北海道人が納得の「個暖」アイテム4選、環境にも優しく暖房費もダウン!

齋藤 千歳

SDGsSpecialsototanoアウトドアママテナライフスタイル使ってみた

電気代は1日わずか1円以下の折りたたみフットウォーマーで足元ポカポカ

消費電力わずか4.5W! 折りたためば厚さ約4cmの「薄型足元ヒーター A・Ta・Ta・Me」は秀逸

身体はモンベルの「プラズマ1000 ダウンジャケット」、体温の逃げやすい襟元は「クロッツ やわらか湯たんぽ 肩用タイプ」で「個暖」すると、テレワーク中などに冷たくなるのは末端部分である手足です。


そこで、まずはテレワーク中に足元を暖かくしてくれるアイテムを探してみました。クロッツのやわらか湯たんぽシリーズの「クロッツ やわらか湯たんぽ 足用ショートタイプ」などもあったのですが、筆者が心を引かれたのはドウシシャの「薄型足元ヒーター A・Ta・Ta・Me」(実勢価格:6000円前後)。


「薄型足元ヒーター A・Ta・Ta・Me」は消費電力が約4.5Wです。また、折りたたみ式で収納時には約32×30×4cmとコンパクトになるのも魅力です。
「薄型足元ヒーター A・Ta・Ta・Me」の消費電力は4.5Wですが、4.5Wの暖房器具を使用すると、どのくらいの電気代がかかるのでしょうか? testpage.jpの「電気代・電気料金の計算」によると4.5Wの暖房を1時間使用すると「全国平均(2022年6月時点、全国10社平均)」では0.12円だそうです。


1日8時間(妻や子どものいないテレワークの時間だけ)使うとするなら、1日の電気代は0.94円となります。当然、これを1カ月使っても約30円です。1000Wクラスの小型の電気ストーブを同じ条件で使うと1カ月6740円ほどかかることを考えるとほとんど電力を消費しないレベルの暖房器具と言えるのではないでしょうか。
「薄型足元ヒーター A・Ta・Ta・Me」の消費電力が極めて少ないことは分かってもらえたと思いますが、いくら消費電力が小さくても暖かくなくては意味がありません。そこで実際に試してみました。


「薄型足元ヒーター A・Ta・Ta・Me」に足を入れて、スイッチをオン。スイッチは、長押しで電源のオン/オフ、短押しで強・中・弱の3段階に温度調整ができる仕組みです。ちなみに最後のスイッチ操作から約5時間が経過すると自動で電源が切れる自動オフ機能も搭載しています。


さて肝心の暖かさですが、4.5Wという消費電力からも想像できるように、スイッチを入れるといきなりポカポカというわけにはいきません。強でスイッチをオンにしても、靴下を履いた足を入れてしばらくするとじんわりと暖かくなってくる感じ。とはいえ、しばらく足を入れていると、確実に足元が暖められているのがわかります。足先が冷たいといった状況にはならない暖め効果は十分に感じられました。


1時間の電気代が約0.12円と考えると、かなり優秀だと筆者は思いました。

折りたためば非常にコンパクトで消費電力も小さいので「薄型足元ヒーター A・Ta・Ta・Me」は持ち運びにも便利です。例えば、普段は出社するから会社で使いたいが、テレワークの日には持って帰って自宅で使いたいという要望にも対応可能です。


さらに小さな電力で使えるので、モバイルバッテリーでも利用できます。理論値ではありますが、ダイソーなどで1000円程度で販売されている1万mAhクラスのモバイルバッテリーで8時間程度使うことが可能なので、コンセントのない屋外などでの使用も現実的です。


省電力で、省スペースな「薄型足元ヒーター A・Ta・Ta・Me」は非常に現実的な「個暖」家電といえるのではないでしょうか。テレワーク中などに「足元が寒いな」と思ったら、導入を検討してみることをおすすめします。

カイロポケット付きのハンドウォーマーなら指先の動きを妨げずに暖かい

ニッキーの「カイロポケット付き アームウォーマー」なら通常サイズのカイロも入る大型ポケットが便利

テレワークというと筆者のように、自宅でのパソコン作業という方が多いのではないでしょうか。そして、パソコン作業をしているときに、一番動いているはずなのに、寒く冷たくなるのが指という方も多いと思います。実際筆者もそうです。


そこで、足元に続いて、指先を温めてくれるアイテムを探してみました。最初に考えたのが足元の「個暖」で取り上げた「薄型足元ヒーター A・Ta・Ta・Me」と同じようにUSBでヒーター付きの指切り手袋やアームウォーマーです。


