SNSでたくさんの人に褒められるような素敵な写真は、特別なセンスがないと撮れないと思っていませんか?
確かに、持ち前のセンスのおかげでカメラマンとして名を馳せるようになる人や、SNSのフォロワーが何万人もいるような人たちもいます。しかし「素敵だと思ったものを、思った通りの姿で残す」「ちょっといいなと、みんなから思ってもらえる」写真を撮るだけなら、特殊なセンスは必要ありません。いくつかの「撮影のコツ」を頭に入れておけば十分なのです。
「なんかいいな」と思ってもらえるような写真が増える、「撮り方のコツ」をまとめました。
確かに、持ち前のセンスのおかげでカメラマンとして名を馳せるようになる人や、SNSのフォロワーが何万人もいるような人たちもいます。しかし「素敵だと思ったものを、思った通りの姿で残す」「ちょっといいなと、みんなから思ってもらえる」写真を撮るだけなら、特殊なセンスは必要ありません。いくつかの「撮影のコツ」を頭に入れておけば十分なのです。
「なんかいいな」と思ってもらえるような写真が増える、「撮り方のコツ」をまとめました。
代表的な構図を知っておく
写真には、バランスが取れた1枚にするためのいくつかの代表的な構図があります。それを踏まえて画面の中に被写体を配置することが「上手に見える」ポイントです。撮影した写真を見て「パッとしない」「自分の伝えたいイメージが表現できてない」と感じる場合は、構図を意識して撮るようにすると改善するかもしれません。
写真の構図とは、「被写体をどこに配置し、どう切り取るか」ということです。同じ被写体でも構図によって見え方や写真から伝わることが変化します。
毎回、写真を構図にあてはめる必要はありませんが、「いつも同じような写真になる」「パッとしない写真になる」と思っている人は、自分の写真がどんな構図に当たるのか確認してみては?
写真の構図とは、「被写体をどこに配置し、どう切り取るか」ということです。同じ被写体でも構図によって見え方や写真から伝わることが変化します。
毎回、写真を構図にあてはめる必要はありませんが、「いつも同じような写真になる」「パッとしない写真になる」と思っている人は、自分の写真がどんな構図に当たるのか確認してみては?
日の丸構図
日の丸構図の例
画面の中心にメインの被写体を配置する構図です。直球で「見せたいもの」を見せるのに向いた構図ですが、特に意識せずに撮るとこの構図になりやすいため、初心者っぽい構図とも思われがちです。
しかし、以下の3つのコツを押さえることで、日の丸構図もおしゃれな写真になります。
・被写体周辺にはものを置かず、目立たせる
・被写体が画面に占める割合によって、同じ被写体でもイメージが変わることを知る
・周囲をぼかすと被写体がより目立つ
アングルを変えて余計なものが映らないようにしたり、ぼかし方を調整するなど、メインの被写体を際立たせる工夫がポイントになります。
しかし、以下の3つのコツを押さえることで、日の丸構図もおしゃれな写真になります。
・被写体周辺にはものを置かず、目立たせる
・被写体が画面に占める割合によって、同じ被写体でもイメージが変わることを知る
・周囲をぼかすと被写体がより目立つ
アングルを変えて余計なものが映らないようにしたり、ぼかし方を調整するなど、メインの被写体を際立たせる工夫がポイントになります。
3分割構図
写真の縦・横をそれぞれ三分割して、線と線の交点または線上に被写体、または地平線・水平線や建物の壁など画面を構成する線を配置して撮影する構図です。
空と地面の境目を画面の上から3分の1のラインに配置
被写体を真ん中に配置しないことで見る人に空間を意識させたり、雰囲気を伝えたりするのに適した構図です。
対角線構図
被写体を画面の対角線上に配置して撮影する構図です。立体感や奥行き、躍動感を出したい場合に有効です。また全体的にバランスのとれた写真に仕上がります。基本的に2つの被写体を撮影する場合は、この対角線構図がおすすめです。
対角線構図の例
放射線構図
画面に奥行きを出す放射線構図
写真のある1点から放射線のように線が広がるような構図で、遠近感や奥行き、躍動感を表現したい場合におすすめです。街並みを撮影する際などによく使います。
トンネル構図
暗い建物の内側から明るい外の風景を切り取ったトンネル構図の例
フレームの中にトンネル状の囲いを入れて、視線をその向こう側へ向ける構図。窓枠などで明確に囲われた部分だけでなく、窓や木の枝などをトンネルやアーチを構成する要素に見立てて作れる構図です。奥行きを表現するのに有効な方法です。
観葉植物の葉と茎をアーチに見立てて作ったトンネル構図
S字・C字構図
写真の中にある「S」「C」のような曲線を利用する構図です。
川岸の曲線をCの字として利用した例
写真にゆったりとした奥行きを示すことで、やわらかい印象になります。
皿の曲線をS字に配置してフレームに入れた例
電車の線路や川、街並みなど、日常のいたるところに曲線は潜んでいます。完璧なSやCにならなくても、緩やかな曲線を意識して探すと、写真を際立たせるような構図が見つかりやすいです。
パターン構図
「パターン構図」は被写体の中に規則性を見出す構図です。意図せず生まれた規則性の面白さや、リズム感を表現できます。
同じ形の花が同じ方向を向いている繰り返しのパターン
同じ形の鳥が同一線上に並んでいるパターン
そっくりな猫が並んで座っているパターン
個人的には、このような「そっくりな猫が同じポーズで座り、正面と側面のアングルを見せている」のも面白い規則性だと思います。
意識しないと見つかりにくい構図ですが、うまくハマれば新鮮で面白い構図になります。建物など、身近な何でもないモノが興味を引く被写体になることも多いです。
写真を撮り慣れていないうちは、基本構図を意識して練習してみましょう。きれいな写真が撮れる確率が上がり、写真を撮る楽しさを知ることができます。撮影を重ねるうちに、自然に構図に迷うことなく撮影できるようになるでしょう。
意識しないと見つかりにくい構図ですが、うまくハマれば新鮮で面白い構図になります。建物など、身近な何でもないモノが興味を引く被写体になることも多いです。
写真を撮り慣れていないうちは、基本構図を意識して練習してみましょう。きれいな写真が撮れる確率が上がり、写真を撮る楽しさを知ることができます。撮影を重ねるうちに、自然に構図に迷うことなく撮影できるようになるでしょう。
中野 亜希
ライター・コラムニスト
大学卒業後、ブログをきっかけにライターに。会社員として勤務する傍らブックレビューや美容コラム、各種ガジェットに関する記事執筆は2000本以上。趣味は読書、料理、美容、写真撮影など。
X:@752019