筆者はi4Uでも度々記事を書いているとおり、プチプラや100円ショップが大好きです。自分でも関連記事を何本書いてきたか、もう覚えていないレベルです。
そのプチプラや100円ショップのアイテムのなかでも、アウトドアやキャンプ、防災グッズは得意分野。記事で紹介したアイテムはもちろん、使ってみたもののいまひとつだったアイテムまで、多い月は100円ショップだけで1万円を超える金額を使っています。
そんな筆者ですが、防災関連の企画を話す中、編集部から警視庁警備部防災対策課の推奨している「防災ボトル」の話を聞きました。
そのプチプラや100円ショップのアイテムのなかでも、アウトドアやキャンプ、防災グッズは得意分野。記事で紹介したアイテムはもちろん、使ってみたもののいまひとつだったアイテムまで、多い月は100円ショップだけで1万円を超える金額を使っています。
そんな筆者ですが、防災関連の企画を話す中、編集部から警視庁警備部防災対策課の推奨している「防災ボトル」の話を聞きました。

警視庁警備部防災対策課の「防災ボトル」のポスト
ウォーターボトルに最小限の災害対策グッズを入れておき、「防災ボトル(エマージェンシーボトル)」としてカバンに入れて持ち歩こうという提案で、ボトルから中身まで、ほとんどを100円ショップで調達できる構成です。数年前に非常に話題になったポストなので、見たことがある方もいるかもしれません。これをきっかけに「エマージェンシーボトル」の作成が一般的になりました。
編集部から、100円ショップのグッズや防災に詳しい筆者ならどんな内容にするかと聞かれて熟考。近所のダイソー、キャンドゥ、セリアの3大100円ショップをつぶさに見て回り、オリジナルのエマージェンシーボトルを作ってみました。
被災時を本気で想定してハサミなども入れたことから、普段の持ち歩き用ではなく玄関先や枕元に置いておき、いざというときに持ち出すアイテムに仕上がりました。いわば超小型の持ち出しバックです。その中身は、本気すぎて担当編集者がちょっと驚く仕上がりになったので、みなさんにもご紹介したいと思います。
編集部から、100円ショップのグッズや防災に詳しい筆者ならどんな内容にするかと聞かれて熟考。近所のダイソー、キャンドゥ、セリアの3大100円ショップをつぶさに見て回り、オリジナルのエマージェンシーボトルを作ってみました。
被災時を本気で想定してハサミなども入れたことから、普段の持ち歩き用ではなく玄関先や枕元に置いておき、いざというときに持ち出すアイテムに仕上がりました。いわば超小型の持ち出しバックです。その中身は、本気すぎて担当編集者がちょっと驚く仕上がりになったので、みなさんにもご紹介したいと思います。
650mlのボトルに16アイテム、総計2100円分を詰め込んでみた

警視庁の防災ボトルと比べるとかなり威圧感がありますが、実用性は抜群です
入りきらないアイテムは外側に巻いてみた
3大100円ショップ、ダイソー、キャンドゥ、セリアを回って筆者が購入し、エマージェンシーボトルに詰め込んだアイテムは16種類総計2100円分(ボトル自体を含む、税抜)です。
ダイソー
1.ドリンキングボトル(ロック式、スポーツタイプ、650ml)200円(税抜、以下同)
2.マルチツール(14機能)500円
3.スマートハサミ(黒)100円
4.ハイマッキー 油性マーカー 赤 100円
5.災害備蓄用ライト 24時間 100円
6.携帯用コンパクトレインポンチョ 100円
7.フリーカットばんそうこう 100円
8.救急!! キズテープ 防水 Lサイズ 20枚入 100円
9.粘着布テープ(白)50mm×10m 100円
10.ワイドゴムバンド(No.270、折径100mm、切幅6mm、40g) 100円
11.ワイドゴムバンド(No.40、折径160mm、切幅21mm、6本) 100円
12.強力瞬間接着剤(ミニ、ゼリータイプ、1g×4個) 100円
13.キッチンパック(100枚) 100円
14.麻紐(80m) 100円
キャンドゥ
15.ファイヤースターター コンパクトタイプ 100円
セリア
16.手ぬぐい風タオル おにぎり柄 100円
それぞれを選んだ理由は後述するとして、筆者は長期保管を想定したので電池関連のアイテムは諦めました。さらに長期保管とボトル容量の限界から食べ物も入れていません。また、過去記事「どの位まで聞こえるの?徹底性能比較!100円ショップの「防犯ブザー」&「ホイッスル」4選」の結果などからホイッスルの有用性は理解してるため、筆者は普段からカギの束にホイッスルをつけています。そのためエマージェンシーボトルにホイッスルは入れていませんが、普段から持ち歩いていない方は、ぜひ上記記事を参照いただき、ホイッスルも追加してください。
ダイソー
1.ドリンキングボトル(ロック式、スポーツタイプ、650ml)200円(税抜、以下同)
2.マルチツール(14機能)500円
3.スマートハサミ(黒)100円
4.ハイマッキー 油性マーカー 赤 100円
5.災害備蓄用ライト 24時間 100円
6.携帯用コンパクトレインポンチョ 100円
7.フリーカットばんそうこう 100円
8.救急!! キズテープ 防水 Lサイズ 20枚入 100円
9.粘着布テープ(白)50mm×10m 100円
10.ワイドゴムバンド(No.270、折径100mm、切幅6mm、40g) 100円
11.ワイドゴムバンド(No.40、折径160mm、切幅21mm、6本) 100円
12.強力瞬間接着剤(ミニ、ゼリータイプ、1g×4個) 100円
13.キッチンパック(100枚) 100円
14.麻紐(80m) 100円
キャンドゥ
15.ファイヤースターター コンパクトタイプ 100円
セリア
16.手ぬぐい風タオル おにぎり柄 100円
それぞれを選んだ理由は後述するとして、筆者は長期保管を想定したので電池関連のアイテムは諦めました。さらに長期保管とボトル容量の限界から食べ物も入れていません。また、過去記事「どの位まで聞こえるの?徹底性能比較!100円ショップの「防犯ブザー」&「ホイッスル」4選」の結果などからホイッスルの有用性は理解してるため、筆者は普段からカギの束にホイッスルをつけています。そのためエマージェンシーボトルにホイッスルは入れていませんが、普段から持ち歩いていない方は、ぜひ上記記事を参照いただき、ホイッスルも追加してください。
ツール・明かり・保温・ケガ対策・着火

