AIが話題になっているのはわかるけど、自分には活用できそうにない……。「生成AIは、なにかクリエイティブな作業や難しい仕事のためのもの」と思っている人もいるのでは? 確かに生成AIは創作や分析が得意です。しかし、仕事じゃなくても、クリエイティブ用途じゃなくても、「ただラクをする」ために使うのだって、全然OKなんです!
文字起こしはAIの得意技!ホワイトボードの予定表をタスクリストに
公私ともに便利で時短になるのが、AIの「文字起こし機能」。
「あれ? 飲み会っていつだっけ?」「有給を取りたいけど、同僚の休みと被らないようにしなきゃ」……こんなこと、よくありますよね?
ホワイトボードに書かれた予定表は、一目で確認できて便利な反面、その場にいないと見返すことができなかったり、手書きゆえの見落としも。
そこで書いてある情報を、生成AIを用いてデータ化することで、より便利で見やすく活用できます。
ホワイトボードの予定表をスマホで撮影し、生成AIのGeminiに「文字起こしして」と頼むだけですぐにテキストデータに書き起こしてくれます。また予定の概要を書き起こしてもらうだけでなく、特定の条件のピックアップも。
「あれ? 飲み会っていつだっけ?」「有給を取りたいけど、同僚の休みと被らないようにしなきゃ」……こんなこと、よくありますよね?
ホワイトボードに書かれた予定表は、一目で確認できて便利な反面、その場にいないと見返すことができなかったり、手書きゆえの見落としも。
そこで書いてある情報を、生成AIを用いてデータ化することで、より便利で見やすく活用できます。
ホワイトボードの予定表をスマホで撮影し、生成AIのGeminiに「文字起こしして」と頼むだけですぐにテキストデータに書き起こしてくれます。また予定の概要を書き起こしてもらうだけでなく、特定の条件のピックアップも。

マークの付いたホワイトボードの予定表をスマホで撮ってGeminiにアップロード

日付をピックアップしてくれる
この場合は特定の記号がついた日をピックアップしてもらったうえで、その日に分かりやすい名前をつけてカレンダーに登録してもらいました。
手作業では意外に時間のかかる予定の整理も、生成AIにやってもらえば一瞬で完了します。かなりの時短になりますよ。
手作業では意外に時間のかかる予定の整理も、生成AIにやってもらえば一瞬で完了します。かなりの時短になりますよ。
生成AIで推しの手書きメッセージを解読せよ
文字起こしは、ビジネスシーンや家庭だけでなく、エンタメの現場でもパワーを発揮します。
「ライブの最後に推しがファンに向けて書いてくれたメッセージ、すぐに読みたいけど字がちょっと……」
こんな場合も生成AIの文字起こし機能を使えば、推しの手書きメッセージを瞬時に解読できます!
まずは推しの手書きメッセージを【愛を込めて】撮影します。このとき、できるだけ正面からメッセージ全体がはっきり写るように撮影することで、読み取りの精度がより上がります。
撮影した画像を生成AIのGeminiに読み込ませれば、 AIが手書き文字を解析し、テキストデータに変換してくれます。
「ライブの最後に推しがファンに向けて書いてくれたメッセージ、すぐに読みたいけど字がちょっと……」
こんな場合も生成AIの文字起こし機能を使えば、推しの手書きメッセージを瞬時に解読できます!
まずは推しの手書きメッセージを【愛を込めて】撮影します。このとき、できるだけ正面からメッセージ全体がはっきり写るように撮影することで、読み取りの精度がより上がります。
撮影した画像を生成AIのGeminiに読み込ませれば、 AIが手書き文字を解析し、テキストデータに変換してくれます。

スクリーンショットでも読み込みは可能
推しの手書き文字はあとでゆっくり堪能するとして、とりあえず推しのお言葉の内容を把握したい。AIはそんなはやる気持ちの味方になってくれます。文字起こしと、目を凝らして読んだ実際のメッセージを比較すると、高い精度で読み取ってくれていることがわかります。
クセの強い文字や、かすれて読みにくい文字でも、AIが文脈から推測してくれる場合もあるようです。
生成AIがあれば、推しの手書きの温かさと、スムーズに読める快適さの両方を実感できるはず。
クセの強い文字や、かすれて読みにくい文字でも、AIが文脈から推測してくれる場合もあるようです。
生成AIがあれば、推しの手書きの温かさと、スムーズに読める快適さの両方を実感できるはず。
急な来客!?AIと協力して最小限の努力でキレイな部屋に見せる!
定期的に来客があると部屋をきれいに保てるといいます。しかし「1時間後に友達が来ることになったけど、散らかり放題のこの部屋はマズい!」などと急な来客に焦る場合も。
そんなときは、散らかった部屋の写真をAIに見せて、どこを片付ければ「とりあえず」キレイに見えるか教えてもらいましょう。
まずは、散らかった部屋の様子をスマホで撮影します。全体が写るように、いろいろな角度から複数枚撮影するのがオススメです。特に散らかっている箇所はアップで撮っておくとAIの判断材料になります。
撮影した写真をGeminiに読み込ませ、「急な来客があるんだけど、どこを片付ければとりあえずキレイに見える?」と質問します。
そんなときは、散らかった部屋の写真をAIに見せて、どこを片付ければ「とりあえず」キレイに見えるか教えてもらいましょう。
まずは、散らかった部屋の様子をスマホで撮影します。全体が写るように、いろいろな角度から複数枚撮影するのがオススメです。特に散らかっている箇所はアップで撮っておくとAIの判断材料になります。
撮影した写真をGeminiに読み込ませ、「急な来客があるんだけど、どこを片付ければとりあえずキレイに見える?」と質問します。

