引き続きダイエットにいそしんでいる鷹木です。最近ハマっているのが完全食おにぎり。コンビニなどで売っているおにぎりと同じぐらいの大きさですが、具沢山で食べごたえがあります。1個250キロカロリー前後で、推奨は1食2つ。1つでも、結構お腹いっぱいになります。具も数種類あって悪くない。毎食いろんな食材を考えなくていいのも気楽です。
さて、今回はSkype終了にまつわるお話。メッセンジャーとして画期的だったSkypeが、2025年5月にサービスを終了し、20年以上の歴史に幕を閉じました。私にとっても思い出深いメッセンジャーツールだったので寂しさもひとしお。これを機に、メッセンジャーツールの歴史を振り返り、その役割を考えてみます。
さて、今回はSkype終了にまつわるお話。メッセンジャーとして画期的だったSkypeが、2025年5月にサービスを終了し、20年以上の歴史に幕を閉じました。私にとっても思い出深いメッセンジャーツールだったので寂しさもひとしお。これを機に、メッセンジャーツールの歴史を振り返り、その役割を考えてみます。
ログも残らなかったメッセンジャー黎明期
私が初めてメッセンジャーを使ったのは、2000年代前半。最初の転職先、インプレスというメディア企業でした。編集部で「使いなさい」と言われてインストールしたのが「MSNメッセンジャー」だったような気がします。
その次に入ったアイティメディア(ソフトバンクグループ系列)の編集部では「Yahoo!メッセンジャー」を使いました。当時はメッセンジャーも機能がプアで、ログが残らないのが致命的でした。ファイルのやりとりもできなかったし、内線電話ぐらいの感覚で使うツールです。
「ファイルをここに置いておきました」と社内サーバーのドライブのパスを知らせたり、ネットメディアのプレビューサーバーのURLを書いておく程度が限界。そのURLをブラウザにコピペしても「アクセス制限で入れません」って言われたりしてました。
メッセンジャーを日常的に利用する企業に入ったばかりの頃は、隣の人同士で、音声で会話せずにチャットするのを不思議にも思いました。誰も何も言ってないのに急に笑い出したりして。「どうしたんですか」って聞くと、メッセンジャーのグループへの招待が届いて、面白いネタが共有されたと分かる、とか。
まあ、メッセンジャーは、相手がその場にいなくても連絡を送っておけるし、着席や離席の状況が分かるのが便利でした。アイティメディア時代は、上司がみんな会議でいつも離席していましたが、メッセンジャーでオンラインなら、そのタイミングで話しかけることができました。
その次に入ったアイティメディア(ソフトバンクグループ系列)の編集部では「Yahoo!メッセンジャー」を使いました。当時はメッセンジャーも機能がプアで、ログが残らないのが致命的でした。ファイルのやりとりもできなかったし、内線電話ぐらいの感覚で使うツールです。
「ファイルをここに置いておきました」と社内サーバーのドライブのパスを知らせたり、ネットメディアのプレビューサーバーのURLを書いておく程度が限界。そのURLをブラウザにコピペしても「アクセス制限で入れません」って言われたりしてました。
メッセンジャーを日常的に利用する企業に入ったばかりの頃は、隣の人同士で、音声で会話せずにチャットするのを不思議にも思いました。誰も何も言ってないのに急に笑い出したりして。「どうしたんですか」って聞くと、メッセンジャーのグループへの招待が届いて、面白いネタが共有されたと分かる、とか。
まあ、メッセンジャーは、相手がその場にいなくても連絡を送っておけるし、着席や離席の状況が分かるのが便利でした。アイティメディア時代は、上司がみんな会議でいつも離席していましたが、メッセンジャーでオンラインなら、そのタイミングで話しかけることができました。
画期的だったSkype
次に使ったのが「Skype」でした。ログが残ったり、ファイル共有ができたりするのが画期的で、大好きになりました。Skypeの機能に関する記事もたくさん書きました。
記事を作るための検証で、社内でいろんな人とギガバイト級の容量のファイル共有をしまくって、「転送量が多すぎる」と社内のシステム担当に怒られたのも思い出です。
それまで1対1のコミュニケーションがベースだったメッセンジャーですが、Skypeならグループチャットもできました。これが便利で、グループチャットをおすすめする記事も書きましたよ。
Skypeは当時、「国際電話を無料でかけられる」というイメージも強かったですね。電話番号を割り振ってIP電話する「SkypeOut」「SkypeIn」という機能も人気で、「NTTを壊すのではないか」と言われていたほど。
その後Microsoftに買収され、「Teams」と統合がうまくできず、単体アプリとしても残ることができず、消滅することになってしまいましたが……。
話が現代にタイムスリップしてしまいました。当時に戻します。2013年ぐらいまでは私もSkypeを使っていましたが、Engadget日本版の編集部に転職したとき「Skypeはもう古いのでは」と、「Googleハングアウト」に移行しました。でもこれが思ったより使いにくくて、2015年ぐらいにSlackに移行し、今でも仕事ではSlackを中心に使っています。
記事を作るための検証で、社内でいろんな人とギガバイト級の容量のファイル共有をしまくって、「転送量が多すぎる」と社内のシステム担当に怒られたのも思い出です。
それまで1対1のコミュニケーションがベースだったメッセンジャーですが、Skypeならグループチャットもできました。これが便利で、グループチャットをおすすめする記事も書きましたよ。
Skypeは当時、「国際電話を無料でかけられる」というイメージも強かったですね。電話番号を割り振ってIP電話する「SkypeOut」「SkypeIn」という機能も人気で、「NTTを壊すのではないか」と言われていたほど。
その後Microsoftに買収され、「Teams」と統合がうまくできず、単体アプリとしても残ることができず、消滅することになってしまいましたが……。
話が現代にタイムスリップしてしまいました。当時に戻します。2013年ぐらいまでは私もSkypeを使っていましたが、Engadget日本版の編集部に転職したとき「Skypeはもう古いのでは」と、「Googleハングアウト」に移行しました。でもこれが思ったより使いにくくて、2015年ぐらいにSlackに移行し、今でも仕事ではSlackを中心に使っています。
プライベートでも普及した“チャットUI”
2011年にはLINEが登場しました。当時はLINEでグループワークしている知り合いも多かったですね。LINEはSNSとメッセンジャーの狭間にあり、ビジネスツールというよりはもっとプライベートに近いサービスですが。
当時は韓国でスマートフォン向けメッセージングサービスが先に普及していて、日本にも、韓国発の「カカオトーク」などが入ってきました。
当時は韓国でスマートフォン向けメッセージングサービスが先に普及していて、日本にも、韓国発の「カカオトーク」などが入ってきました。

鷹木 創
編集主幹
2002年以来、編集記者や編集長などとしてメディアビジネスに携わる。インプレス、アイティメディアと転職し、2013年にEngadget日本版の編集長に就任。 その後スマートニュースに転職。国内トップクラスの機械学習を活用したアプリ開発会社においてビジネス開発として活躍。2021年からはフリーランスとして独立、IBM、Google などのオウンドメディアをサポートしている。