その昔、母がよくおやつに買ってきてくれた、神田精養軒の「チョコピット」。要はただのチョコレートなんですけど、独特な味わいがあってとっても好きだったんですね。ただ、神田精養軒は2000年代に倒産してしまって、今は食べられないんです。そんな時、明治のハイミルクチョコレートがジェネリック「チョコピット」であるとの噂を聞きつけました。味わってみると確かにチョコピット感があるかも?
今回の鵜の目「鷹木」の目では、そんな母との思い出に浸りつつ、両親に買ってあげてよかったガジェットを紹介したいと思います。
今回の鵜の目「鷹木」の目では、そんな母との思い出に浸りつつ、両親に買ってあげてよかったガジェットを紹介したいと思います。
買ってよかった「まごチャンネル」
うちには子どもが3人(9歳、5歳、2歳)いるんですが、子どもたちの様子を、離れて暮らす親に見せるのにすごく良いガジェットがあって。「まごチャンネル」っていうんですけど、テレビにHDMIケーブルで接続するだけで、私のスマートフォンで撮った動画を親の家のテレビで再生できるんです。
動画を共有するだけなら、スマートフォンやタブレットのアプリでもいいんですが、親がタッチパネルをうまく使えないんです。以前、親にiPadを渡してみたんですが、指が震えてうまくタップできない。かと思ったら、画面をタッチし続けちゃって、アイコンが揺れ(アプリ削除状態になり)はじめたり。で、操作が分からないと私にめちゃくちゃ電話かかってくるんですよね。「教えてくれ」って。仕事中でもお構いなく。
その点「まごチャンネル」はテレビのリモコンから簡単にできるから良くて。親世代はテレビは使い慣れていますから、すぐに使えるようになり、めっちゃ見てくれるようになりました。親がまごチャンネルを見ると私のスマートフォンに通知が来るんですけど、毎日、2時間おきぐらいに見ています。
その点「まごチャンネル」はテレビのリモコンから簡単にできるから良くて。親世代はテレビは使い慣れていますから、すぐに使えるようになり、めっちゃ見てくれるようになりました。親がまごチャンネルを見ると私のスマートフォンに通知が来るんですけど、毎日、2時間おきぐらいに見ています。
早朝3時ぐらいから見ていることもあって、「大丈夫かな?」と心配するほどです。まあ、高齢者なのでもともと早朝4時とかから起きてるんですが、それにしても早い。親は最近、テレビを見ていても、知らないタレントや俳優が出ていてつまらないらしいんですが、「孫がテレビに出ているとつい見ちゃう」って言っていました。
そんなに見たがってくれるなら、と、動画を意識して送るようになりました。テレビの横長画面で見やすいよう、スマホで撮るときもなるべく横位置で撮って。スマホ動画って数十秒のものが多いと思いますが、テレビでじっくり見てもらうことを前提に、3分とか5分とか、もしくは、家族の食事シーンを延々と撮ったりするようになりました。こんな動画でいいのかな?と思っていたけれど、親は喜んで見てくれています。
ときに億劫になりがちな、親子のコミュニケーション。それが「孫」と「まごチャンネル」で質も量も爆上がりするんですよね。
親とは半年に一度ぐらいしか会えませんが、孫の成長をめちゃくちゃ知ってくれるようになりました。会うと「この間の運動会、めちゃくちゃ頑張ったわね」とか言ってくれます。たまに会うときも親が子どもに対して構えなくなったので、子どもたちも打ち解けるのが早くなった気がします。あ、あとそれに見守り的なメリットもありますよね。実家で動画を見たら通知が来るので、ああ、元気なんだなと。それが定期的にわかるだけでうれしい。まごチャンネルは本当に、買ってよかったなと。
そんなに見たがってくれるなら、と、動画を意識して送るようになりました。テレビの横長画面で見やすいよう、スマホで撮るときもなるべく横位置で撮って。スマホ動画って数十秒のものが多いと思いますが、テレビでじっくり見てもらうことを前提に、3分とか5分とか、もしくは、家族の食事シーンを延々と撮ったりするようになりました。こんな動画でいいのかな?と思っていたけれど、親は喜んで見てくれています。
ときに億劫になりがちな、親子のコミュニケーション。それが「孫」と「まごチャンネル」で質も量も爆上がりするんですよね。
親とは半年に一度ぐらいしか会えませんが、孫の成長をめちゃくちゃ知ってくれるようになりました。会うと「この間の運動会、めちゃくちゃ頑張ったわね」とか言ってくれます。たまに会うときも親が子どもに対して構えなくなったので、子どもたちも打ち解けるのが早くなった気がします。あ、あとそれに見守り的なメリットもありますよね。実家で動画を見たら通知が来るので、ああ、元気なんだなと。それが定期的にわかるだけでうれしい。まごチャンネルは本当に、買ってよかったなと。
鷹木 創
編集主幹
2002年以来、編集記者や編集長などとしてメディアビジネスに携わる。インプレス、アイティメディアと転職し、2013年にEngadget日本版の編集長に就任。 その後スマートニュースに転職。国内トップクラスの機械学習を活用したアプリ開発会社においてビジネス開発として活躍。2021年からはフリーランスとして独立、IBM、Google などのオウンドメディアをサポートしている。