「.beauty」登場、好きな名前の取得に有利で、業種も分かりやすい新gTLD

2021.5.14

メールアドレスの＠より後ろや、WebサイトのURLにあるドメイン。よく見るのはyahoo.co.jpなどですが、最後の「.co.jp」は会社を表しています。しかし、会社であることは分かっても業種までは分かりません。最近は、もっと具体的な業種等の分かるドメインが増えています。

ドメインの取得は早いもの勝ち。例えば「yahoo.co.jp」であれば「yahoo」の箇所、「i4u.gmo」であれば「i4u」の箇所は、自分で好きなキーワードで取得できるのですが、早いもの勝ちです。

「co.jp」「.org」「.com」などのドメインはインターネットの黎明期からあるため、「yahoo」や「i4u」にあたる箇所では、すでにほとんどのキーワードが取得済で、今から好きなキーワードで取得することは難しい状況です。また「.co.jp」は法人格のある会社が取得できますが、このドメインにはどの業種なのかは分からないという難点があります。

そのため最近のドメインは、「.com」の“com”の部分にさまざまな言葉が入ってきています。これを「新gTLD」と言います。gTLDは「分野別トップレベルドメイン(generic TLD)」の頭文字をとったもので、ドメインのトップレベルとは、「.com」「.org」「.gmo」など、最も右側の文字を指します。新しくできたTLDだからこそ、まだまだ好きな名前を取得できるというわけです。

業務の分かる4つの新ドメイン、まだまだ好きなキーワードで取得可能

お名前.comでは、2021年3月23日から、以下のTLDの登録を新たに開始しました。

.beauty
.hair
.skin
.makeup

追加された4つのドメインは美容室をはじめ、ヘアケア、スキンケア、コスメなどに活用でき、お店や製品紹介サイトのほか、情報サイトなどでも利用できます。

たとえば、「yoyaku.“美容室の名称”.beauty」のような予約サイトを立ち上げることもできますし、「tencho＠“美容室の名称”.beauty」といったスタッフのメールアドレスを作成することもできます。

新しいTLDならば、取得されていないキーワードも多く、好きな名前を取ることができそうです。

お名前.comが、2021年3月23日から登録を開始した4つの新TLDのキャンペーンページ

Webサイトへ確実・安心に導く、分かりやすいドメイン

SNSや動画サイトなどを利用した集客も可能となった今、メールアドレスやURLは何でも良い、と思っている人もいるのではないでしょうか。確かにURLを書くよりも「××で検索」のようなキーワード検索を耳にすることも多くなり、名刺にもアドレスではなく、QRコードが記載されている人がいるかもしれません。

しかし例えば、新規に開店した美容室があったとして、店名さえ知ってもらえば「検索サイト経由でWebサイトに来てもらえる」と思っていませんか。有名店であれば、そのお店のWebサイトそのものが検索結果に出てきますが、開業してから検索結果の上位に表示されるようになるには時間がかかります。

もしも、同じ名前の店舗がない、もしくはほとんど店名に使われないようなユニークな店名をつければ、検索結果の上位に表示されやすいのは確かですが、今度はお客さま側が覚えにくく、検索しようにもできないといったことが起きてしまいます。

Webサイトがあるにも関わらず、美容室名で検索しても検索結果に出てこなかった場合、お客さまがさらに「美容室」や「地名」を含めて検索してしまうと、別の美容室にたどり着いてしまう可能性も高いでしょう。確実に自分のWebサイトと判断してもらうには、分かりやすいURLが何よりも便利です。

一方、QRコードはURLをそのまま記述できるため一見有効ですが、これも制限があります。実際にQRコードを目にしなければならないため、それを掲示・配信する方法などを考えなければなりません。例えば、QRコードが入ったポスターを掲示するとなると、広告費もかかり、周知には別のコストがかかります。

最新iPhoneならQRコードの読み込みはカメラアプリで可能ですが、Androidの場合、読み込み環境はバラバラです。機種によっては標準のカメラアプリで読み取り可能だったり、アプリをインストールする必要があります。その結果、読み取りの操作が機種ごとにバラバラというのが実情で、QRコードを活用していない人も多いと聞きます。

また企業から提供されるサービスの告知や個人間の連絡は、Webサイトやメールの代わりに、SNS内で取ることが多くなりました。確かに便利ではあるものの、この方法では両者が同じSNSを利用している必要があるほか、自分のSNSをプライベート利用のみに限定し、さまざまな企業からのメッセージが来ないようにしている人もいるのが実態です。

好みのキーワードでドメインを取得してみよう