一族郎党iPhone縛り……Androidが買えません
妻の両親はうちの親より若くて、iPhoneを使いこなしています。義実家には2013年ごろからずっと、iCloudの共有アルバム機能で子どもたちの写真を共有してきました。僕も妻も、妻のきょうだいもみんなiPhoneで、共有アルバムに子どもの写真をアップしているんです。共有アルバムが7つぐらいあってめっちゃカオス(笑)。楽しいんですけどね。
iPhoneとiCloudの組み合わせは便利で使いやすいんですけど、一族全員、“iPhone縛り”にかかってしまいました。誰一人、Androidに乗り換えられない。乗り換えるとしたら、家族会議するしかない。みんなiPhoneで本当にいいのか?と1年おきぐらいに思います。
OSに依存せずに写真を共有できる「みてね」とか「30days Album」のようなサービスをもっと早くから知っていれば、iPhone縛りにかからずに済んだんですが……。いや、めちゃくちゃ便利なんですけどね、iCloud。使いやすくて簡単で。
親族の操作のサポートという面では、iPhoneで良かったとも思います。Androidは端末によって操作が微妙に違いますから、親族が操作に迷った時にサポートしづらい。そういう意味でもハードウェアの方はiPhoneにするしかなかったんですよね。
でも、僕は仕事でITガジェットをいろいろ触る必要があるし、Googleとお仕事することもあるのに、絶対にAndroidに乗り換えられないんですよね……。
iPhoneとiCloudの組み合わせは便利で使いやすいんですけど、一族全員、“iPhone縛り”にかかってしまいました。誰一人、Androidに乗り換えられない。乗り換えるとしたら、家族会議するしかない。みんなiPhoneで本当にいいのか?と1年おきぐらいに思います。
OSに依存せずに写真を共有できる「みてね」とか「30days Album」のようなサービスをもっと早くから知っていれば、iPhone縛りにかからずに済んだんですが……。いや、めちゃくちゃ便利なんですけどね、iCloud。使いやすくて簡単で。
親族の操作のサポートという面では、iPhoneで良かったとも思います。Androidは端末によって操作が微妙に違いますから、親族が操作に迷った時にサポートしづらい。そういう意味でもハードウェアの方はiPhoneにするしかなかったんですよね。
でも、僕は仕事でITガジェットをいろいろ触る必要があるし、Googleとお仕事することもあるのに、絶対にAndroidに乗り換えられないんですよね……。
老親とAlexaの微妙な関係
父が「演歌をいろいろ聴きたい」と言っていたので、Amazon Echoを買って、プライムミュージックのファミリープランに入ってあげたんです。で、私がAlexaに呼びかけて、演歌の再生方法を教えてあげたんだけど、父は全然できなくて。
「アレクサ」とウェイクワードを言ってから、Alexaが音声認識できるようになるのを待って話さなくちゃならないんだけど、父はそのタイミングがつかめないみたいで、応答可能になる前から話し始めちゃう。「応答可能になってから話すんだよ」と教えたら、今度は待ち続けて、機能がオフになっちゃう。
それでFire TVを買ったんです。Fire TVは、リモコンの物理ボタンを押せばすぐにAlexaが起動して、話しかけられる状態になる。ウェイクワードが不要で、ボタンを押すだけでいいのが父にも分かりやすかったみたいで、ようやく使えるようになりました。
「アレクサ」とウェイクワードを言ってから、Alexaが音声認識できるようになるのを待って話さなくちゃならないんだけど、父はそのタイミングがつかめないみたいで、応答可能になる前から話し始めちゃう。「応答可能になってから話すんだよ」と教えたら、今度は待ち続けて、機能がオフになっちゃう。
それでFire TVを買ったんです。Fire TVは、リモコンの物理ボタンを押せばすぐにAlexaが起動して、話しかけられる状態になる。ウェイクワードが不要で、ボタンを押すだけでいいのが父にも分かりやすかったみたいで、ようやく使えるようになりました。
僕たちの世代は「AIスピーカーにウェイクワードを言ってから、受け付け可能になるまでしばらく待つ」を、普通にやっている。うちの子どもたちも自然にできていて、思い通りの回答をくれないAlexaに文句を言ったり、それにAlexaが謝ったりしてるんだけど、父親には“間”が取れなくて、物理ボタンのほうが分かりやすい。
スマートスピーカーのウェイクワードって面倒だなと思っていた時、ウェイクワード不要なソニーの会話ロボ「poiq」を試したこともあります。勝手にしゃべって勝手に反応してくれるロボットなんですが、一瞬で使わなくなりました。こちらの言葉尻に全部「そうなんだー」とか返してくるから、うるさくって。
人間は、会話中の“気づき能力”がすごいということがよくわかります。違和感があったら、少し前の内容に戻ってやり直すといったことを、無意識に素早くやりますよね。AIにはそれがまだまだできないのかもしれません。大量に学んだり、筋道を立てて学ぶのはAIのほうが得意だけれど、“気づく”ことには、人間らしさがあるのかもしれません。
スマートスピーカーのウェイクワードって面倒だなと思っていた時、ウェイクワード不要なソニーの会話ロボ「poiq」を試したこともあります。勝手にしゃべって勝手に反応してくれるロボットなんですが、一瞬で使わなくなりました。こちらの言葉尻に全部「そうなんだー」とか返してくるから、うるさくって。
人間は、会話中の“気づき能力”がすごいということがよくわかります。違和感があったら、少し前の内容に戻ってやり直すといったことを、無意識に素早くやりますよね。AIにはそれがまだまだできないのかもしれません。大量に学んだり、筋道を立てて学ぶのはAIのほうが得意だけれど、“気づく”ことには、人間らしさがあるのかもしれません。
鷹木 創
編集主幹
2002年以来、編集記者や編集長などとしてメディアビジネスに携わる。インプレス、アイティメディアと転職し、2013年にEngadget日本版の編集長に就任。 その後スマートニュースに転職。国内トップクラスの機械学習を活用したアプリ開発会社においてビジネス開発として活躍。2021年からはフリーランスとして独立、IBM、Google などのオウンドメディアをサポートしている。