最新子どもの習い事事情。幼児期は水泳やピアノ、小学生では水泳や学習塾、ピアノが人気!

「子どもの習い事っていつから始めればいいの?」「習わせて良かった習い事を知りたい」など、子育てをしている上で気になるのが、「いつ」「何を」習わせればいいか、習わせなくてもいいのか……ではないでしょうか。

親であれば子どもの成長に応じてどんな習い事をさせるべきか、させるべきではゃないのかなど、気になることがたくさんあります。また、実際に習い始めたり検討するとなると、分からないことも多いことでしょう。

そこでGMOリサーチが運営する会員登録数約70万人のアンケートサイト「infoQ」では、子どもの習い事について全国の「習い事をしている(いた)18歳以下の子どもがいる方」2000人を対象としたアンケートを実施しました。

そのアンケートをもとに、この記事では、

・子どもの年齢に伴う習い事の変化(オンライン/オフライン 別)
・人気の習い事のメリットやデメリット
・親と子の習い事に対する意識の違い


を分析・解説していきます。子どもが大きくなった時のために今から習い事を考えておきたい方や、友人が子どもに習い事をさせていると聞いて不安になってきた方も、この記事を参考に習い事を考えてみてはいかがでしょうか。

0~2歳で、すでに約半数が何らかの習い事を行っている!

【Q1】子どもが0~2歳の間オフラインで行っている(いた)人気の習い事

子どもが0~2歳の時点では「習っていない」が51.8%と最も多くなっています。反対に、約半数は0~2歳の時からすでに何らかの習い事を始めているともいえます。

「子どもが0~2歳の間オフラインで行っている(いた)人気の習い事」調査結果

習い事の種類別で見ていくと、「スイミング・水泳」が15.3%で、最も人気です。0~2歳ということもあり、体への負担を抑えながら運動できることなどから選ばれているのではないでしょうか。

「幼児教育」9.0%や「リトミック」7.5%といった、幼児を対象とした習い事も上位にきています。幼児を対象としていることで、安心して始められるというのも人気の理由でしょう。

なお、リトミックとは音楽を使った教育法のことで、音楽に合わせて歌ったり、楽器を使ったりして体を動かすことでリズム感や表現力を養うことができるという、幼児を対象とした習い事です。具体的な内容は、子どもの年齢に応じて変化していきます。

3~6歳では「スイミング」が31.3%と、「習っていない」の20.7%を超える結果に!

【Q2】子どもが3~6歳の間オフラインで行っている(いた)人気の習い事

子どもが3~6歳の間の習い事では「スイミング」が31.3%となっており、「習っていない」の20.7%を上回っています。

「子どもが3~6歳の間オフラインで行っている(いた)人気の習い事」調査結果

なお、何らかの習い事をしている子どもの割合は79.3%で、0~2歳時の48.2%から31.1ポイント上昇しています。年齢とともに習い事をしている割合が大きく増えたことが分かります。

習い事の種類を見ていくと、3~6歳では「ピアノ」「運動・体操」「サッカー」といった習い事の順位が上昇しています。0~2歳時と比較してみると「ピアノ」が5.7%から17.3%、「運動・体操」が4.5%から11.2%へと、それぞれ2倍以上に増加しています。

3~6歳という年齢ではまだ「将来のための勉強」というよりは、これらは体や手を使うことで体の発育を促したいと考える親や、子どものやりたいことを優先させたいと考える親が多いのかもしれません。

0~2歳時と比較して3倍以上の増加が見られた「ピアノ」ですが、子どものころに習っておくことで音楽的感覚を養う、楽譜が読めるようになる、音楽を好きになるといった効果の他にも、ピアノによって脳を刺激することで、論理性や創造性の発育にも効果が期待できると言われています。

また、ピアノは指で押さえるだけで音が出るので、他の楽器よりも始めるハードルが低いことも、習わせる方が多い要因になっているでしょう。

7~12歳では「学習塾」23.2%、「英語・英会話」19.0%など勉強系の習い事が増加

【Q3】子どもが7~12歳の間オフラインで行っている(いた)人気の習い事

子どもが小学生の年齢になると「習っていない」はわずか6.5%になり、何らかの習い事をしている子どもの割合は93.5%と、3~6歳時の79.3%からさらに14.2ポイント上昇しています。7~12歳時には、ほとんどの子どもが何らかの習い事をしたことがあると言えます。

