小中学校の児童や生徒に1人1台の端末を提供し、高速大容量の通信ネットワークとともに教育環境のオンライン化やDX（デジタル・トランスフォーメーション）を進める文部科学省のICT教育施策「GIGAスクール構想」がいよいよスタートし、2021年3月末時点でおおよそ全国の公立小中学校へ1人1台の端末整備が行われました。
しかし、同時に大きな課題も明らかになってきました。この「GIGAスクール構想」はオンラインでの端末利用を前提としていますが、昨今のテレワークやオンライン授業への移行、動画コンテンツなどのサブスクリプションサービスの拡大などにより、日本国内のデータ通信量が増大し続けています。そのため、サービスによっては通信品質の劣化が生じやすい状況になっているのです。
しかし、同時に大きな課題も明らかになってきました。この「GIGAスクール構想」はオンラインでの端末利用を前提としていますが、昨今のテレワークやオンライン授業への移行、動画コンテンツなどのサブスクリプションサービスの拡大などにより、日本国内のデータ通信量が増大し続けています。そのため、サービスによっては通信品質の劣化が生じやすい状況になっているのです。
国内のデータ通信量は増加の一途をたどり、コロナ禍も重なって日中の通信量も増加している
教育機関においても、コロナ禍を受けてオンライン授業やオンラインコンテンツを用いた授業への移行が進んでおり、日中のデータ通信量は増大傾向にあります。ICT教育を積極的に推進している教育機関においては、一般的な学校に比べて、日中のデータ通信量が70倍近くに増大しているという例があることも分かっています（※）。
※GMOインターネットによる、スーパーサイエンスハイスクールである山形県立東桜学館での先行導入時の計測結果
GMO光アクセス for Educationの特徴
こうした中で導入が進んでいるのが、GMOインターネットが提供するGIGAスクール対応教育機関専用のインターネット回線サービス「GMO光アクセス for Education」です。すでに東京都あきる野市、愛知県蒲郡市、東京都狛江市、神奈川県寒川町、神奈川県茅ケ崎市、山形県東根市、神奈川県藤沢市などが導入しており、2021年9月1日時点で導入小中学校が全国670校を突破しました。
「GMO光アクセス for Education」の大きな特徴は、通信の劣化を極力低減していることと、学校の規模や稼働状況に合わせたプラン構成や、授業形態に合わせたネットワーク構成が可能なことなどにあります。
●教育機関と他のトラフィックを論理的に分離
●教育機関と他のトラフィックを論理的に分離
動画視聴やテレワークなどによって昼夜問わず混雑する傾向にある個人や法人利用のトラフィックと、教育機関のトラフィックを論理的に分離することで、学校への影響を極力低減します。
●学校の規模や稼働状況に合わせた段階的なプラン構成が可能
●学校の規模や稼働状況に合わせた段階的なプラン構成が可能
本格的にICT教育を授業に組み込んでいくと、「端末台数×稼働率×授業数」という形で通信量が増えていきます。通信量の増大に伴って通信品質が劣化するのを極力低減するために、現時点の利用実態や、今後のスケジュールに沿った学校ごとのプランニングを行います。
●授業形態に合わせたネットワーク構成
授業で利用するアプリケーションやソフトウェアによって、必要とされるネットワークセッション数は大きく異なりす。そこで回線に加えて組み合わせるルーターを学校ごとに選定し、学校の最大稼働数と授業形態に沿ったネットワーク構成を提案しています。
●今後もICT活用の加速へ貢献
GMOインターネットでは「GMO光アクセス for Education」をはじめとして学校に最適なインターネット回線を提供していくだけでなく、学校教育にかかるインフラ面のクラウド化やDXのサポートも視野に入れており、今後もGIGAスクール構想の推進と学校教育のICT活用加速へ貢献していく予定だとしています。
●授業形態に合わせたネットワーク構成
授業で利用するアプリケーションやソフトウェアによって、必要とされるネットワークセッション数は大きく異なりす。そこで回線に加えて組み合わせるルーターを学校ごとに選定し、学校の最大稼働数と授業形態に沿ったネットワーク構成を提案しています。
●今後もICT活用の加速へ貢献
GMOインターネットでは「GMO光アクセス for Education」をはじめとして学校に最適なインターネット回線を提供していくだけでなく、学校教育にかかるインフラ面のクラウド化やDXのサポートも視野に入れており、今後もGIGAスクール構想の推進と学校教育のICT活用加速へ貢献していく予定だとしています。
安蔵 靖志
Techジャーナリスト／家電エバンジェリスト
家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー（プラチナグレード）、スマートマスター。AllAbout デジタル・家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ～ンの家電ソムリエ」にレギュラー出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの商品リサーチ・構成にも携わっている。
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