真/動画コピー用途を除く)。リッチ化したソフトをスムーズに描画するには、大容量のデータを高速に読み込む必要があり、通常のmicroSDカードではアクセス速度が追いつかないためです。
microSD Expressカードの需要増を見越した買い占めや転売が起きていますが、発売までにはまだ約2カ月あります。任天堂ライセンスのmicroSD Expressカードが6980円で販売される予定となっているほか、任天堂自身が「5つのゲームタイトルをダウンロードしても本体容量は7割以上残る」としており、すぐに容量が埋まる心配はないでしょう。高額な転売商品には手を出さず、正規品の発売を待つのが賢明です。
本体容量が足りない場合は、従来よりもアクセス速度の速い「microSD Express」カードによる拡張が可能です。なお、現行モデルで使用できたmicroSDカードは、Nintendo Switch 2では利用できません(Nintendo Switchからの画面写真/動画コピー用途を除く)。リッチ化したソフトをスムーズに描画するには、大容量のデータを高速に読み込む必要があり、通常のmicroSDカードではアクセス速度が追いつかないためです。
microSD Expressカードの需要増を見越した買い占めや転売が起きていますが、発売までにはまだ約2カ月あります。任天堂ライセンスのmicroSD Expressカードが6980円で販売される予定となっているほか、任天堂自身が「5つのゲームタイトルをダウンロードしても本体容量は7割以上残る」としており、すぐに容量が埋まる心配はないでしょう。高額な転売商品には手を出さず、正規品の発売を待つのが賢明です。

坂倉 優介
ブログメディア運営
スマートフォンやタブレット、アプリ、サービス、アクセサリを総合的に取り扱うブログメディア「携帯総合研究所」を運営。高校生時代に立ち上げて15年以上が経過しました。エンジニアの経験を活かして、大手キャリア4社の機種代金や月額料金を比較できる料金シミュレーターも開発しています。