指につけておくだけで詳細な健康状態をモニタリングできる「Oura Ring」。以前の記事では、スマートリング「Oura Ring 4」を導入し、「睡眠負債10時間」という恐ろしい現実を前に、2週間の「本気の睡眠ハック」に挑んだ顛末をお届けしました。
【関連記事】
・スマートリング「Oura Ring4」日本正式発売で手に入れやすく──実際どうなの?何ができるの? (2025.11.14)
・スマートリング「Oura Ring」の指摘で、睡眠を本気で“ハック”してみた (2025.12.19)
睡眠の質のためにスマホを廊下に置こうとして、愛犬に踏まれるリスクにおびえたり、飲み会があるたびに睡眠スコアを爆下がりさせたりと、試行錯誤しながらも「60点主義」で継続することに着地したあの頃から、早いもので半年が経過。購入当初の「こまめにデータを見て一喜一憂する」フェーズを経て、今では「データをもとに、自然と行動が変わる」フェーズへと突入しています。
今回は、半年使ったからこそ見えてきた「睡眠ハックの後日談」と、長期間のデータ蓄積によって判明した私の「クロノタイプ」、そしてハードウェアのリアルな経年変化についてお届けします。
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今回は、半年使ったからこそ見えてきた「睡眠ハックの後日談」と、長期間のデータ蓄積によって判明した私の「クロノタイプ」、そしてハードウェアのリアルな経年変化についてお届けします。
我慢できてる?「カフェイン制限」のその後
前回の2週間のハックで、個人的に最も効果を感じていたのが「午後からのカフェイン制限」でした。
睡眠のためにはカフェインを控えたほうがいいとはわかっていても、大好きなコーヒーをまったく楽しめないのは辛い。そこで、カフェインの血中濃度が半分になる半減期の長さに着目し、昼間はシャッキリ、夜はカフェインが代謝されてぐっすり眠れるよう、1日のなかでメリハリをつけることに。コーヒーや紅茶など、カフェインを含む飲み物を楽しむのは午後の早めの時間までとし、その後はノンカフェインに切り替える作戦です。私は「コーヒーを飲んでいいのはおやつの時間(15時)まで」と決めました。
このルールは、半年の間にすっかり私の生活になじみました。最初は辛いかも……と思っていたのですが、リングで集めたデータを可視化する「Ouraアプリ」でチェックすると、その日のうちから睡眠の質が目に見えて変化。「深い睡眠」が増え、「覚醒」が減ったのが一目瞭然で、俄然やる気に。次の日の調子も全然違ってきます。
睡眠のためにはカフェインを控えたほうがいいとはわかっていても、大好きなコーヒーをまったく楽しめないのは辛い。そこで、カフェインの血中濃度が半分になる半減期の長さに着目し、昼間はシャッキリ、夜はカフェインが代謝されてぐっすり眠れるよう、1日のなかでメリハリをつけることに。コーヒーや紅茶など、カフェインを含む飲み物を楽しむのは午後の早めの時間までとし、その後はノンカフェインに切り替える作戦です。私は「コーヒーを飲んでいいのはおやつの時間(15時)まで」と決めました。
このルールは、半年の間にすっかり私の生活になじみました。最初は辛いかも……と思っていたのですが、リングで集めたデータを可視化する「Ouraアプリ」でチェックすると、その日のうちから睡眠の質が目に見えて変化。「深い睡眠」が増え、「覚醒」が減ったのが一目瞭然で、俄然やる気に。次の日の調子も全然違ってきます。
寝る前にコーヒーを飲んだ日
カフェイン制限ルールを守った日
「新たな何かを習慣化するときが1番大変」だとよく言われていますが、自分の体感だけでなく、「てきめんに効いた」とデータでわかることも、習慣化のハードルを下げてくれると思います。
現在の夜お茶タイムのお供はルイボスティーや黒豆茶などのノンカフェインのお茶です。カフェでも、今までは迷わずコーヒーを選んでいたけれど、よくよく見ればノンカフェインのおいしいドリンクがたくさんあることに気づけました。友達と夜のお茶を楽しむときも、「コーヒー・紅茶以外」を選ぶように。ノンカフェインのドリンクは味わいがマイルドなものが多いので、お茶請けとして甘いものが欲しくなることが少なくなったのもうれしい副産物でした。寝る直前まで何かを食べていることも減り、それも眠りの質を上げるのに一役買っているようです。
絶対的な睡眠時間は相変わらず短いままなのですが、眠りの質の向上により翌朝の疲労感が明らかに軽く感じられます。「睡眠は長さより質」という言葉を、Oura Ringのデータと自分の体感がバッチリ証明してくれています。
現在の夜お茶タイムのお供はルイボスティーや黒豆茶などのノンカフェインのお茶です。カフェでも、今までは迷わずコーヒーを選んでいたけれど、よくよく見ればノンカフェインのおいしいドリンクがたくさんあることに気づけました。友達と夜のお茶を楽しむときも、「コーヒー・紅茶以外」を選ぶように。ノンカフェインのドリンクは味わいがマイルドなものが多いので、お茶請けとして甘いものが欲しくなることが少なくなったのもうれしい副産物でした。寝る直前まで何かを食べていることも減り、それも眠りの質を上げるのに一役買っているようです。
