夏になると薄着になって肌の露出が増えることから、どうしても気になるのが「ムダ毛」。でもムダ毛をケアするのは女性だけ……なんて思っていませんか? 腕毛やすね毛などの体毛は“男らしさの象徴”なんて思っていたら時代遅れ。体毛の濃い薄いは多様性といえばそうですが、清潔感のある印象を感じてもらうために体毛ケアは重要です。
そこで今回は、家電エバンジェリストとして執筆のほかテレビなどにも出演する筆者が、男性向けボディシェーバーの選び方とおすすめモデルを紹介しましょう。
そこで今回は、家電エバンジェリストとして執筆のほかテレビなどにも出演する筆者が、男性向けボディシェーバーの選び方とおすすめモデルを紹介しましょう。
今やヒゲはもちろん、すね毛やわき毛のケアがおすすめ!
20年以上前は会社員はもちろん、接客業でも「ヒゲを伸ばすのはNG」という場合が多かったのですが、最近ではヒゲOKの会社やお店も増えています。そんな状況下、しかも多様性の時代にムダ毛を処理する必要なんてある……? と思われる人もいるかもしれません。しかし男性も女性も、男性のムダ毛が気になる人は多いというのが実情なのです。
リクルートの美容に関する調査研究機関「ホットペッパービューティーアカデミー」が2022年11月に実施した「男女のムダ毛・脱毛に関する意識調査」によると、男性のムダ毛は女性が約49.5%、男性が約46.8%と半数近くが「気になる」と答えています。「気になる」と答えた女性のうち、気になる部位は1位が「すね毛(約45.6%)」、2位が「ヒゲ(約42.9%)」、3位が「わき毛(約42.4%)」と続きます。同じく男性の気になる部位は1位が「ヒゲ(約56.6%)」、2位が「わき毛(約45.7%)」、3位が「すね毛(約44.1%)」という結果が出ています。同じ調査で脱毛サロン・クリニックの利用経験者は約11%で、未経験ながら利用意向のあるという人は約21%と、脱毛サロン・クリニックの利用に興味を持っている人が多いことが分かります。
リクルートの美容に関する調査研究機関「ホットペッパービューティーアカデミー」が2022年11月に実施した「男女のムダ毛・脱毛に関する意識調査」によると、男性のムダ毛は女性が約49.5%、男性が約46.8%と半数近くが「気になる」と答えています。「気になる」と答えた女性のうち、気になる部位は1位が「すね毛(約45.6%)」、2位が「ヒゲ(約42.9%)」、3位が「わき毛(約42.4%)」と続きます。同じく男性の気になる部位は1位が「ヒゲ(約56.6%)」、2位が「わき毛(約45.7%)」、3位が「すね毛(約44.1%)」という結果が出ています。同じ調査で脱毛サロン・クリニックの利用経験者は約11%で、未経験ながら利用意向のあるという人は約21%と、脱毛サロン・クリニックの利用に興味を持っている人が多いことが分かります。
男性の体毛・ムダ毛の気になる部位(「男女のムダ毛・脱毛に関する意識調査」より)
では、どのように選べばいいのでしょうか。順を追って紹介しましょう。
アタッチメントが豊富で、多くの部位に対応する製品がおすすめ
選び方のポイントは「アタッチメントの数や種類」と「対応部位」、「防水仕様の有無」などです。
まずはアタッチメントをチェック
ボディシェーバーは顔周りだけでなく、腕やすね、わき、VIOゾーンなど、体中のさまざまな部位のムダ毛を処理できる機器ですが、付属するアタッチメントには大きな違いがあります。
全身の毛をきれいに剃りたいのであれば、T字カミソリでほとんどの部位をケアできるのですが、問題は日本が先進的な欧州などに比べて“ムダ毛処理後進国”なことです。筆者は1年半ほどスポーツジムに通っていて、トレーニングの後には大浴場で汗を流すのですが、VIOゾーンはもちろんのこと、腕毛やすね毛を明らかに処理した男性を見かけることはほとんどありません。「他人に見られても恥ずかしくないくらいにムダ毛を処理したい」というのであれば、「剃る」ではなく「長さを整える」という選択肢も必要です。そこで役立つのがさまざまなアタッチメントというわけです。
全身の毛をきれいに剃りたいのであれば、T字カミソリでほとんどの部位をケアできるのですが、問題は日本が先進的な欧州などに比べて“ムダ毛処理後進国”なことです。筆者は1年半ほどスポーツジムに通っていて、トレーニングの後には大浴場で汗を流すのですが、VIOゾーンはもちろんのこと、腕毛やすね毛を明らかに処理した男性を見かけることはほとんどありません。「他人に見られても恥ずかしくないくらいにムダ毛を処理したい」というのであれば、「剃る」ではなく「長さを整える」という選択肢も必要です。そこで役立つのがさまざまなアタッチメントというわけです。
長さを整えられるアタッチメントが付属していれば、ヒゲの長さを整えることも可能です