「子どもが7~12歳の間オフラインで行っている(いた)人気の習い事」調査結果

7~12歳では「学習塾」が23.2%、「英語・英会話」が19.0%で、勉強系の習い事が3~6歳時と比べ増加しています。特に学習塾が15.4ポイントと大きく増えています。小学生ということで受験を行う子どもは一定数にとどまりますが、先々のことを考えて早めにこれら勉強系の習い事をスタートさせておきたい方が多いのかもしれません。

ここまで全ての年齢を通じて特徴的なのは、どの年齢でも「スイミング・水泳」が非常に人気ということです。その魅力として、体が未発達な子どもにとって負荷が少なく運動ができる、泳げるようになる、学校で水泳をする時に困らないといったことがあります。さらに、水を全身で感じながら体をコントロールすることで脳を刺激する効果があるとも言われています。

オンラインでの習い事は少数ながら、「通信教育」など年齢とともに増加傾向

【Q4】子どもが0~12歳の間オンラインで行っている(いた)人気の習い事

オンラインで行う習い事を各年齢を比較しながら見ていきたいと思います。オンラインでの習い事は、どの年齢でも「習っていない」が非常に多くなっています。特に子どもが小さいと、習い事に集中できる環境を自宅に作ることは大変なので、オンラインよりもオフラインで直接習う方がいいと考えている方が多いのかもしれません。

「子どもが0~12歳の間オンラインで行っている(いた)人気の習い事」調査結果

そんな中でも、年齢が上がるごとにオンラインでの習い事の増加傾向が見られ、7~12歳では「習っていない」が74.6%に下がっています。習い事の種類で見ると、「通信教育」が9.1%、「英語・英会話」が6.8%と比較的高くなっています。これらはオンラインで習いやすいことが、他の習い事よりも多くなっている要因ではないでしょうか。

ここで、オンラインでの習い事の特徴を見ていきたいと思います。良い点として「送り迎えの時間・コストがかからない」「親、子どもともに人間関係に悩まされにくい」「感染症のリスクがない」などが挙げられます。

一方、悪い点としては「特に子どもが小さければ習い事に集中できない」「対面でのコミュニケーションから得られる経験が得られない」「人間関係の形成、集団行動を学ぶことが難しい」といったことが挙げられるでしょう。

人気の習い事のメリット・デメリットとは?

実際に子どもに習い事を経験させた方にそれぞれのメリット・デメリットを回答してもらいました。ここまで見てきた各年齢で人気の高い習い事をピックアップして、生の声を掲載していきます。

●スイミング
【メリット】

・小さいころから喘息気味だったが水泳を習ってから肺が強くなったと思う (0~2歳)
・子どもの頃に体験しておかないと大人になってから体得できない (0~2歳)
・学校に行き始めてから、スイミングで苦労することがなかった (3~6歳)
・水が怖くなくなった (3~6歳)
【デメリット】
・感染症が心配 (0~2歳)
・着替えが一人で出来ないので手伝うのが大変 (0~2歳)
・並んで順番を待つ時間があった。待ち時間が多いのはもったいないと感じた (7~12歳)

●ピアノ
【メリット】

・音楽が好きになった (0~2歳)
・手先が器用になる (3~6歳)
・日々の練習成果をたくさんの人の前で披露することで達成感を得られる (3~6歳)
・集中力がついた (7~12歳)
【デメリット】
・月謝が高い (7~12歳)

●英会話
【メリット】

・他の国の文化も知ることができる (0~2歳)
・積極的に発言する練習になった (3~6歳)
・外国語に無理なく触れることで苦手意識が芽生えにくい (3~6歳)
・英検対策もやってくれるので英検に受かることができた (7~12歳)
【デメリット】
・授業料が高くコスパが悪いと感じる (7~12歳)

●幼児教室
【メリット】

・小さいうちから数字や平仮名に触れてきたおかげで、何をするにも落ち着きがなかった子に集中力が付いてきた (0~2歳)
・家庭外でいろんなことに触れさせてもらえる (0~2歳)
・習っていたことで小学校にあがってからの学習習慣が自然に身についた (3~6歳)
・年齢に応じた知育方法が学べて、家での学習の参考となる (3~6歳)
【デメリット】
・2歳から先生と子ども達だけで学ぶシステムになっているが、それは少し、我が子には早かったかもしれない (0~2歳)
・幼児教育を受けたからといって、すぐに効果を感じることができなかった (3~6歳)

子どもが大きくなるにつれて習い事の費用が増加!

