GMOインターネットグループのGMOクリエイターズネットワークは、日本初のフリーランスに特化した金融支援サービス「FREENANCE(フリーナンス) byGMO」のユーザーを対象に、2022年の収入の変化や年末年始の出費額、各種値上げに対する対策など、フリーランスのお金事情に関する調査を行いました。その結果、約半数が2021年に比べて収入増加を実感したと答えました。
調査結果のサマリーは以下の通りです。
・フリーランスの約半数が2022年に収入の増加を実感
・各種値上げに対して意識したのは「家計の節約」に加え「節税」「固定費削減」
・年末の出費は1~5万円未満が多数 多くは「食事」や「買い物」
・案件や収入を増やしつつ、2023年は「自分のペースで楽しく」働くことも重視
調査結果のサマリーは以下の通りです。
・フリーランスの約半数が2022年に収入の増加を実感
・各種値上げに対して意識したのは「家計の節約」に加え「節税」「固定費削減」
・年末の出費は1~5万円未満が多数 多くは「食事」や「買い物」
・案件や収入を増やしつつ、2023年は「自分のペースで楽しく」働くことも重視
フリーランスの約半数が2022年に収入の増加を実感
調査結果を一つずつ紹介していきましょう。まず2022年の収入を振り返り、2021年と比較してどのように変化したかを聞きました。
「やや増えたと感じる」の回答が最も多く、「増えたと感じる」と合わせると約半数が2022年には収入の増加を実感していることが分かりました。
「やや増えたと感じる」の回答が最も多く、「増えたと感じる」と合わせると約半数が2022年には収入の増加を実感していることが分かりました。
昨年(2021年)と比較して、この1年間(2022年)の収入はどのように変化したと感じますか?
収入が増えた理由を具体的に聞くと、「努力した」「案件単価が上がった」「副業を始めた」という回答に加え、新型コロナウイルスによる自粛が緩和され、「活動できる機会が増えたことで収入の増加につながった(ITエンジニア)」「イベントが増えた(カメラマン・映像クリエイター・イラストレーターなど)」など、新型コロナウイルスによる仕事への影響が昨年より穏やかになったと考えられる回答もありました。
一方で、「やや減少したと感じる」「減少したと感じる」と回答した人のなかには、新型コロナウイルスによって「出勤日数が減った(配送・運送業)」「副業で在宅ワークをする人が増え、競争相手が増えた気がする(カメラマン・映像クリエイター・イラストレーターなど)」など、依然としてその影響に悩む人もいるようです。
このように、会社員と比較して収入が変化しやすいフリーランスのなかには、収入安定をめざして副業をする人もいるでしょう。そこで、「これまでの仕事に加えて、新たな事業や副業を検討しているか」を聞いたところ、半数以上が「考えている」と回答。「すでに始めている」という回答と合わせると7割を超え、理由としては「今後、仕事が減少するリスクに備えておきたい」という声が目立ちました。
一方で、「やや減少したと感じる」「減少したと感じる」と回答した人のなかには、新型コロナウイルスによって「出勤日数が減った(配送・運送業)」「副業で在宅ワークをする人が増え、競争相手が増えた気がする(カメラマン・映像クリエイター・イラストレーターなど)」など、依然としてその影響に悩む人もいるようです。
このように、会社員と比較して収入が変化しやすいフリーランスのなかには、収入安定をめざして副業をする人もいるでしょう。そこで、「これまでの仕事に加えて、新たな事業や副業を検討しているか」を聞いたところ、半数以上が「考えている」と回答。「すでに始めている」という回答と合わせると7割を超え、理由としては「今後、仕事が減少するリスクに備えておきたい」という声が目立ちました。
これまで行ってきた仕事に加えて、新たな事業や副業を始めましたか?もしくは始めようと考えていますか?
上記回答の理由を教えてください
値上げには「家計の節約」に加え「節税」「固定費削減」も意識
原材料費やエネルギー価格の高騰などの影響で、さまざまな業界で各種値上げが相次いでいます。フリーランスが値上げラッシュに対して実践していることを聞くと、「家計の節約」と回答した人が約7割で最多となりました。
食品やサービスなど、さまざまな「値上げ」に対して実践していることはありますか?
