個人で仕事をするフリーランサーや個人事業主が安心して仕事を続けるためには、収入を安定させるというお金の問題、仕事にまつわる事故に対する補償の問題、働けなくなったときの暮らしの問題、個人なので法人より信用が得にくいという与信の問題など、さまざまな課題が横たわっています。特に現在のような、新型コロナウイルス禍で経済活動が停滞しつつある状況下で注目したいのが、フリーランサー・個人事業主を支える金融支援サービスです。

フリーランサーや個人事業主にとっての大きな悩みのひとつが、請求書を送付してから入金されるまでのタイムラグです。企業間取引や企業と個人の取引では、請求書払いがよく利用されています。支払いをする企業側としては商品やサービスに対する支払いを1カ月程度遅らせることができるため、資金繰りに余裕が生まれるのがメリットですが、一方で支払いを待つフリーランサーや個人事業主にとっては入金までのタイムラグが資金繰りの悪化につながる可能性があります。

この問題を解決するサービスとして、請求書（売掛債権）を請求者から買い取るのが「ファクタリング」。GMOクリエイターズネットワークが提供するフリーランサー・個人事業主のための金融支援サービス「FREENANCE（フリーナンス） byGMO」（以下、FREENANCE）でも、請求書をすぐに現金化できるファクタリングサービス「即日払い」を提供しています。

FREENANCEの即日払いは、請求書（売掛債権）を買い取って、その代金を最短で当日にユーザーの銀行口座に振り込むというもの。手数料は請求書額面の3％～10％で、ユーザーが、自身の名義（屋号・ペンネームを含む）で開設できる専用の収納代行口座「フリーナンス口座」を使えば使うほど、手数料が下がる仕組みです。

ファクタリングは、売掛先企業に知らせずにファクタリング事業者とユーザーの2者間で取引する「2者間ファクタリング」と、取引先に通知して同意を得ることで、ファクタリング事業者とユーザー、取引先の3社の間で取引する「3者間ファクタリング」の2つに大きく分かれます。

2者間ファクタリングではユーザー側に取引先とファクタリング事業者の両者とのやり取りが発生するため手間がかかるデメリットがあるものの、取引先にファクタリングサービスの利用が知られることがないというメリットがあります。一方、3者間ファクタリングはユーザー側の手間が少なくなるメリットはあるものの、取引先にファクタリングサービスの利用が知られてしまうというデメリットがあります。

FREENANCEの即日払いはこれらの2つのメリットの部分を組み合わせたもの。ユーザーがフリーナンス口座を記載した請求書を取引先に送付し、即日払いを申請すると、審査後にユーザーの個人口座に手数料を引いた金額がFREENANCEから即日支払われます。取引先からは収納代行口座であるフリーナンス口座に売掛金が直接入金されるため、ユーザー側は手間がかからず、取引先にも即日払いの利用が知られない仕組みになっています。すでに取引のある企業の請求書なら、わずか数クリック＋αで即日払いを申請できる手軽さも魅力です。

外部サービスとの連携でFREENANCEの機能がより使いやすく