絶対的な睡眠時間は相変わらず短いままなのですが、眠りの質の向上により翌朝の疲労感が明らかに軽く感じられます。「睡眠は長さより質」という言葉を、Oura Ringのデータと自分の体感がバッチリ証明してくれています。
クロノタイプとリベンジ夜ふかし
Oura Ringを毎日装着して一定以上の期間が経つと、睡眠の健康やストレス、心血管年齢といった「長期的な健康の指針」が確認できるようになります。
長く着けたからこそのデータ
中でも興味深いのは90日以上のデータが蓄積されると表示される、自分の「クロノタイプ」です。
クロノタイプに従うのが理想だけれど……
クロノタイプとは「体内時計の遺伝的な個性」のようなもの。人間には「サーカディアン(概日)リズム」と呼ばれる約24時間周期の体内時計がありますが、その時計の標準時間がどこにセットされているかを示すものです。自分のクロノタイプに沿った生活をすることで、全身状態にプラスの影響を与えられるそう。そしてOura Ringによれば、私のクロノタイプは「夕方型」とのこと。
予想通り朝は苦手
これに従い、Oura Ringが就寝時間のアラートを出してくるのですが、面白いのはそのアラートが私の「そろそろ寝るべき?」という感覚よりも結構遅いことです。
日付が変わってから寝てもいいの?という驚き
働いていればそんなに早い時間に寝ることはできないし、社会人の実生活に合わせたサイクルになっているのかな?と思っていました。
しかし、Oura Ringユーザーの友人は「昼前型」で、一緒に飲んでいても22時くらいになると「通知が来たからそろそろ寝なきゃ(笑)」と言うし、また別の知人は「朝方」で、最適な就寝時間は22時半、日によっては20時台に就寝アラートが届くそう。本当に人によって「最適な就寝時間」は違うこと、そして私のOura Ringは、別に私の考える「社会人の生活リズム」に忖度しているわけではないということがわかりました。
前回の睡眠ハックで「23時に寝よう!」と決めて四苦八苦しましたが、単に私が「夜ふかしが好き」というだけでなく、クロノタイプに従わない生活リズムに合わせるのは負担が大きいということなのかもしれません。世間の「早寝早起き」の理想像に縛られず、私の生体リズムに合わせたリアルな時間を提示してくれているように思います。
実のところ、私は1日のなかで「今日はやりきった」という充実感が得られないと、その代償を求めるようにダラダラと夜ふかしをしてしまうタイプ。そのことも、23時に寝るのがキツかった理由の1つです。それなら、「深い睡眠によって昼間のパフォーマンスと充実感が上がれば、結果的に満足して自然と早寝ができるポジティブなループに入るのではないか?」という仮説を立てることもできます。とはいえ、私の場合はクロノタイプに従うと睡眠負債が増えてしまう生活サイクルなので、ここはすり合わせていけたらいいな……と考えています。
しかし、Oura Ringユーザーの友人は「昼前型」で、一緒に飲んでいても22時くらいになると「通知が来たからそろそろ寝なきゃ(笑)」と言うし、また別の知人は「朝方」で、最適な就寝時間は22時半、日によっては20時台に就寝アラートが届くそう。本当に人によって「最適な就寝時間」は違うこと、そして私のOura Ringは、別に私の考える「社会人の生活リズム」に忖度しているわけではないということがわかりました。
前回の睡眠ハックで「23時に寝よう!」と決めて四苦八苦しましたが、単に私が「夜ふかしが好き」というだけでなく、クロノタイプに従わない生活リズムに合わせるのは負担が大きいということなのかもしれません。世間の「早寝早起き」の理想像に縛られず、私の生体リズムに合わせたリアルな時間を提示してくれているように思います。
実のところ、私は1日のなかで「今日はやりきった」という充実感が得られないと、その代償を求めるようにダラダラと夜ふかしをしてしまうタイプ。そのことも、23時に寝るのがキツかった理由の1つです。それなら、「深い睡眠によって昼間のパフォーマンスと充実感が上がれば、結果的に満足して自然と早寝ができるポジティブなループに入るのではないか?」という仮説を立てることもできます。とはいえ、私の場合はクロノタイプに従うと睡眠負債が増えてしまう生活サイクルなので、ここはすり合わせていけたらいいな……と考えています。

中野 亜希
ライター・コラムニスト
大学卒業後、ブログをきっかけにライターに。会社員として勤務する傍らブックレビューや美容コラム、各種ガジェットに関する記事執筆は2000本以上。趣味は読書、料理、美容、写真撮影など。
X:@752019