ただの片付けではなく「一時的に」きれいに見せる方法をアドバイス
ラフな口語で質問しても、AIは理解してくれることが多く、急いでいるときにはありがたいです。
より具体的に「目に付く場所」の情報を与えることで、AIの回答も的確になります(例:「玄関から入ってリビングを通って客間に行く、という状況です」)。
AIは、写真に写っている物の配置や、部屋の構造などを解析し、的確なアドバイスをくれます。
「床に出ているものをとりあえずどけましょう」「玄関をさっと片付けると第一印象が良くなります」「トイレと洗面所の蛇口をさっと掃除しておくと清潔感が出ます」といった具体的なアドバイスをくれます。
自分の部屋を毎日見ていると目が慣れてしまい、「なぜこんなに生活感があるの?」と思うこともありますよね。生成AIはそんなとき、自分では気づきにくい改善ポイントを教えてくれます。また効率的に片付けるための優先順位もわかるので、無駄な動きが減るのもうれしい。急な来客にも焦らずに対応できます。
ぜひ試して、スマートな片付け術を身につけましょう。
より具体的に「目に付く場所」の情報を与えることで、AIの回答も的確になります(例:「玄関から入ってリビングを通って客間に行く、という状況です」)。
AIは、写真に写っている物の配置や、部屋の構造などを解析し、的確なアドバイスをくれます。
「床に出ているものをとりあえずどけましょう」「玄関をさっと片付けると第一印象が良くなります」「トイレと洗面所の蛇口をさっと掃除しておくと清潔感が出ます」といった具体的なアドバイスをくれます。
自分の部屋を毎日見ていると目が慣れてしまい、「なぜこんなに生活感があるの?」と思うこともありますよね。生成AIはそんなとき、自分では気づきにくい改善ポイントを教えてくれます。また効率的に片付けるための優先順位もわかるので、無駄な動きが減るのもうれしい。急な来客にも焦らずに対応できます。
ぜひ試して、スマートな片付け術を身につけましょう。
次の食事は?AIに聞いて、栄養バランスを整えよう!
「最近外食続きだから、栄養バランスが偏ってるかも……」
生成AIは画像認識によって毎日の食事バランスを整えるアドバイスもしてくれます。食べたものをAIに見せ、栄養バランスのアドバイスを求めるだけ。
生成AIは画像認識によって毎日の食事バランスを整えるアドバイスもしてくれます。食べたものをAIに見せ、栄養バランスのアドバイスを求めるだけ。

Geminiに写真を読み込ませると、昼食のメニューから、栄養バランスを考えた夕食のメニューを提案してくれる

具体的なおすすめメニューがわかる
まずは食べた料理の写真をスマホで撮影します。料理全体が写るように、真上から撮るのがオススメですが、全てのメニューがざっくり写っていれば判定可能です。余裕があれば、各メニューをそれぞれアップで撮影しておくと、AIの分析精度が上がります。
あとは撮影した写真を生成AIに読み込ませ、「この食事の栄養バランスはどうですか?」「次はどんなものを食べればバランスが整いますか?」と質問すればOK。「ダイエット中なので、カロリー控えめで栄養バランスの整った食事を教えてください」のように伝えるのもいいですね。
AIは、写真に写っている料理の種類や食材から、食事の栄養バランスを分析し、次の食事で何を食べるべきか具体的にアドバイスしてくれます。
自分の食事の偏りを客観的に知ることができ、次の食事で何を食べるべきか具体的な提案をしてくれるので、地味に負担の大きいタスク「各食事のメニュー考案」が楽になるメリットも。
「食事のバランスを毎回整えるのは難しい。数日単位でざっくりとバランスが取れていればいい」という人もいると思います。そんな場合は、このような「食べたものの栄養バランス判定」を同じチャットのスレッドで続けてみましょう。
あとは撮影した写真を生成AIに読み込ませ、「この食事の栄養バランスはどうですか?」「次はどんなものを食べればバランスが整いますか?」と質問すればOK。「ダイエット中なので、カロリー控えめで栄養バランスの整った食事を教えてください」のように伝えるのもいいですね。
AIは、写真に写っている料理の種類や食材から、食事の栄養バランスを分析し、次の食事で何を食べるべきか具体的にアドバイスしてくれます。
自分の食事の偏りを客観的に知ることができ、次の食事で何を食べるべきか具体的な提案をしてくれるので、地味に負担の大きいタスク「各食事のメニュー考案」が楽になるメリットも。
「食事のバランスを毎回整えるのは難しい。数日単位でざっくりとバランスが取れていればいい」という人もいると思います。そんな場合は、このような「食べたものの栄養バランス判定」を同じチャットのスレッドで続けてみましょう。

