国内最大級のドローン・eVTOL国際展示会、GMOインターネットグループのブースでは約1000人が空飛ぶクルマVR飛行を体験~Japan Drone/次世代エアモビリティEXPO 2024レポート
GMOインターネットグループは、2024年6月5~7日まで3日間にわたって開催された国内最大級のドローン・eVTOL(空飛ぶクルマ)の国際展示会「Japan Drone/次世代エアモビリティEXPO 2024」(主催:日本UAS産業振興協議会/共催:コングレ)に、トップスポンサーである「Platinum Sponsor」として出展しました。ブースには、3日間で約4000人が来場しました。
GMOインターネットグループのブースは「すべての空にセキュリティを」をテーマに、VRを使った空飛ぶクルマの飛行体験を実施しました。空飛ぶクルマの「レベル4」飛行では、有人地帯(第三者上空)で補助者なしでの目視外飛行を行えるようになります。ブースでは、ドローンや空飛ぶクルマが「レベル4」時代にどのように安全に飛行するのかをVRで体感できました。
また審査員と来場者の投票によって出展者の中から分野ごとに表彰する「Japan Drone & AAM Awards 2024」でGMOインターネットグループは「Advanced Air Mobility部門」と「ソフトウェア・アプリケーション部門」の2部門で受賞しました。
GMOインターネットグループのブースは「すべての空にセキュリティを」をテーマに、VRを使った空飛ぶクルマの飛行体験を実施しました。空飛ぶクルマの「レベル4」飛行では、有人地帯(第三者上空)で補助者なしでの目視外飛行を行えるようになります。ブースでは、ドローンや空飛ぶクルマが「レベル4」時代にどのように安全に飛行するのかをVRで体感できました。
また審査員と来場者の投票によって出展者の中から分野ごとに表彰する「Japan Drone & AAM Awards 2024」でGMOインターネットグループは「Advanced Air Mobility部門」と「ソフトウェア・アプリケーション部門」の2部門で受賞しました。
Japan Drone/次世代エアモビリティ EXPO 20224開催概要
日時:2024年6月5~7日 10:00~17:00
会場:幕張メッセ 千葉県千葉市美浜区中瀬2-1
主催:日本UAS産業振興協議会(JUIDA)
共催:コングレ
詳細URL:https://ssl.japan-drone.com/
会場:幕張メッセ 千葉県千葉市美浜区中瀬2-1
主催:日本UAS産業振興協議会(JUIDA)
共催:コングレ
詳細URL:https://ssl.japan-drone.com/
“空の移動革命”の実現に向けたセキュリティの必要性をアピール
GMOインターネットグループは2021年5月21日より、経済産業省および国土交通省が設立・運営する「空の移動革命に向けた官民協議会」に参画するなど、「空の移動革命」の実現に向けた制度設計に、グループの強みであるセキュリティ技術分野で協力してきました。
GMOインターネットグループは、GMOグローバルサインによる「暗号セキュリティ」と、GMOサイバーセキュリティ byイエラエ(以下、イエラエ)が提供する「サイバーセキュリティ」が、空の移動の安心・安全には必須であることを来場者に伝え、ドローンや空飛ぶクルマの普及を支援するため、2022年より3年連続で「Japan Drone/次世代エアモビリティEXPO」に出展しています。
GMOインターネットグループは、GMOグローバルサインによる「暗号セキュリティ」と、GMOサイバーセキュリティ byイエラエ(以下、イエラエ)が提供する「サイバーセキュリティ」が、空の移動の安心・安全には必須であることを来場者に伝え、ドローンや空飛ぶクルマの普及を支援するため、2022年より3年連続で「Japan Drone/次世代エアモビリティEXPO」に出展しています。
ブースでは空飛ぶクルマのVRを約1000人が体験!