【Q5】0~12歳の子ども1人当たりの習い事にかける費用(月額)

習い事にかける費用を年齢別に見てみると、0~2歳では「5000円未満」が最も多くなっており、3~6歳では「5000円~1万円」、7~12歳では5000円~2万円あたりが最も多くなっています。このように子どもが大きくなるにつれて、習い事にかける費用が増加していることが分かります。

「 0~12歳の子ども1人当たりの習い事にかける費用(月額)」調査結果

2万円以上で見てみると、0~2歳では計7.4%ですが、7~12歳になると計21.8%と約3倍に上昇しています。こちらを見ても、子どもの年齢とともに習い事の費用が増えている様子が見られます。

費用がかかる習い事の特徴としては、「楽器が必要」など使う道具に費用がかかる、「定期的な発表会」などの行事がある、実績のある先生に専門的なことを教えてもらう、といったことが挙げられます。

習い事の数は1つが約半数 3つまでを合わせると96.6%!

【Q6.】子ども1人あたりの習い事の数

子ども1人あたりの習い事の数では「1つ」という回答が約半数をを占めており、最も多くなっています。次いで「2つ」が34.1%という結果であり、子どもの習い事は1つか2つにしている方が多いようです。さらに、3つまでを合わせると96.6%となっており、4つ以上は極めて少数だということが分かります。

「子ども1人あたりの習い事の数」調査結果

子どもにとって習い事は、ストレスの原因にもなり得ます。子どもは精神的にも発達途上なので、ストレスをかけ過ぎないようにしなければなりません。その習い事が好きではない、他の子よりうまくできない、他の子どもとの関係、先生との関係、さまざまな要因が子どものストレスになる可能性があります。

しかし、学校以外の人間関係がストレス発散の場になっていることもありますので、子どもの様子に注意しながら習わせてあげるといいでしょう。

親は「英語・英会話」「学習塾」などに前向きな一方、子どもは「特にない」が57.2%で温度差

【Q7】親・子どもが希望する人気の習い事

習い事に関して、親と子どもの希望を比較しています。グラフでは人気のある習い事をピックアップしていますが、総じて親は子どもよりも習い事に対して意欲が強いことが分かります。希望する習い事が「特にない」では、親の28.9%に対し子どもは57.2%と大きな意欲の差が見られます。

「親・子どもが希望する人気の習い事」調査結果

「英語・英会話」「習字・書道」「そろばん」などの勉強系の習い事に関して、特に強い意識のズレが見られます。これらの習い事を「将来のためにやっておいた方がいい」と考える親と、「学校以外でも勉強するのはイヤ」と思う子どもで差が出ていると思われます。子どもの意欲が低い状態で習い事をさせても効果が得にくいとも考えられますので、悩ましいところです。子どもの様子を見つつ、習い事をするか判断する必要があるでしょう。

習い事をやめた理由は「スケジュールが合わなくなった」が25.7%で最多に

【Q8】子どもが習い事をやめた理由

子どもが習い事をやめた理由を複数回答で聞いた結果、「スケジュールが合わなくなった」が25.7%で最も多くなっています。習い事を続ける際には、時間的な要因が問題になることが多いようです。

「子どもが習い事をやめた理由」調査結果

「子どもが辞めたいと言ってきた」(24.9%)、「子どもの意欲が低下した」(21.1%)も多くなっています。これらの理由にはさまざまな原因があると思いますが、習い事の話を積極的に聞いてあげるなど、子どもの変化に注意しておくのがいいでしょう。

「他にやりたい習い事があった」の回答が15.6%と一定数あります。1つの習い事を長く続けることも良いですが、見切りをつけて他のことに目を向けるのも子どもにとって良い選択になるかもしれません。

「金銭的な問題」は4.4%と少ない結果でした。親にとって子どもの習い事は金銭的な負担も少なくないでしょうが、やめる理由としては少数になっています。

習い事は「将来のことを考えて子どもにやらせておきたい」という考えもあれば、「好きな習い事を楽しくやってほしい」という考えもあると思います。親と子で意欲の差が生まれないよう、子どもの希望を大事にしながら、どんな習い事を始めるか検討していくのが良いのではないでしょうか?

【調査概要】
・調査方法:infoQでwebアンケート実施
・調査期間:2021年12月14日(火)~2021年12月15日(水)
・有効回答:2000サンプル
・調査対象:「習い事をしている(いた)18歳以下のお子様」のいる全国男女

安蔵 靖志

Techジャーナリスト/家電エバンジェリスト
家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)、スマートマスター。AllAbout デジタル・家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」にレギュラー出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの商品リサーチ・構成にも携わっている。

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