我々の暮らしにさまざまな変化をもたらしたインターネット。子育てにも同様の変化があるはずだが、実際にはYouTubeを見せているといった話が多く、インターネットらしさを活かした子育て術はあまり見えてこない印象がある。本連載では、各界で活躍される“インターネット世代”の方々ならではの、バラエティに富んだ数々の子育て術をお伝えする。
第1回はクックパッド広報の牛山マーティンさん。43歳です。
──クックパッド広報部 牛山マーティンさん プロフィール
ドイツ生まれ。長野育ち、東京在住。
妻と今年8歳、5歳になる兄弟がいる4人家族。
趣味は料理、家庭菜園、ビオトープ。
特に家庭菜園は今年から区民農園を借りてけっこう本気でやってます。
第1回はクックパッド広報の牛山マーティンさん。43歳です。
──クックパッド広報部 牛山マーティンさん プロフィール
ドイツ生まれ。長野育ち、東京在住。
妻と今年8歳、5歳になる兄弟がいる4人家族。
趣味は料理、家庭菜園、ビオトープ。
特に家庭菜園は今年から区民農園を借りてけっこう本気でやってます。
僕とインターネットとの出会い
インターネットとの出会いは、1997年くらいでしょうか。一般に出始めた頃からインターネットには触れてきました(編集部注:インターネット接続環境は1995年「Windows 95」の発売を機に一般家庭にも広がり始めた)。
当時はSNSもなければ巨大掲示板の「2ちゃんねる」もない時代で、コミュニティといえばSo-netなどプロバイダの掲示板が主流という時代。ピンクのテディベア「モモ」がメールを運ぶ電子メールソフト「ポストペット」がはやってました。
僕は「ゆめみ亭」というチャットポータルサイトに出会い、テレホタイム(NTT東西が提供する電話料金定額オプションサービス「テレホーダイ」が適用される23時〜翌8時の時間帯)によく入り浸っていました。そこで知り合った人達とオフ会したり。今でも繋がっている人もいます。
当時は専門学校で建築デザインの勉強をしていましたが、インターネットに触れた影響もありウェブデザインを独学で学び、フリーランスを経てウェブデザイナーになりました。
インターネットをやっていなかったら、全然違う仕事に就いていたと思います。人も、情報も、貴重な出会いがインターネットには本当にたくさんありました。
当時はSNSもなければ巨大掲示板の「2ちゃんねる」もない時代で、コミュニティといえばSo-netなどプロバイダの掲示板が主流という時代。ピンクのテディベア「モモ」がメールを運ぶ電子メールソフト「ポストペット」がはやってました。
僕は「ゆめみ亭」というチャットポータルサイトに出会い、テレホタイム(NTT東西が提供する電話料金定額オプションサービス「テレホーダイ」が適用される23時〜翌8時の時間帯)によく入り浸っていました。そこで知り合った人達とオフ会したり。今でも繋がっている人もいます。
当時は専門学校で建築デザインの勉強をしていましたが、インターネットに触れた影響もありウェブデザインを独学で学び、フリーランスを経てウェブデザイナーになりました。
インターネットをやっていなかったら、全然違う仕事に就いていたと思います。人も、情報も、貴重な出会いがインターネットには本当にたくさんありました。
子どもには「食べること」を楽しんでもらいたい
我が家には今年5歳、8歳になる男子ふたりがいて、元気いっぱいで騒がしい毎日を過ごしています。育児の方針としては、礼儀や人として大切なことはちゃんと伝えるようにしつつ、本人がやりたいことを叶えてあげるようにしています。めちゃくちゃ教育熱心な家庭ではないと思っています。
私が特に意識しているのは「食べること」を楽しんでもらうこと。子どもたちには食を楽しんでもらうためにいくつか意識してやっていることがあります。
・「今日何食べたい?」
食べることについて楽しむためには、食に興味を持ってもらう必要があります。
僕はよく「今日何食べたい?」と聞くようにして、なるべく叶えるようにしています。自分の考えが採用されると本人も嬉しいし、ちゃんと食べてくれます。何より意思をもって食にかかわる訓練になるんです。
・魚をさばいて見せる
