チェーンストア向けに最適化されたMEO Dash!の機能とは
注目度がアップし、多くの店舗や企業に利用されているMEO Dash!ですが、多くの店舗を抱えるチェーンストアにとっては使いにくい部分もありました。そこを大幅に改善し、マーケティングに大いに活用できるようにしたのが「多店舗一括管理機能」と「多店舗インサイトデータの比較機能」です。
多店舗一括管理機能は、複数店舗の情報を一括操作・編集できる機能です。例えば緊急事態宣言下で店舗の営業時間を変更したり、「酒類の提供を一時的に中止します」など、店舗のサービス内容などの詳細情報を変更するといったことを全店舗一括で行うことができます。
多店舗一括管理機能は、複数店舗の情報を一括操作・編集できる機能です。例えば緊急事態宣言下で店舗の営業時間を変更したり、「酒類の提供を一時的に中止します」など、店舗のサービス内容などの詳細情報を変更するといったことを全店舗一括で行うことができます。
専用の「MEO Dashboard」で最新データを毎日確認できます
「Googleマイビジネスでは、例えばエリアマネージャーが各店舗の集客状況を確認したり、集客を促進するために投稿機能を使って情報を投稿したり、ユーザーレビューに対してレスポンスする、といったことが重要になります。またGoogleマイビジネスは、第三者も情報を修正できるプラットフォームなため、記載されている店舗情報が正しいかどうかの確認や必要に応じて修正する場合もあります。従来は、各店舗へそれぞれログインして情報修正やコメント投稿などを行う必要がありましたが、多店舗一括管理機能によって全店舗一括で投稿できるようになりました」(大澤氏)
Googleマイビジネスの検索結果で上位に表示されるためには、掲載情報と検索キーワードの関連性が高いことだけでなく、他のポータルサイトとの情報の整合性(サイテーション)も重要です。
「弊社のMEO Dashboardに店舗の基本情報を登録しておくと、そのデータをGoogleマイビジネスに反映するだけでなく、API(アプリケーションプログラミングインターフェース)が公開されているFoursquareやFacebook、Apple Map、Baiduといったローカル系Webメディア媒体やプラットフォームへ、店舗情報データを自動連携・データ送信する機能も提供しています」(大澤氏)
では、多店舗インサイトデータの比較機能というのは、どういうものなのでしょうか。
「これまでは、店舗ごとのアカウントにGoogleマイビジネスへログインしないとインサイトデータや口コミデータを見ることができませんでした。MEO Dashboardでは、全店舗分のデータを一元管理した上で、さらに地域別、フランチャイズと直営店と分類して比較できます。
店舗と売上の関係を分析すると、売上が伸びている店舗は顧客満足度が高く、Googleマイビジネスの口コミ情報やレビュー点数も良いことが分かっています。売上の良い店舗が行っているオペレーションをクロス分析などを通して可視化するなど、必要なデータセットを瞬時に見やすく提供できるようにしました」(大澤氏)
Googleマイビジネスの検索結果で上位に表示されるためには、掲載情報と検索キーワードの関連性が高いことだけでなく、他のポータルサイトとの情報の整合性(サイテーション)も重要です。
「弊社のMEO Dashboardに店舗の基本情報を登録しておくと、そのデータをGoogleマイビジネスに反映するだけでなく、API(アプリケーションプログラミングインターフェース)が公開されているFoursquareやFacebook、Apple Map、Baiduといったローカル系Webメディア媒体やプラットフォームへ、店舗情報データを自動連携・データ送信する機能も提供しています」(大澤氏)
では、多店舗インサイトデータの比較機能というのは、どういうものなのでしょうか。
「これまでは、店舗ごとのアカウントにGoogleマイビジネスへログインしないとインサイトデータや口コミデータを見ることができませんでした。MEO Dashboardでは、全店舗分のデータを一元管理した上で、さらに地域別、フランチャイズと直営店と分類して比較できます。
店舗と売上の関係を分析すると、売上が伸びている店舗は顧客満足度が高く、Googleマイビジネスの口コミ情報やレビュー点数も良いことが分かっています。売上の良い店舗が行っているオペレーションをクロス分析などを通して可視化するなど、必要なデータセットを瞬時に見やすく提供できるようにしました」(大澤氏)
SEOで培った経験とノウハウがMEO Dash!の強み
こうした新機能も踏まえて、MEO Dash!の強みについて大澤氏に聞きました。
「検索したユーザーが本当に来店しているのかを知りたいというニーズに対して『来店測定機能』をリリースするなど、かゆいところに手が届くような機能開発をどんどん進めています。そのほかGoogleアナリティクスとのデータ連携も可能で、Googleマイビジネスの集客データとGoogleアナリティクスでのWebサイト遷移後のユーザー行動を簡単に可視化することで、より深い集客効果の分析が可能になっています。
今後は、Googleマイビジネスのアカウントと、Googleローカル広告連携・配信することで精度を上げる取り組み、個店の方々でも使いやすいように広告配信連携など自動で最適化するなど、差別化を図っていく予定です」(大澤氏)
GMO TECHは、元々SEO(サーチエンジン最適化)コンサルティングからスタートしているので、「Googleが新しく発表するアルゴリズムへの対応速度や、施策効果の部分には自信を持っています」と大澤氏は続けます。
「市場には、Googleマイビジネスの管理のみの代行や、運用代行といったサービスが多いのですが、MEOは集客のために行うものです。集客するための最大のKPI(重要業績評価指標)は、狙ったキーワードでローカルパック(Googleでの検索で、Googleマイビジネスの情報が表示される枠)の3位以内にランクインし、トラフィックを得ることです。