重さは604gと重め。いざというとき持ち出しやすいよう、玄関に置いておくイメージで作りました
オリジナルエマージェンシーボトルのテーマは「命を守る」
オリジナルのエマージェンシーボトルにはボトルとは別に15個のアイテムを詰め込んだのですが、大きく分けると「ツール」「明かり」「保温」「ケガ対策」「着火」のアイテムです。
災害発生から24時間程度の「命を守ること」を想定してアイテムをセレクトしているので、ケガ対策のアイテムが多くなっている点も特徴です。
災害発生から24時間程度の「命を守ること」を想定してアイテムをセレクトしているので、ケガ対策のアイテムが多くなっている点も特徴です。
開口部の大きな650mlの「ドリンキングボトル」200円を選択

入れ物となるドリンクボトルは650mlの大きめサイズをチョイス
エマージェンシーボトルのボトルとして筆者はダイソー「ドリンキングボトル(ロック式、スポーツタイプ、650ml)」200円を選択しました。理由は2つ。
1つは開口部、いわゆるクチの部分が広かったこと。この部分が小さいと中にものを入れづらいので、エマージェンシーボトルにするならクチの広いものが使いやすいでしょう。
1つは開口部、いわゆるクチの部分が広かったこと。この部分が小さいと中にものを入れづらいので、エマージェンシーボトルにするならクチの広いものが使いやすいでしょう。

中に入れやすいよう開口部の大きいものを選ぶのがポイント
2つ目は適度な大きさです。エマージェンシーボトルの場合、ボトルのサイズという物理的な制限が入れられるアイテムの量を決めます。また逆に、ボトルの大きさによって、どこへ入れられるかが決まるので、一般的なドリンクホルダーにも入る、やや大きめサイズの「ドリンキングボトル(ロック式、スポーツタイプ、650ml)」を選択しました。
直系1.2mmの鉄線を切断できる、14機能の「マルチツール」は小さく折りたためて便利

折りたためるマルチツールならボトルに入る
オリジナルエマージェンシーボトルのメインツールがダイソーで500円の「マルチツール(14機能)」です。その名のとおりペンチ、ワイヤーカッター、ウロコ落とし、釣り針外し、定規、ミニナイフ、プラスドライバー、マイナスドライバー3mm、栓抜き、ミニノコギリ、ヤスリ、マイナスドライバー5.5mm、マイナスドライバー4.3mm、缶切りと14の機能を搭載しています。

使い道の幅が広い点がメリット
ペンチで物を強くつかめることや、直径約1.2mmの鉄線や直径約1.8mmの銅線が切断できるワイヤーカッターの機能があり、使い道の幅が広い点が大きなメリットです。
コンパクトに収納できる「スマートハサミ」はさまざまな作業に便利

「スマートハサミ(黒)」は、ばんそうこうなどのカットにも役立ちます
「マルチツール(14機能)」のほかに筆者は「スマートハサミ(黒)」100円を入れています。最大の特徴は約2.3×13.7×1cmとほぼ棒状のコンパクトなサイズで収納できること。
筆者は、このあとで紹介する「フリーカットばんそうこう」を切ることを大きな役割として想定していますが、ハサミが1本あるだけでさまざまな作業ができることはいうまでもありません。
筆者は、このあとで紹介する「フリーカットばんそうこう」を切ることを大きな役割として想定していますが、ハサミが1本あるだけでさまざまな作業ができることはいうまでもありません。

まっすぐでキャップ付き。ボトルに入れるにはぴったりです
「マルチツール(14機能)」と「スマートハサミ(黒)」があるだけで、かなりの作業を行えるでしょう。実際の使い勝手も悪くありません。
安心と信頼の何にでも書ける赤マッキー「ハイマッキー 油性マーカー 赤」

避難時に必須の油性マーカーは必ずセットに
ツールの3つ目として筆者が選択したのが「ハイマッキー 油性マーカー 赤」100円です。エマージェンシーボトルの中身として筆記用具は必須ですが、この筆記用具に筆者は、いわゆる赤マッキーを選択しました。

非常時用のため、目立つ赤を選択
理由は何にでも書ける安心感。黒ではなく赤を選択したのは非常時に何かを伝えるために、どこかに書くなら、できるだけ目立つ色が優位だと考えたからです。しかも赤マッキーの中でも太字と細字が選べるタイプを選択。大きく目立つ文字も、多少小さな文字もこの1本で対応できると考えました。

齋藤 千歳
フォトグラファー・ライター
北海道千歳市在住・千歳市生まれのフォトグラファー/ライター。キャンピングカーの「方丈号」から各種アウトドア、カメラ、レンズ、ガジェットに関する情報を発信したり、家族3人で北海道一周などしたりを楽しんでいる。