定性調査をオンラインインタビューで完結、事前の可否確認も不要な「MO Insights」がコロナ禍で注目を集めるわけ
新型コロナウイルス感染拡大を受け、さまざまな業務のオンライン化が進んでいます。インターネットリサーチ事業を展開するGMOリサーチが2020年3月に提供を開始した「MO Insights(エムオーインサイツ)byGMO(以下、MO Insights)」でも、オンラインインタビューの引き合いが増え、対面での調査がオンラインへ移行しているとのこと。GMOリサーチではさらに、企業がよりスムーズにオンラインインタビューが実施できるよう、2020年10月に「オンラインインタビュー専用パネル」の提供を開始しています。
コロナ時代に勝つマーケティング調査活動
昨年から猛威を奮っている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。いまだ感染拡大終息の気配が見えない中、政府からは企業に対してテレワークでの作業要請も出ており、企業はこれまでの仕事のやり方を見直す必要に迫られています。
さらに追い打ちをかけるように、2度目の緊急事態宣言が発令され、直接コミュニケーションを取るような活動は難しい状況となっています。
こうした中、製品の開発やサービスを提供するうえで重要なマーケティング調査活動も、コロナ禍に対応した方法を模索しなければなりません。
ユーザーを理解するための手法には、大きく分けて定量調査と定性調査の2つがあります。定量調査は主にアンケート調査で行うことが可能。質問に対して「はい/いいえ」や選択肢などで簡単に回答できるため、ユーザーにも比較的協力してもらいやすい手法です。郵送や街頭、来店・来場者向けのものなど多様な手法がありますが、近年ではオンラインでの調査も確立されています。調査したい課題にもよりますが、コロナ禍においてもオンラインで十分に対応できるでしょう。
一方、定性調査は数値では表せない感情や思考、行動を観察し、価値観を探るため、主に対面によるインタビュー形式を用います。このコロナ禍においては感染防止の観点から人を集めてインタビューすることが難しくなっていることから、調査をどう実施すべきか苦慮している企業も多いことでしょう。
そこで考えられたのが、オンラインインタビューです。コロナ禍によりテレワークが普及し、オンラインミーティングによって画面に向かってコミュニケーションを取ることに慣れた人も多くなってきた今、定性調査をオンラインで行う企業が増えています。
GMOリサーチは2020年3月から、定量調査に加えて定性調査も可能なクラウド型のオンラインインタビューサービス「MO Insights」を提供してきました。サービス運営を担当するGMOリサーチ メディア開発部の山田貴敏氏は、サービス開発のきっかけについて次のように語っています。
「新型コロナウイルスの感染拡大やそれに伴う外出自粛要請によって、今まで当たり前だった働き方と仕事の進め方が大きく変わりました。GMOインターネットグループでは、新型コロナウイルスの感染拡大が騒がれはじめ、国内4例目となる感染者が確認された翌日の1月27日から、いち早く在宅勤務を開始しています。GMOリサーチでも、在宅勤務という新しい働き方の中、これまで消費者へ対面で行っていたインタビューによる定性調査をオンライン上で完結するための新たなサービス、MO Insights開発のためのプロジェクトチームを立ち上げることになりました」(山田氏)
さらに追い打ちをかけるように、2度目の緊急事態宣言が発令され、直接コミュニケーションを取るような活動は難しい状況となっています。
こうした中、製品の開発やサービスを提供するうえで重要なマーケティング調査活動も、コロナ禍に対応した方法を模索しなければなりません。
ユーザーを理解するための手法には、大きく分けて定量調査と定性調査の2つがあります。定量調査は主にアンケート調査で行うことが可能。質問に対して「はい/いいえ」や選択肢などで簡単に回答できるため、ユーザーにも比較的協力してもらいやすい手法です。郵送や街頭、来店・来場者向けのものなど多様な手法がありますが、近年ではオンラインでの調査も確立されています。調査したい課題にもよりますが、コロナ禍においてもオンラインで十分に対応できるでしょう。
一方、定性調査は数値では表せない感情や思考、行動を観察し、価値観を探るため、主に対面によるインタビュー形式を用います。このコロナ禍においては感染防止の観点から人を集めてインタビューすることが難しくなっていることから、調査をどう実施すべきか苦慮している企業も多いことでしょう。
そこで考えられたのが、オンラインインタビューです。コロナ禍によりテレワークが普及し、オンラインミーティングによって画面に向かってコミュニケーションを取ることに慣れた人も多くなってきた今、定性調査をオンラインで行う企業が増えています。
GMOリサーチは2020年3月から、定量調査に加えて定性調査も可能なクラウド型のオンラインインタビューサービス「MO Insights」を提供してきました。サービス運営を担当するGMOリサーチ メディア開発部の山田貴敏氏は、サービス開発のきっかけについて次のように語っています。
「新型コロナウイルスの感染拡大やそれに伴う外出自粛要請によって、今まで当たり前だった働き方と仕事の進め方が大きく変わりました。GMOインターネットグループでは、新型コロナウイルスの感染拡大が騒がれはじめ、国内4例目となる感染者が確認された翌日の1月27日から、いち早く在宅勤務を開始しています。GMOリサーチでも、在宅勤務という新しい働き方の中、これまで消費者へ対面で行っていたインタビューによる定性調査をオンライン上で完結するための新たなサービス、MO Insights開発のためのプロジェクトチームを立ち上げることになりました」(山田氏)
MO Insights 3つの特徴まとめ
via www.youtube.com
MO Insightsは、アジア15の国と地域、約3600万人(2020年8月時点)にリーチ可能なパネルネットワーク「ASIA Cloud Panel(アジアクラウドパネル)」と、1933万人(2020年10月時点)に調査が可能な国内最大級のパネルネットワーク「JAPAN Cloud Panel」に対して、オンライン上で定量・定性調査を完結することができます。
このサービスにより、これまで対面で行ってきた定性調査がオンラインで実施できるようになりました。ただ、実際にオンラインインタビューを行うにあたっては、インタビューの可否や、所有するデバイス・通信環境、ITリテラシーなどを考慮して対象者を抽出しなければならず、実施前の準備が企業にとって負担となっていました。
このサービスにより、これまで対面で行ってきた定性調査がオンラインで実施できるようになりました。ただ、実際にオンラインインタビューを行うにあたっては、インタビューの可否や、所有するデバイス・通信環境、ITリテラシーなどを考慮して対象者を抽出しなければならず、実施前の準備が企業にとって負担となっていました。
飯島 範久