いまやパソコンやスマートフォン、タブレットやテレビなどで、視聴できるYouTube。次から次へと動画が自動再生され、暇つぶしにはもってこいですが、特に子どもに対しては、動画の終わり時や見せたくない動画を避ける方法など、親には悩みが多いメディアでもあります。
今回は、IT関連のライティングや編集を30年間続けてきた筆者が、理数系が好きな小学校高学年にお勧めのチャンネル10選をお届けします。前編では「YouTubeを子ども向け学習ツールに変身させる方法」や家族が身につけるべきITリテラシーの獲得方法をご紹介していますので、こちらもあわせてご覧ください。
今回は、IT関連のライティングや編集を30年間続けてきた筆者が、理数系が好きな小学校高学年にお勧めのチャンネル10選をお届けします。前編では「YouTubeを子ども向け学習ツールに変身させる方法」や家族が身につけるべきITリテラシーの獲得方法をご紹介していますので、こちらもあわせてご覧ください。
小学生にお勧めしたい楽しく学べるチャンネル10選
前編では、YouTubeを学習ツールに変えるべく、レコメンドAIを味方につける方法を細かく紹介してきました。そのようにして味方にしたAIがおすすめしてきたYouTubeチャンネルの中から、理数系が大好きな小学校高学年の我が家の息子が、数年見続けている厳選チャンネルをご紹介します。
アニメでTEDのエッセンスが学べる「TED-Ed」
「TED-Ed」(@TEDEd)は、教育支援のために作られた、TEDのアニメ版。動画によっては日本語字幕があります。タイトルが日本語になっているものをチェックしてみてください。科学や哲学、数学の話が多めで、内容は分かりやすく、動画も1本5分程度と短め。字幕を読む必要があるので、高学年向けです。
「TED-Ed」(@TEDEd)
Unityのシミュレーションで物理やAIが好きになる「こーじ(物理エンジン)」
Unityの物理エンジンによるシミュレーションで、AIや物理の面白さが分かるチャンネルが「こーじ(物理エンジン) 」(@ko-ji)です。カギや時計など身近なものの構造も解説。特にAIの学習のしくみは小学生でも感覚的に学べます。
「こーじ(物理エンジン)」(@ko-ji)
統計学の知識でウソを見抜く視点が持てる「謎解き統計学 | サトマイ」
「謎解き統計学 | サトマイ」(@satomai811)は、統計学で俗説をすっきり解説してくれます。子ども向けに作られた動画ではありませんが、高学年なら十分理解できます。著作は国立中高一貫校の入試問題にも採用されました。
「謎解き統計学 | サトマイ」(@satomai811)
身近な例えで難解な哲学も理解できる「ぴよぴーよ速報」
歴史上の偉人の教えや出来事を、小学生でも分かるようにイラストでざっくり解説する「ぴよぴーよ速報」(@Piyopiiyosokuhou)。難しい用語を極力使わないで説明されているので、小学生でも理解しやすくなっています。
「ぴよぴーよ速報」(@Piyopiiyosokuhou)
生物の進化の面白さに夢中になれる「進化生物学ch【ゆっくり解説】」
「進化生物学ch【ゆっくり解説】」(@EvoEcoOwls)は、生物学系の進化の不思議を分かりやすく解説する、ゆっくり解説です。生物の進化やDNA、性別などが、かなり専門的な知識をベースに解説されているので大人でも見応えがあります。
「進化生物学ch【ゆっくり解説】」(@EvoEcoOwls)
赤池 淳子
編集・ライター
1973年東京都生まれ。IT系出版社を経て編集者兼ライターに。雑誌やWeb媒体での執筆・編集を行う。家電、旅行、まちづくり、子どものプログラミング教育などのテーマを追いかけている。