しかし、筆者はパソコン作業といっても原稿を書くことが多いせいか、途中で立ち上がってお茶を入れに行ったり、部屋の中を歩き回ったりと、立ったり座ったりが多い傾向にあります。その度にUSBのケーブルを抜いたり、手袋を脱いだりする必要があるワイヤードな手袋は向いていないと判断。
ならばバッテリーを内蔵するタイプのヒーター付き手袋とも考えたのですが、かなり大げさになりますし、ある程度の重量が出てくるので、キーボードやマウスの操作に向いているとは思えませんでした。


そして、シンプルに落ち着いたのが、ニッキーの「カイロポケット付き アームウォーマー」です。アマゾンで約1100円でした。似た構造のアームウォーマーやハンドウォーマーはいろいろなメーカーから販売されているので、見かけたことがある方もいるかもしれません。このタイプの最大の特徴は、通常サイズの大きめの使い捨てカイロが入るビッグサイズのポケットが手の甲の部分についていること。


「カイロポケット付き アームウォーマー」の場合、手袋自体はフリーサイズで、ポリエステル95%、ポリウレタン5%といった素材。手袋としてはさほど薄手ではなく、厚手の靴下といった感じの厚さです。親指を入れる穴がついており、親指だけは独立しており、それ以外の4本の指はひとつの穴から出る構造なので、指が動かしやすく、キーボード作業に支障は感じません。
テレワーク時に本格的に寒くなったら、使い捨てカイロを入れて使えるから、寒さがより厳しくなっても使えると考え導入したニッキーの「カイロポケット付き アームウォーマー」。しかし、筆者の場合は実際にテレワーク時に使い捨てカイロを入れることはなさそうです。


理由はふたつ。手袋それぞれに使い捨てカイロを入れると、キーボードやマウスでの作業をするには、重さがさすがに気になります。また、使い捨てカイロを入れないと耐えられない室温のなかで筆者はテレワークをしません。暖房の設定温度を数度ダウンしたい程度の目的なので、苦行のような室温で仕事をする必要は感じないのです。
以上のような理由により、室内でのテレワーク中に「カイロポケット付き アームウォーマー」に使い捨てカイロを入れることはないでしょう。しかし、冬とはいえイベントも少なくない時期。外で受付を行う際にパソコンを操作したり、屋外で何かに記述する作業を長時間する必要がある場面では役立ちそうです。筆者も北海道での冬キャンプや極寒の冬景色の撮影では、筆者は手袋を3重にして使っており、「カイロポケット付き アームウォーマー」はそのような状況での手袋のベースレイヤーとして活躍してくれることは間違いありません。


テレワークだけではなく、アウトドアや写真撮影にも活躍してくれそうで、これからに期待している次第です。

自宅に1人でいる時まで部屋全体を暖めるのは、効率も悪い

不快な寒さを我慢する気はないが、省エネルギーな「個暖」で快適に過ごしたい

筆者が幼いときに北海道のおばあちゃんの家に行くと(もしかすると歓迎の意味もあったのかもしれませんが)、ストーブが盛大にたかれ、室温は25℃超、28℃近くあった覚えがあります。寒冷地では暖かさもおもてなしの一つなのでしょう。


さすがに最近では、そこまで家全体を暖かくしている家は見かけなくなりましたが、それでも筆者の家は2歳の息子や妻など、家族全員がそろっているときはリビングの温度は23℃程度にしています。着ているのはパジャマや長袖のTシャツ程度です。冬が長いので、寒さを我慢するのは、身体にも心にも良くありません。


とはいえ、自宅で筆者が1人でテレワークをしている時まで、リビングや部屋全体を23℃まで暖める必要はありませんし、限りあるエネルギーを無駄遣いしている罪悪感があります。


そこで、今回紹介した「個暖」アイテムたちの登場です。これらを使うことで室温を5℃ほど下げても、不快感もなく、エネルギーの無駄遣いを避けながら、快適に過ごせると感じ、経済的な効果以上に精神的な満足感が得られています。自宅で1人テレワークする時は、暖房の温度を少し下げて「個暖」アイテムを使ってみてはどうでしょうか。
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齋藤 千歳

フォトグラファー・ライター
北海道千歳市在住・千歳市生まれのフォトグラファー/ライター。キャンピングカーの「方丈号」から各種アウトドア、カメラ、レンズ、ガジェットに関する情報を発信したり、家族3人で北海道一周などしたりを楽しんでいる。

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