順次を使ったプログラムを作ってみよう
さあ、いよいよ実際にプログラムを作っていきましょう。「順次」を使って、コンピューターに命令を出してみます。
まずは基本的な知識についてお話します。
まずは基本的な知識についてお話します。
ビジュアルプログラミングとは
普通のプログラミング言語では、アルファベットを使って命令を書いていきます。これを「コード」と呼びます。

コードの例
例えば、キャラクターに対して「動かす」という命令を出すためには「Move」と書かなければいけません。これはプログラミングを始めたばかりの人にとっては少し難しいかもしれません。
でも心配はいりません。私たちには「ビジュアルプログラミング」という便利な方法があります。
ビジュアルプログラミングでは、文字や単語を覚えなくても、絵や図を使って簡単にプログラミングができます。まるでブロックを組み立てるように、命令を並べていくことができるのです。
でも心配はいりません。私たちには「ビジュアルプログラミング」という便利な方法があります。
ビジュアルプログラミングでは、文字や単語を覚えなくても、絵や図を使って簡単にプログラミングができます。まるでブロックを組み立てるように、命令を並べていくことができるのです。
世界中の子どもたちが使うプログラミングツール「Scratch」
たくさんあるビジュアルプログラミングの中でも「Scratch(スクラッチ)」というプログラミングツールは、世界中で多くの子どもたちに使われています。スクラッチでは、色とりどりのブロックを組み合わせてプログラムを作ることができます。
例えば「10歩動かす」というブロックを置けば、キャラクターが10歩前に進みます。「右に90度回す」というブロックを置けば、キャラクターが右を向きます。
このようにスクラッチを使えば、難しい文字や記号を覚えなくても、自分の思い通りにキャラクターを動かしたり、音を鳴らしたり、絵を描いたりできます。まるでパズルを解くように、楽しみながらプログラミングを学ぶことができるのです。
例えば「10歩動かす」というブロックを置けば、キャラクターが10歩前に進みます。「右に90度回す」というブロックを置けば、キャラクターが右を向きます。
このようにスクラッチを使えば、難しい文字や記号を覚えなくても、自分の思い通りにキャラクターを動かしたり、音を鳴らしたり、絵を描いたりできます。まるでパズルを解くように、楽しみながらプログラミングを学ぶことができるのです。

スクラッチのブロックの例
スクラッチでプログラムを動かしてみよう
ではスクラッチを使って、実際に「順次」のプログラムを作っていきましょう。
失敗を恐れる必要はありません。ブロックは何度でも組み直すことができます。キャラクターがあなたの思い通りに動かなくても、何度も試せるのがプログラミングのいいところです。
スクラッチの画面を見てみよう
スクラッチを開くと、画面がいくつか要素に分かれて表示されます。これらの要素を使って、プログラミングをしていきます。それぞれの要素がもっている役割を見ていきましょう。
失敗を恐れる必要はありません。ブロックは何度でも組み直すことができます。キャラクターがあなたの思い通りに動かなくても、何度も試せるのがプログラミングのいいところです。
スクラッチの画面を見てみよう
スクラッチを開くと、画面がいくつか要素に分かれて表示されます。これらの要素を使って、プログラミングをしていきます。それぞれの要素がもっている役割を見ていきましょう。

スクラッチの画面
①パレット
画面の左側にあるパレットには、プログラミングで使うためのブロックが並んでいます。
これらのブロックは「動き」「音」「見た目」などのカテゴリに分かれています。
プログラムを作るときは、このパレットから必要なブロックを取り出して使います。おもちゃ箱から必要なブロックを選んで取り出すようなものです。
②スクリプトエリア
真ん中の「スクリプトエリア」が、プログラムを組み立てる場所です。パレットから取り出したコマンドブロックを、真ん中のスクリプトエリアに置いていきます。
そして取り出したブロックたちは、それぞれ上下につなげることができ、つながった順番通りにプログラムが動きます。これが「順次」というわけです。
スクラッチでは、ブロックは形が合うもの同士だけが組み合わさるようにできていて、間違った組み合わせを作れないようになっているので、安心してください。
③ステージ
画面の右上にあるステージは、スクリプトエリアで組み立てたプログラムの結果を見るための場所です。
ここで、キャラクターが動いたり、絵が描かれたり、音が鳴ったりします。
ステージの左上にある「緑の旗」をクリックすると、作ったプログラムが動き始めます。キーボードを押したときや、キャラクターをクリックしたときなど、別の方法でプログラムを動かすこともできます。
④スプライトペイン
ステージの下にあるスプライトペインでは、プログラムで動かすキャラクター(スプライト)を選ぶことができます。
スプライトは複数作ることができ、それぞれのスプライトに別々のプログラムを用意できます。例えば、猫のスプライトには歩かせるプログラム、鳥のスプライトには飛ばせるプログラムというように、それぞれのスプライトに合った動きを作り、動かすことができるのです。
スクラッチの①から④の要素を使って、私たちは自分の思い通りのプログラムを作れます。
最初は少し戸惑うかもしれませんが、実際に触ってみると、すぐに使い方がわかってくるはずです。
画面の左側にあるパレットには、プログラミングで使うためのブロックが並んでいます。
これらのブロックは「動き」「音」「見た目」などのカテゴリに分かれています。
プログラムを作るときは、このパレットから必要なブロックを取り出して使います。おもちゃ箱から必要なブロックを選んで取り出すようなものです。
②スクリプトエリア
真ん中の「スクリプトエリア」が、プログラムを組み立てる場所です。パレットから取り出したコマンドブロックを、真ん中のスクリプトエリアに置いていきます。
そして取り出したブロックたちは、それぞれ上下につなげることができ、つながった順番通りにプログラムが動きます。これが「順次」というわけです。
スクラッチでは、ブロックは形が合うもの同士だけが組み合わさるようにできていて、間違った組み合わせを作れないようになっているので、安心してください。
③ステージ
画面の右上にあるステージは、スクリプトエリアで組み立てたプログラムの結果を見るための場所です。
ここで、キャラクターが動いたり、絵が描かれたり、音が鳴ったりします。
ステージの左上にある「緑の旗」をクリックすると、作ったプログラムが動き始めます。キーボードを押したときや、キャラクターをクリックしたときなど、別の方法でプログラムを動かすこともできます。
④スプライトペイン
ステージの下にあるスプライトペインでは、プログラムで動かすキャラクター(スプライト)を選ぶことができます。
スプライトは複数作ることができ、それぞれのスプライトに別々のプログラムを用意できます。例えば、猫のスプライトには歩かせるプログラム、鳥のスプライトには飛ばせるプログラムというように、それぞれのスプライトに合った動きを作り、動かすことができるのです。
スクラッチの①から④の要素を使って、私たちは自分の思い通りのプログラムを作れます。
最初は少し戸惑うかもしれませんが、実際に触ってみると、すぐに使い方がわかってくるはずです。

成瀬 允宣
【GMOインターネットグループ デベロッパーエキスパート / GMOインターネットグループ アプリケーション開発本部 所属】
テックリードとしてWebアプリケーションプロダクト開発に従事するほか、大学講師やKids VALLEY プロジェクトにおける小学校プログラミング教育に携わる。また、カンファレンスなどでソフトウェア開発・設計を主軸に講演活動を行っている。
著書『ドメイン駆動設計入門 ボトムアップでわかる!ドメイン駆動設計の基本』
X:@nrslibi