アタッチメントは肌を傷付けないために付ける1mm前後のカバーから、数mm程度、製品によっては無段階で好みに合わせて長さを調整できるものもあります。ヒゲの長さやまゆ毛の長さを整える際にも役立つので、体毛全体を細かくケアしたい人は、さまざまなアタッチメントが付属するモデルを選ぶのがおすすめです。
VIOゾーンをしっかりケアしたいなら“フォルム”にも注目
どのボディシェーバーもVIOゾーンを含めてさまざまな部位に対応するのですが、Oゾーンをきれいに剃りたいのであれば、お尻の谷間にフィットしやすいフォルムの製品がおすすめです。シェーバーのような形をした横長のヘッドでは谷間に入れるのが難しいため、思うようにケアできない場合があります。
防水仕様の有無や、電源方式もチェックしましょう
シャワーを浴びて濡れると毛が寝てしまうため、ムダ毛処理はシャワー前に行うのがおすすめです。とはいえ、シャワー中にムダ毛が気になって剃りたくなる場合もあるため、防水対応のモデルを選ぶと安心です。本体が防水対応でなくても、アタッチメントは防水という場合もありますので、そのあたりも含めてチェックしましょう。
電源方式は乾電池を利用する「電池式」と、バッテリーを内蔵する「充電式」、ACアダプターを接続したままでも使える「充電交流式」の3種類があります。電池式は電池を交換する手間がかかりますが、バッテリーがヘタることがありません。充電式はバッテリーがヘタってしまうと使えなくなる可能性があります。充電交流式はバッテリーがなくなってもACアダプターで給電しながら使える点がメリットです。
電源方式は乾電池を利用する「電池式」と、バッテリーを内蔵する「充電式」、ACアダプターを接続したままでも使える「充電交流式」の3種類があります。電池式は電池を交換する手間がかかりますが、バッテリーがヘタることがありません。充電式はバッテリーがヘタってしまうと使えなくなる可能性があります。充電交流式はバッテリーがなくなってもACアダプターで給電しながら使える点がメリットです。
腕や脚のシェービングからヒゲ、VIOまで全身をケアしたい人向け2モデル
では、アタッチメントが豊富で使いやすい製品を6モデル厳選して紹介しましょう。まずは全身をケアできるお買い得な2モデルです。
髪の毛から鼻毛、腕や脚、VIOまで幅広く使えるバッテリー内蔵・防水モデル
フィリップス「MG5930/15」(実売価格7000円前後)
https://www.philips.co.jp/c-e/pe/face-stylers-and-grooming-kits/all-in-one-trimmer.html
https://www.philips.co.jp/c-e/pe/face-stylers-and-grooming-kits/all-in-one-trimmer.html
フィリップス「MG5930/15」
もみあげや襟足などをカットできる9/12/16mmの「ヘアートリミング用コーム」に加えて、肌を傷付けずに体毛を剃れる「ボディーグルーマー+スキンプロテクター」、体毛をうっすらと残せる「ボディートリミング用コーム(3mm)」、1mmと2mm、3~7mmで調節できる「ヒゲトリミング用コーム」、さらには耳や鼻のムダ毛を手入れできる「鼻毛・耳毛トリマー」まで付属する万能モデルです。
ヒゲや髪、鼻毛など全身に対応するバッテリー内蔵・防水モデル
ブラウン「マルチグルーマーMGK5410」(実売価格8000円前後)
https://www.braun.jp/ja-jp/male-grooming/stylers-and-trimmers/all-in-one-trimmers/all-in-one-trimmer-5-mgk5410
https://www.braun.jp/ja-jp/male-grooming/stylers-and-trimmers/all-in-one-trimmers/all-in-one-trimmer-5-mgk5410
ブラウン「マルチグルーマーMGK5410」
肌を傷付けずに体毛を剃れる「肌保護アタッチメント」に加えて、1mmと2mmの長さでそろえられる「イージーコーム」、3~11mm、13~21mmと自在な長さに体毛や髪の毛をそろえられる「スライド式コーム」、耳や鼻のムダ毛を手入れできる「耳・鼻用トリマーヘッド」など数多くのアタッチメントが付属する万能モデルです。一般的なシェーバーよりも狭い場所を細かく剃れる「シェービング用ヘッド」はヒゲを整えたいという人に便利です。
安蔵 靖志
Techジャーナリスト/家電エバンジェリスト
家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)、スマートマスター。AllAbout デジタル・家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」にレギュラー出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの商品リサーチ・構成にも携わっている。