「節税」と回答された方にお聞きします。具体的にはどのようなことを実践していますか?
「事業での固定費の削減」と回答された方にお聞きします。具体的にはどのような固定費を削減しましたか?
それ以外の節約方法である「節税」「事業での固定費の削減」「案件単価や受注数の見直し」など、事業に関わる回答は、ほぼ同じ数値で並びました。「節税」においては「計上する必要経費の見直し」に次いで、「ふるさと納税」などの税額控除や所得控除を活用する人も目立ちました。「事業での固定費の削減」については「消耗品費」「接待費・交際費」を削減している人が多いことが分かりました。
年末の出費は1~5万円未満が多数。多くは「食事」や「買い物」に出費
各種値上げが続くなか、何かと物入りの年末年始を迎えるにあたり、年末年始の出費予定額を聞きました。すると「1~5万円未満」が最多で約4割となり、一方で「出費する予定はない」という回答も2割強となりました。具体的な出費予定内容は、新型コロナウイルスの影響もあってか、近隣でも楽しめる「食事」「買い物」が「帰省」「旅行」を上回りました。
年末年始休暇にどのくらいの出費を予定していますか?
具体的に、どのようなことに出費する予定ですか?
案件や収入を増やしつつ、2023年は「自分のペースで楽しく」働くことも重視
最後に、仕事における来年の目標を聞きました。「案件量・収入を増やしたい」という回答が最多となるものの、「自分のペースで・楽しく仕事がしたい」という、フリーランスらしい自由な働き方を期待する回答も数を伸ばしました。
仕事において、2023年に目標としていることはありますか?
調査まとめ
今回の調査から、アンケートに回答した人の約半数が2022年に収入増加を実感していることが分かりました。一方で、収入減に備えて、副業や節約を心がける人も多くいました。そして2023年は、収入増加に加えて、自分のペースを大切にしながら、楽しくいきいきと働くことをめざす人が多いことも分かりました。
今回の調査はフリーランスや個人事業主を対象にしたアンケートでしたが、会社員でも長引く新型コロナウイルス禍で自ら働き方改革を実践した人、勤め先の勤務形態が大きく変化した人なども多いのではないかと思います。
現在、ウィズコロナ、アフターコロナに向けて社会が大きく変化しようとしている中で、国民一人ひとりもまだまだ働き方やワークライフバランス、生活スタイルなど、変化や改革を進める余地はあるのかもしれません。今回の調査が何かのヒントになれば幸いです。
【調査概要】
・調査テーマ: フリーランス・個人事業主の働き方に関するアンケート
・調査対象: 「FREENANCE byGMO」に登録しているユーザー748人
・有効回答数: 748件
・調査期間: 2022年11月30日~12月6日
・調査方法: インターネットによる調査
・調査主体: 「FREENANCE byGMO」
今回の調査はフリーランスや個人事業主を対象にしたアンケートでしたが、会社員でも長引く新型コロナウイルス禍で自ら働き方改革を実践した人、勤め先の勤務形態が大きく変化した人なども多いのではないかと思います。
現在、ウィズコロナ、アフターコロナに向けて社会が大きく変化しようとしている中で、国民一人ひとりもまだまだ働き方やワークライフバランス、生活スタイルなど、変化や改革を進める余地はあるのかもしれません。今回の調査が何かのヒントになれば幸いです。
【調査概要】
・調査テーマ: フリーランス・個人事業主の働き方に関するアンケート
・調査対象: 「FREENANCE byGMO」に登録しているユーザー748人
・有効回答数: 748件
・調査期間: 2022年11月30日~12月6日
・調査方法: インターネットによる調査
・調査主体: 「FREENANCE byGMO」
安蔵 靖志
Techジャーナリスト/家電エバンジェリスト
家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)、スマートマスター。AllAbout デジタル・家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」にレギュラー出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの商品リサーチ・構成にも携わっている。