10年、ずーっと待ってました
任天堂が新作ゲームソフトを発表する動画「ニンテンドーダイレクト(以下、ニンダイ)」が配信されるたびに、私は「あのう、アレは出ないんでしょうか、アレは……」とソワソワしていました。
私が待ち望むアレとは、本稿の主役『ピクミン4』のことです。
2001年に彗星のごとく現れた名作ゲーム『ピクミン』は、プレイヤーの勇気と知略と統率力、そして罪悪感という名の思いやりが試されるアクションゲーム。「血湧き肉躍る」とはピクミンのための言葉。その最新作であるピクミン4が、出るのか、出るならいつ出るのか、そもそも作っているのか、とにかくずっと知りたかった。
前作『ピクミン3』が発売されたのは2013年でした。もう10年前! そして続編の噂があったりなかったりの期間を経て、数年前にやっと「作ってますよ!」とその存在が明らかになったのです。
それからというものの、ニンダイを視聴する私の目はギラギラと血走ったものに変わりました。でも、いつまでたってもピクミンのピの字も出ない。本当にピクミン4は出るんだろうか、作るのやめちゃってないかな……と、いよいよ弱気になってきたあたりで、2022年9月に突如「来年出ます!」とのアナウンス。世界がカッと明るくなったのを覚えています。
そこからはもうパラダイスですよ。Nintendo Switchの空き容量をチェックし、体調を整え、住まいを快適にし、仕事の調整もやって、ピクミン4が私の手元にやって来るのを待ちました。「発売直後は遊びまくってソファに座りっぱなしだろうから、今のうちに足腰を鍛えておくか」とトレーニングメニューを考えたほど。まさにピクミン・ハイ。
ここまで期待が膨らんでしまうと「期待しすぎてガッカリしないかな?」なんて心配になるものですが、ことピクミンシリーズに関しては信頼しすぎて、もうよくわからない。強いていうなら、私が一番好きな『ピクミン2』を超えてくれるといいなあってニヤニヤするぐらいでしょうか。なにせこっちはピクミン・ハイですからね。
そしてやっと7月21日の0時になりました。ダウンロード版は発売日の0時ごろから遊べるようになります。その日は夕飯もお風呂も早めに済ませて、パジャマ姿で待機。
で、いざやってみると……!
私が待ち望むアレとは、本稿の主役『ピクミン4』のことです。
2001年に彗星のごとく現れた名作ゲーム『ピクミン』は、プレイヤーの勇気と知略と統率力、そして罪悪感という名の思いやりが試されるアクションゲーム。「血湧き肉躍る」とはピクミンのための言葉。その最新作であるピクミン4が、出るのか、出るならいつ出るのか、そもそも作っているのか、とにかくずっと知りたかった。
前作『ピクミン3』が発売されたのは2013年でした。もう10年前! そして続編の噂があったりなかったりの期間を経て、数年前にやっと「作ってますよ!」とその存在が明らかになったのです。
それからというものの、ニンダイを視聴する私の目はギラギラと血走ったものに変わりました。でも、いつまでたってもピクミンのピの字も出ない。本当にピクミン4は出るんだろうか、作るのやめちゃってないかな……と、いよいよ弱気になってきたあたりで、2022年9月に突如「来年出ます!」とのアナウンス。世界がカッと明るくなったのを覚えています。
そこからはもうパラダイスですよ。Nintendo Switchの空き容量をチェックし、体調を整え、住まいを快適にし、仕事の調整もやって、ピクミン4が私の手元にやって来るのを待ちました。「発売直後は遊びまくってソファに座りっぱなしだろうから、今のうちに足腰を鍛えておくか」とトレーニングメニューを考えたほど。まさにピクミン・ハイ。
ここまで期待が膨らんでしまうと「期待しすぎてガッカリしないかな?」なんて心配になるものですが、ことピクミンシリーズに関しては信頼しすぎて、もうよくわからない。強いていうなら、私が一番好きな『ピクミン2』を超えてくれるといいなあってニヤニヤするぐらいでしょうか。なにせこっちはピクミン・ハイですからね。
そしてやっと7月21日の0時になりました。ダウンロード版は発売日の0時ごろから遊べるようになります。その日は夕飯もお風呂も早めに済ませて、パジャマ姿で待機。
で、いざやってみると……!
最初に遭遇するのはいつだって赤ピクミン。ぽかぽかと頭突きする力が強くて耐火性ばつぐん。そして増やしやすい。まさに「ピクミン界の白米」
やっぱり、おもしろかったです。そして我が心のベストゲームのピクミン2を超えました。ゲームシステムも、音楽も、ビジュアルも、胸の高まりも申し分なし。ピクミンと初めて出合う人も楽しめるし、ピクミンを古くからの友達のように思ってきた私も楽しい。そんな極上のゲーム体験をご紹介します。
花森 リド
ライター・コラムニスト
主にゲーム、マンガ、書籍、映画、ガジェットに関する記事をよく書く。講談社「今日のおすすめ」、日経BP「日経トレンディネット」「日経クロステック(xTECH)」、「Engadget 日本版」、「映画秘宝」などで執筆。
X:@LidoHanamori