ブースでは、空飛ぶクルマが社会実装された世界を体験できるVRを用意し、東京・渋谷(GMOインターネットグループ本社)から用賀(GMOインターネットTOWER)へのおよそ3分間の飛行を体験できました。飛行体験中にはセキュリティリスクに直面しますが、GMOインターネットグループのセキュリティ技術により機体が守られていることを実感し、安心安全な空の旅を楽しめるというコンテンツです。
3日間で約1000人が空飛ぶクルマのVR飛行を体験するとともに、サイバーセキュリティについて身近に感じてもらうことができました。
3日間で約1000人が空飛ぶクルマのVR飛行を体験するとともに、サイバーセキュリティについて身近に感じてもらうことができました。
空飛ぶクルマのVR飛行体験の様子
ホワイトハッカーが解説!ドローンセキュリティ編
ステージでは、イエラエに所属するホワイトハッカーがドローンとIoTセキュリティに関して講演しました。
ドローン編では、ドローンや空飛ぶクルマの脆弱性やハッキングリスクを具体的な事例やデモンストレーションを交えて解説し、対策方法を提示しました。
ドローン編では、ドローンや空飛ぶクルマの脆弱性やハッキングリスクを具体的な事例やデモンストレーションを交えて解説し、対策方法を提示しました。
登壇者のGMOサイバーセキュリティ byイエラエ 高度解析部 高度解析課 三村聡志氏
ホワイトハッカーが解説!IoTセキュリティ編
IoT編では、スマート家電やスマートフォンがどのようにハッキングされるか、その対策方法を説明し、メーカーやユーザーが守るべきセキュリティの重要ポイントを強調しました。
登壇者mpGMOサイバーセキュリティ byイエラエ サイバーセキュリティ事業本部 執行役員 小池悠生氏
ドローンの実運用について~ゲストにドローン・ジャパン
また、ドローンの農業活用の推進などを行うドローン・ジャパン 取締役会長の春原久徳氏を招いて、ドローンの実運用における課題と機体ログ活用クラウドサービス「DOP SUITE」のねらいに関するディスカッションも行いました。
ドローン・ジャパン 取締役会長 春原久徳氏
ドローンセキュリティの実装のポイントについて~ゲストにwolfSSL Japan
さらに、組み込みシステム向けのセキュリティプロトコルライブラリを展開するwolfSSL Japan 技術統括 古城隆氏を招いて、ドローンのセキュリティ課題とその実装方法について解説しました。証明書を使った認証やデータの安全な管理方法、ドローンが安全に起動するための仕組みや、通信方法についても紹介しました。
写真左からGMO グローバルサイン CTO室 浅野昌和氏、wolfSSL Japan 技術統括 古城隆氏
国際コンファレンスではパネルディスカッションを実施
展示会初日の6月5日には国際コンファレンスとして、経済産業省 製造産業局 次世代空モビリティ政策室 次世代空モビリティ戦略企画調整官の山本健一氏を招いて、「ハッカー目線で徹底解説!ドローンセキュリティ最新版」をテーマとしたパネルディスカッションを実施しました。ドローン・空飛ぶクルマの現在の法制度の方向性と、ポイントとなるセキュリティ項目やその対策を、実際のハッキング映像やハッカー目線による視点も加わえて語り合いました。
写真左から経済産業省 製造産業局 次世代空モビリティ政策室 次世代空モビリティ戦略企画調整官 山本健一氏、GMOサイバーセキュリティ byイエラエ サイバーセキュリティ事業本部 執行役員 小池悠生氏、GMOサイバーセキュリティ byイエラエ 高度解析部 高度解析課 三村聡志氏
「Japan Drone & AAM Awards 2024」では、2部門を受賞
GMOインターネットグループは、審査員と来場者の投票によって出展者の中から分野ごとに表彰する「Japan Drone & AAM Awards 2024」において2部門で受賞しました。
Advanced Air Mobility部門
「ドローン/eVTOL診断」(GMOサイバーセキュリティ byイエラエ)
