2023年の夏は、1898年から統計を開始した中で最高の平均気温となりましたが、2024年はラニーニャ現象によってさらにそれを上回るのではないかと予測されています。2023年も圧倒的な猛暑だったのに、さらに上回るとなると、想像を絶する暑さになりそうです。
地球温暖化が進む中で環境へ配慮すると、エアコンの使用も控えたいところではあるものの、毎日のように猛暑日(35℃)を記録する中でエアコンを控えるのは命にかかわります。とはいえ、エアコンを設置していない部屋があるお宅もあると思いますし、キッチンや脱衣所、納戸やガレージなどエアコンをそもそも設置できない場所もあります。猛暑の中、そんな場所で長時間の作業などを行う場合に、強い味方になるのが「スポットクーラー」です。
あまり聞きなじみのない人もいると思いますので、今回は家電エバンジェリストとして執筆のほかテレビなどにも出演する筆者が、スポットクーラーの魅力や選び方、おすすめ製品を紹介しましょう。
地球温暖化が進む中で環境へ配慮すると、エアコンの使用も控えたいところではあるものの、毎日のように猛暑日(35℃)を記録する中でエアコンを控えるのは命にかかわります。とはいえ、エアコンを設置していない部屋があるお宅もあると思いますし、キッチンや脱衣所、納戸やガレージなどエアコンをそもそも設置できない場所もあります。猛暑の中、そんな場所で長時間の作業などを行う場合に、強い味方になるのが「スポットクーラー」です。
あまり聞きなじみのない人もいると思いますので、今回は家電エバンジェリストとして執筆のほかテレビなどにも出演する筆者が、スポットクーラーの魅力や選び方、おすすめ製品を紹介しましょう。
スポットクーラーは工事不要! 持ち運びができてピンポイントで効率的に冷やせる
一般的にエアコン(エアーコンディショナー)というと、部屋の壁の上部に設置した「室内機」と、部屋の外に設置した「室外機」を組み合わせたものを想像するかもしれませんが、それは「セパレートエアコン」と呼ばれるものです。それ以外に、窓枠に設置する室内機・室外機が一体型した「窓用エアコン」と呼ばれるものもあります。今回紹介するスポットクーラーは、窓用エアコンと同様に室内機と室外機が一体化しており、さらにキャスターなどが付いていて持ち運びができるものを指します。
スポットクーラーの例。業務用のスポットクーラーはこのようなデザインのものが多いです
一般的にエアコンと呼ばれているのは、室内機と室外機が別々になった「セパレートエアコン」です
スポットクーラーには、メリットとデメリットがありますので、まずはそこから紹介しましょう。
【メリット】
・エアコンを設置できない部屋でも使える
・工事不要ですぐに設置して使える
・どこにでも持ち運びができる
・狙った場所を効率的に冷やせる
・除湿もできて、衣類乾燥にも使える
【デメリット】
・室外に排熱しないと部屋全体の温度が上がってしまう
・タンクに水がたまると運転が止まってしまう
・同程度の冷房能力を持つエアコンより電気代がかかる
【メリット】
・エアコンを設置できない部屋でも使える
・工事不要ですぐに設置して使える
・どこにでも持ち運びができる
・狙った場所を効率的に冷やせる
・除湿もできて、衣類乾燥にも使える
【デメリット】
・室外に排熱しないと部屋全体の温度が上がってしまう
・タンクに水がたまると運転が止まってしまう
・同程度の冷房能力を持つエアコンより電気代がかかる
安蔵 靖志
Techジャーナリスト/家電エバンジェリスト
家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)、スマートマスター。AllAbout デジタル・家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」にレギュラー出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの商品リサーチ・構成にも携わっている。