施策の結果、ユーザーから見つかりやすい状態にしてあげることに最もこだわっています。ローカルパックでの上位表示があって初めて、集客分析や投稿機能などの便利機能が生きてくると考えています」(大澤氏)
ローカルパックでの上位表示に対し、、具体的にはどのような施策を行っているのでしょうか。
「MEOはローカルSEOなので、検索する住所によって順位が大きく変わります。そのため検索時に緯度・経度の設定をして、最初の段階でどの地域で何位に入っているかを調査します。現状を可視化した上で、MEOによる集客計画をシミュレーションの上で作成します。
その後3位内率が改善された場合には、検索結果に表示される回数や、コンバージョン率の上昇を計測していきます。
また3位内率を高めるために、4位~6位の店舗も洗い出し、競合の順位も計測し、競合との順位関係、商圏エリア内での順位の推移を計測します。そこから、現状の弱みや、どういう検索流入に対して集客に貢献しているかなども調査しながら、PDCAをどんどん回していきます」(大澤氏)
「検索したユーザーが本当に来店しているのかを知りたいというニーズに対して『来店測定機能』をリリースするなど、かゆいところに手が届くような機能開発をどんどん進めています。そのほかGoogleアナリティクスとのデータ連携も可能で、Googleマイビジネスの集客データとGoogleアナリティクスでのWebサイト遷移後のユーザー行動を簡単に可視化することで、より深い集客効果の分析が可能になっています。
今後は、Googleマイビジネスのアカウントと、Googleローカル広告連携・配信することで精度を上げる取り組み、個店の方々でも使いやすいように広告配信連携など自動で最適化するなど、差別化を図っていく予定です」(大澤氏)
GMO TECHは、元々SEO(サーチエンジン最適化)コンサルティングからスタートしているので、「Googleが新しく発表するアルゴリズムへの対応速度や、施策効果の部分には自信を持っています」と大澤氏は続けます。
「市場には、Googleマイビジネスの管理のみの代行や、運用代行といったサービスが多いのですが、MEOは集客のために行うものです。集客するための最大のKPI(重要業績評価指標)は、狙ったキーワードでローカルパック(Googleでの検索で、Googleマイビジネスの情報が表示される枠)の3位以内にランクインし、トラフィックを得ることです。
施策の結果、ユーザーから見つかりやすい状態にしてあげることに最もこだわっています。ローカルパックでの上位表示があって初めて、集客分析や投稿機能などの便利機能が生きてくると考えています」(大澤氏)
ローカルパックでの上位表示に対し、、具体的にはどのような施策を行っているのでしょうか。
「MEOはローカルSEOなので、検索する住所によって順位が大きく変わります。そのため検索時に緯度・経度の設定をして、最初の段階でどの地域で何位に入っているかを調査します。現状を可視化した上で、MEOによる集客計画をシミュレーションの上で作成します。
その後3位内率が改善された場合には、検索結果に表示される回数や、コンバージョン率の上昇を計測していきます。
また3位内率を高めるために、4位~6位の店舗も洗い出し、競合の順位も計測し、競合との順位関係、商圏エリア内での順位の推移を計測します。そこから、現状の弱みや、どういう検索流入に対して集客に貢献しているかなども調査しながら、PDCAをどんどん回していきます」(大澤氏)
クリエイティブ改善による集客改善のイメージ
検索時に緯度・経度情報を入れることで、その地点におけるローカルパックの順位を計測
コロナ禍になって、ユーザーが重視するポイントにも変化があるそうです。
「通常のサービス訴求だけでなく、イベントや特典、コロナに対する取り組みなど、インプレッション別に表示回数やクリック回数が分かります。しかし現状のユーザーは、コロナに対する取り組みを最初に見る傾向があります。そうした背景から、店舗画像として、内観を入れるのも重要ですね。こうしたデータを分析しながら対策し、3位内率を高めるというのが我々の提案です」(大澤氏)
「通常のサービス訴求だけでなく、イベントや特典、コロナに対する取り組みなど、インプレッション別に表示回数やクリック回数が分かります。しかし現状のユーザーは、コロナに対する取り組みを最初に見る傾向があります。そうした背景から、店舗画像として、内観を入れるのも重要ですね。こうしたデータを分析しながら対策し、3位内率を高めるというのが我々の提案です」(大澤氏)
ユーザーのニーズに合わせた情報発信が可能
MEO Dash!の現在のアクティブ契約者数は約2300社ほどとのこと。今後の抱負について大澤氏は「元々は医療分野に絞って展開してきましたが、飲食店や美容室など、さらには士業など、いろいろな業種に広げていきたいと考えています」と語りました。
コロナ禍で感染防止策などのオペレーション作業が増加している店舗では、刻々と変化するユーザーニーズへの随時対応は、なかなか難しくなっているのではないでしょうか。検索による来店促進に加えて、ユーザーニーズの把握にも利用できるMEO Dash!は、コロナ後に来る“新しい生活スタイルへ”の素早い対応にも役立つサービスになると感じました。
コロナ禍で感染防止策などのオペレーション作業が増加している店舗では、刻々と変化するユーザーニーズへの随時対応は、なかなか難しくなっているのではないでしょうか。検索による来店促進に加えて、ユーザーニーズの把握にも利用できるMEO Dash!は、コロナ後に来る“新しい生活スタイルへ”の素早い対応にも役立つサービスになると感じました。
安蔵 靖志
Techジャーナリスト/家電エバンジェリスト
家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)、スマートマスター。AllAbout デジタル・家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」にレギュラー出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの商品リサーチ・構成にも携わっている。