ドローンの本格的な社会実装にあたり、サイバーセキュリティにおける事件や事故の増大が危惧されています。そこで「安全安心な空飛ぶクルマ社会の実現」を目的に、イエラエに所属するサイバーセキュリティのエキスパート(ホワイトハッカー)がドローン/eVTOLの脆弱性を診断するサービスです。
ドローンの本格的な社会実装にあたり、サイバーセキュリティにおける事件や事故の増大が危惧されています。そこで「安全安心な空飛ぶクルマ社会の実現」を目的に、イエラエに所属するサイバーセキュリティのエキスパート(ホワイトハッカー)がドローン/eVTOLの脆弱性を診断するサービスです。
イエラエの知見と技術力を生かし、「ドローン/eVTOLのデバイス自体の弱点」「クラウドプラットフォームのセキュリティリスク」「APIなど通信路のセキュリティリスク」の3つの観点から弱点を探して対策を提案します。脆弱性診断の前に、ドローン/eVTOLのビジネスでの活用シーンをヒアリングし、そのドローン/eVTOLがチェックすべきセキュリティ観点を洗い出すことも可能です。
ソフトウェア・アプリケーション部門
機体ログ活用クラウドサービス「DOP SUITE」(GMOグローバルサイン・ホールディングス、ドローン・ジャパン、パナソニック システムデザイン)
機体ログを収集し、機体の状況をより詳細に把握することで、ドローンを活用するユーザーやサービス提供者が適切な機体運用や安全性向上を実現できるクラウドサービスです。GMOグローバルサイン・ホールディングス、ドローン・ジャパン、パナソニック システムデザインの3社で開発し、GMOグローバルサイン・ホールディングスは収集したログ情報のセキュアなクラウド管理を実現する「CloudCREW byGMO」を提供しています。
機体ログを収集し、機体の状況をより詳細に把握することで、ドローンを活用するユーザーやサービス提供者が適切な機体運用や安全性向上を実現できるクラウドサービスです。GMOグローバルサイン・ホールディングス、ドローン・ジャパン、パナソニック システムデザインの3社で開発し、GMOグローバルサイン・ホールディングスは収集したログ情報のセキュアなクラウド管理を実現する「CloudCREW byGMO」を提供しています。
GMOインターネットグループは今後もさまざまな取り組みを通じて安心・安全な「空の移動革命」を実現するため、さらなるセキュリティ対策技術の開発に取り組み、次世代モビリティ産業の成長に貢献していくとのことです。
日本では「空の産業革命に向けたロードマップ2022」に基づいて空飛ぶクルマの商用化に向けた取り組みが進んでおり、2023年にはレベル4飛行の実証実験も複数回行われました。今後は段階的に制度の整備を進めつつ、人口密度の高いエリアへ拡大しながら運行形態の高度化、空域の高密度化を進めていく予定となっています。まだまだ我々一般消費者にとっては空飛ぶクルマの現実味は薄いようにも思えますが、海外では2024年から25年にかけてさまざまな国で商用サービスが開始される見込みとなっています。空飛ぶクルマが当たり前のように人やモノを運搬する時代が楽しみですね。
日本では「空の産業革命に向けたロードマップ2022」に基づいて空飛ぶクルマの商用化に向けた取り組みが進んでおり、2023年にはレベル4飛行の実証実験も複数回行われました。今後は段階的に制度の整備を進めつつ、人口密度の高いエリアへ拡大しながら運行形態の高度化、空域の高密度化を進めていく予定となっています。まだまだ我々一般消費者にとっては空飛ぶクルマの現実味は薄いようにも思えますが、海外では2024年から25年にかけてさまざまな国で商用サービスが開始される見込みとなっています。空飛ぶクルマが当たり前のように人やモノを運搬する時代が楽しみですね。
安蔵 靖志
Techジャーナリスト/家電エバンジェリスト
家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)、スマートマスター。AllAbout デジタル・家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」にレギュラー出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの商品リサーチ・構成にも携わっている。