エアコンを付けたいけど、「壁に穴を開けられない」「賃貸で室外機を設置する場所がない」……そんな悩みを抱える人でも、比較的手軽に導入しやすいのが窓用エアコンです。
壁掛けエアコンほどのパワーや静かさはないものの、工事不要で部屋全体を冷やせる数少ない選択肢として根強い人気があります。特に賃貸住宅、子ども部屋、書斎、寝室、セカンドルームなどで導入を検討する人が多い製品です。
今回は、家電エバンジェリストとして執筆のほかテレビなどにも出演する筆者が、専門家の視点から、窓用エアコンの仕組み、他方式との違い、購入前に確認すべきポイントを分かりやすく整理し、おすすめ5製品を紹介します。
壁掛けエアコンほどのパワーや静かさはないものの、工事不要で部屋全体を冷やせる数少ない選択肢として根強い人気があります。特に賃貸住宅、子ども部屋、書斎、寝室、セカンドルームなどで導入を検討する人が多い製品です。
今回は、家電エバンジェリストとして執筆のほかテレビなどにも出演する筆者が、専門家の視点から、窓用エアコンの仕組み、他方式との違い、購入前に確認すべきポイントを分かりやすく整理し、おすすめ5製品を紹介します。
窓用エアコンとは?どんなところがいいの?
窓用エアコンは、室内機と室外機が1台にまとまった一体型エアコンです。一般的な壁掛けエアコンのように、室内機と室外機が分かれていない点が最大の特徴です。冷房専用モデルが多いですが、一部、冷暖房モデルもあります。
本体を窓に取り付け、室内から空気を吸い込んで冷やし、屋外となる背面から排熱します。つまり、窓を利用して「室内」と「屋外」を1台でまたぐように設置するイメージです。
本体を窓に取り付け、室内から空気を吸い込んで冷やし、屋外となる背面から排熱します。つまり、窓を利用して「室内」と「屋外」を1台でまたぐように設置するイメージです。
窓用エアコンの主な特徴
・壁への穴あけが不要
・室外機の設置スペースが不要
・付属の取付枠を窓レールにネジ留めするだけで設置できる
・基本的にDIYで取り付けが完結
・退去時も取り外しやすく、原状回復しやすい
・引っ越し先にも手軽に持っていける
賃貸住宅では大がかりな工事ができない、設備に手を加えられないという制約がつきものですが、窓用エアコンはそうした条件の中でも導入しやすいのが魅力です。ネジ留めは必要ですが、一般的には大規模な施工ではなく、退去時の対応もしやすい部類に入ります。取り付け、取り外しがしやすいため、引っ越しが多い人にも向いています。
部屋を冷やす手段としてよく比較されるのが、壁掛けエアコン、窓用エアコン、スポットクーラーの3つです。それぞれの違いを理解すると、窓用エアコンの立ち位置がはっきり見えてきます。
・室外機の設置スペースが不要
・付属の取付枠を窓レールにネジ留めするだけで設置できる
・基本的にDIYで取り付けが完結
・退去時も取り外しやすく、原状回復しやすい
・引っ越し先にも手軽に持っていける
賃貸住宅では大がかりな工事ができない、設備に手を加えられないという制約がつきものですが、窓用エアコンはそうした条件の中でも導入しやすいのが魅力です。ネジ留めは必要ですが、一般的には大規模な施工ではなく、退去時の対応もしやすい部類に入ります。取り付け、取り外しがしやすいため、引っ越しが多い人にも向いています。
部屋を冷やす手段としてよく比較されるのが、壁掛けエアコン、窓用エアコン、スポットクーラーの3つです。それぞれの違いを理解すると、窓用エアコンの立ち位置がはっきり見えてきます。
窓用エアコンはどんな人に向いている?