本来の魚を知らなくて「切り身の姿で泳いでいると思ってた」なんてウソみたいな話がありますけど、うちではよく丸魚のまま買ってきて、さばく前に見せるようにしています。「はい今日の魚はイサキでーす」って見せて、さばいた後に「はい、イサキさん、こうなりました」って両方ちゃんと見せるようにしてます。そうやって、元の姿とさばいた後の姿、そして調理した後の姿を見せることで、生き物を食べている感覚を覚えてほしいんです。
・多様な食べ物をつくり、食べさせる
僕の趣味でいろんな国の料理を自宅でつくります。最近ではインド料理やトルコ料理など、普通の家庭ではあまり登場しない料理も子どもたちが食べられる味付けにアレンジしてつくったりしています。
「おいしい」と食べてくれることもあるし、「ちょっと苦手」って一口しか食べないこともあるけど、一口だけでも経験するのが大事だと思っています。小さい頃からさまざまな地域の料理を食べることで、世界に興味を持つきっかけにしてほしいですね。
一方で我が家では和食率も高いので、いろんな味を経験しつつも、素材の味を活かす日本的なおいしさも感じられる味覚を備えてほしいです。
私が特に意識しているのは「食べること」を楽しんでもらうこと。子どもたちには食を楽しんでもらうためにいくつか意識してやっていることがあります。
・「今日何食べたい?」
食べることについて楽しむためには、食に興味を持ってもらう必要があります。
僕はよく「今日何食べたい?」と聞くようにして、なるべく叶えるようにしています。自分の考えが採用されると本人も嬉しいし、ちゃんと食べてくれます。何より意思をもって食にかかわる訓練になるんです。
・魚をさばいて見せる
本来の魚を知らなくて「切り身の姿で泳いでいると思ってた」なんてウソみたいな話がありますけど、うちではよく丸魚のまま買ってきて、さばく前に見せるようにしています。「はい今日の魚はイサキでーす」って見せて、さばいた後に「はい、イサキさん、こうなりました」って両方ちゃんと見せるようにしてます。そうやって、元の姿とさばいた後の姿、そして調理した後の姿を見せることで、生き物を食べている感覚を覚えてほしいんです。
・多様な食べ物をつくり、食べさせる
僕の趣味でいろんな国の料理を自宅でつくります。最近ではインド料理やトルコ料理など、普通の家庭ではあまり登場しない料理も子どもたちが食べられる味付けにアレンジしてつくったりしています。
「おいしい」と食べてくれることもあるし、「ちょっと苦手」って一口しか食べないこともあるけど、一口だけでも経験するのが大事だと思っています。小さい頃からさまざまな地域の料理を食べることで、世界に興味を持つきっかけにしてほしいですね。
一方で我が家では和食率も高いので、いろんな味を経験しつつも、素材の味を活かす日本的なおいしさも感じられる味覚を備えてほしいです。
僕がシャリを用意して長男が握った寿司
・一緒につくる
長男は5歳くらいになる頃から、たまに一緒に料理をしています。彼が「今日は料理したい」と言った日にやることが多いです。1品作ってもらう感じで、私は横でサポートしてます。サラダを作ることが多く、どんな野菜を使うか、どんな味付けにするか、ドレッシングを作るところから1人でやっています。
その過程で、ドレッシングの作り方を教えたり、オリーブオイルをごま油に変えるアレンジを伝えてみたり、僕は横からアイデアトスしつつ、長男が自分で作っています。
長男は5歳くらいになる頃から、たまに一緒に料理をしています。彼が「今日は料理したい」と言った日にやることが多いです。1品作ってもらう感じで、私は横でサポートしてます。サラダを作ることが多く、どんな野菜を使うか、どんな味付けにするか、ドレッシングを作るところから1人でやっています。
その過程で、ドレッシングの作り方を教えたり、オリーブオイルをごま油に変えるアレンジを伝えてみたり、僕は横からアイデアトスしつつ、長男が自分で作っています。
子どもが創作したピザ感のまるでない「ピザクレート」
また、子どもが会話のなかで創作した料理をレシピとしてクックパッドに投稿したこともあります。
i4U編集部
i4U(アイ・フォー・ユー)は、新しい「情報」と「感動」と「笑顔」をお届けする、GMOインターネットグループのオウンドメディアです。有名メディアでの執筆・編集経験者による記事をお楽しみください。