できるときに写真をアップしておき

まとめて栄養バランスを見てもらうことも可能
「いままでにアップした食事を総合的に見て、栄養バランスを判定して」と聞いてみると、総合点を出したうえでその評価の内訳を教えてくれます。
写真から細かな摂取カロリーなどを割り出すのは難しいので、厳密な食事管理が必要な人には不向きですが、「1週間単位で大まかに栄養バランスが整っていればいい」「ゆるく健康管理ができれば大丈夫」という人なら、ダイエット系のアプリをインストールするよりストレスなく健康管理ができそうです。
写真から細かな摂取カロリーなどを割り出すのは難しいので、厳密な食事管理が必要な人には不向きですが、「1週間単位で大まかに栄養バランスが整っていればいい」「ゆるく健康管理ができれば大丈夫」という人なら、ダイエット系のアプリをインストールするよりストレスなく健康管理ができそうです。
地味に時短効果が高い!Perplexity AI Googleプラグインとは?
Perplexity AIは、AIによる検索エンジンです。このPerplexity AIのGoogle Chrome拡張機能として提供されているプラグインを利用することで、ブラウジング中に気になったことをPerplexity AIに直接質問したり、ウェブページの要約を生成したりすることができます。
少し複雑な調べ物になると、一般的な検索よりPerplexity AIのほうが早いことも多々ありますが、さらにPerplexityは、回答の根拠となった情報源も提示してくれるのが大きなポイント。情報の信頼性を確認しながら、知りたいことにより早くアクセスできます。
ChromeブラウザとPerplexity AIプラグインがあれば、PerplexityAIのサイトを開かずともワンクリックでPerplexity AIが使えるように。ウェブページを見ていて、これを調べたい!と思ったら即Perplexityで検索できるようになります。
また、このプラグインには要約機能があり、ワンクリックで見ているページを要約できます。ページのボリュームがありすぎて、興味はあるけど読むのに時間がかかりすぎる!……そんなときはこの機能でザックリ要約してもらいましょう。「求めている情報に近い」とわかったものだけ、改めて腰を据えて読む……そんな使い方が時短につながります。
さらに、検索範囲の指定を行うことも可能です。「All」「This Domain」「This Page」の3階層を指定できます。「All」はPerplexityの通常の検索ですが、「This Domain」「 This Page」はそのドメイン内・そのページ内から検索するモードです。場合に応じて検索範囲を絞ることで、より早く目的の情報にたどり着くことができます。
少し複雑な調べ物になると、一般的な検索よりPerplexity AIのほうが早いことも多々ありますが、さらにPerplexityは、回答の根拠となった情報源も提示してくれるのが大きなポイント。情報の信頼性を確認しながら、知りたいことにより早くアクセスできます。
ChromeブラウザとPerplexity AIプラグインがあれば、PerplexityAIのサイトを開かずともワンクリックでPerplexity AIが使えるように。ウェブページを見ていて、これを調べたい!と思ったら即Perplexityで検索できるようになります。
また、このプラグインには要約機能があり、ワンクリックで見ているページを要約できます。ページのボリュームがありすぎて、興味はあるけど読むのに時間がかかりすぎる!……そんなときはこの機能でザックリ要約してもらいましょう。「求めている情報に近い」とわかったものだけ、改めて腰を据えて読む……そんな使い方が時短につながります。
さらに、検索範囲の指定を行うことも可能です。「All」「This Domain」「This Page」の3階層を指定できます。「All」はPerplexityの通常の検索ですが、「This Domain」「 This Page」はそのドメイン内・そのページ内から検索するモードです。場合に応じて検索範囲を絞ることで、より早く目的の情報にたどり着くことができます。

中野 亜希
ライター・コラムニスト
大学卒業後、ブログをきっかけにライターに。会社員として勤務する傍らブックレビューや美容コラム、各種ガジェットに関する記事執筆は2000本以上。趣味は読書、料理、美容、写真撮影など。
X:@752019