快適性・静音性・省エネ性の総合力で優れるのは壁掛けエアコンです。しかし現実には、「壁に穴を開けられない」「室外機を置けない」という住環境の制約がある場合があります。そのような条件下で、部屋全体を冷やす現実的で合理的な選択肢になるのが窓用エアコンです。
一方、スポットクーラーは「自分の周辺だけを涼しくする」用途には便利ですが、部屋全体をしっかり冷やしたい人には不向きです。
つまり、
・工事できるなら壁掛けエアコン
・工事できないが部屋全体を冷やしたい人、引っ越しが多い人なら窓用エアコン
・局所冷房でいい、もしくはキッチンなどの熱のこもりやすいスペースを局所的に冷やしたいならスポットクーラー
という整理がもっとも分かりやすいでしょう。
一方、スポットクーラーは「自分の周辺だけを涼しくする」用途には便利ですが、部屋全体をしっかり冷やしたい人には不向きです。
つまり、
・工事できるなら壁掛けエアコン
・工事できないが部屋全体を冷やしたい人、引っ越しが多い人なら窓用エアコン
・局所冷房でいい、もしくはキッチンなどの熱のこもりやすいスペースを局所的に冷やしたいならスポットクーラー
という整理がもっとも分かりやすいでしょう。
購入前にチェックすべき5つのポイント
窓用エアコンは「買えばどの窓にも付く」わけではありません。設置条件や使い勝手を見落とすと、購入後に後悔しやすい家電です。ここでは、事前に確認したい5つのポイントを紹介します。
窓の形状とサイズ
まず最重要なのが取り付けできる窓かどうかです。窓用エアコンが基本的に対応するのは、引き違い窓(左右にスライドする窓)です。開き窓や滑り出し窓、特殊形状の窓は取り付けできないケースがあります。
確認すべきなのは次の2点です。
・窓の種類
・窓の開口高さ
一般的には高さ77~140cm程度の窓に対応するモデルが多いですが、機種によって差があります。窓の内側に取付枠を設置するので、窓が高すぎる場合は、別売りの延長枠などが必要になることもあります。購入前に、メーカーの適合寸法を確認し、自宅の窓を実測しておくことが必須です。
確認すべきなのは次の2点です。
・窓の種類
・窓の開口高さ
一般的には高さ77~140cm程度の窓に対応するモデルが多いですが、機種によって差があります。窓の内側に取付枠を設置するので、窓が高すぎる場合は、別売りの延長枠などが必要になることもあります。購入前に、メーカーの適合寸法を確認し、自宅の窓を実測しておくことが必須です。
冷房能力と対応畳数
窓用エアコンは、主に4~8畳向けが中心です。ただし、同じ機種でも木造住宅と鉄筋住宅で適用畳数が異なるため、スペック表の見方が重要です。
とある窓用エアコンの適用畳数が例えば
・木造:4.5~5畳
・鉄筋:7~8畳
となっている場合、自分の住宅に合った畳数で選んでください。
この数値の違いは、住宅の断熱性能の違いによるものです。また近年は猛暑日が増えているため、真夏の35℃超が続く地域では、表示の適用畳数ぴったりよりも1~2畳余裕を持って選ぶのがおすすめです。西日が強い部屋、最上階、築年数が大きいなどの理由で断熱性が低い部屋では、さらに余裕を見た方が失敗しにくくなります。
とある窓用エアコンの適用畳数が例えば
・木造:4.5~5畳
・鉄筋:7~8畳
となっている場合、自分の住宅に合った畳数で選んでください。
この数値の違いは、住宅の断熱性能の違いによるものです。また近年は猛暑日が増えているため、真夏の35℃超が続く地域では、表示の適用畳数ぴったりよりも1~2畳余裕を持って選ぶのがおすすめです。西日が強い部屋、最上階、築年数が大きいなどの理由で断熱性が低い部屋では、さらに余裕を見た方が失敗しにくくなります。
消費電力と電気代
窓用エアコンは、壁掛けエアコンに比べて省エネ性は低いです。壁掛けエアコンの場合、適用畳数6畳(冷房能力2.2kW)から10畳(2.8kW)まで、APF(通年エネルギー消費効率……数値が高いほど省エネ性能が高い)は低価格モデルでも5.8以上がほとんどです。一方、窓用エアコンはAPFが2.4~2.8程度と、壁掛けエアコンの半分も満たしません。
窓用エアコンの消費電力は、400~700W程度が主流です。使い方や気温条件にもよりますが、1日8時間を30日使用して月3000~5000円程度が目安になります。
省エネ性を重視するなら、インバーター搭載モデルは有力候補です。価格はやや高めですが、出力を細かく調整できるため、定常運転時の無駄を抑えやすく、長期的には電気代の節約につながる可能性があります。
窓用エアコンの消費電力は、400~700W程度が主流です。使い方や気温条件にもよりますが、1日8時間を30日使用して月3000~5000円程度が目安になります。
省エネ性を重視するなら、インバーター搭載モデルは有力候補です。価格はやや高めですが、出力を細かく調整できるため、定常運転時の無駄を抑えやすく、長期的には電気代の節約につながる可能性があります。

安蔵 靖志
Techジャーナリスト/家電エバンジェリスト
家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)、スマートマスター。AllAbout デジタル・家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」にレギュラー出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの商品リサーチ・構成にも携わっている。














