メーターの検針作業をDX、スマホで写真を撮るだけの「hakaru.ai（ハカルエーアイ）」でミスなく効率化

2021.1.18

製造現場やビルなどでは、さまざまなメーターの点検業務が日々行われています。作業員がメーターを1つずつ目視で確認し、手書きで数値を台帳に記録し、PCでその数値をデータ入力する……など、手数が多く、地道な作業です。

デジタルトランスフォーメーション（DX）にはほど遠いこの一連の業務。ですが、スマートフォンのカメラ機能とAI（人工知能）を使って効率化できるのが、「hakaru.ai（ハカルエーアイ）byGMO」（以下、hakar.ai）です。

hakaru.aiとは？

作業員は、QRコードが貼られたメーターを、スマートフォンでパシャリと撮影するだけ。画像をAIで解析して、数値データをWeb台帳に自動で記録します。これによって、数字の読み取りや転記ミスが防げる上、台帳も不要になるなど、検針作業の荷物も減らせます。点検作業時に現場で感じたことをメモする機能や、異常値を検出した場合、管理者や担当者にアラートを通知する機能もあります。

導入も簡単です。個々のメーターを認識するQRコードを作成し、プリントしてメーターに貼るだけ。現場の稼働を止めずにスムーズに導入できます。スマートメーターへの買い替えや付け替えなどの大規模な設備投資をすることなく、効率化を実現できるのが「hakaru.ai」なのです。

対応メーターは、アナログ式、デジタル式、回転式、水道メーターなど。古いメーターでも読み取ります。

hakaru.ai（ハカルエーアイ）でメーター点検業務を快適に。導入コストを抑えて職場をAI化

今お使いのメーターそのままに点検業務を大幅に削減!! スマホでメーターの写真を撮るだけで、AIがメーター点検業務を効率化してくれる「hakaru.ai」を紹介します。

via www.youtube.com

検針作業が変わった！

JR東日本ビルテックでは、維持管理を担当するビルが数多くあり、メーターの多い建物では200個以上、それをミスなく確認する必要があると言います。「hakaru.ai」を使った印象として「まず初めに、メーターの値を本当に認識することにびっくりしました（笑）。メーター登録時に種別を設定することで、デジタル式やアナログ式、さらには水道メーターに関しても、問題なく自動で読み上げることができ、本当に感動しました」（同社ビル事業本部首都圏テクノセンター第3グループ永井賢二課長）。

「現場では、検針は二人一組で行っておりますが、ほかの業務との兼ね合いから、毎回同じペアが組むことができない場合があり、不慣れによる時間のムラが生じてしまいます。具体的には、検針表と現場のメーターがすべて順番に並んではいないため、メーター値を紙台帳にメモする際に、場所が分からず時間が掛かってしまうことがあります。しかし、hakaru.aiでは検針表に自動で反映されるため、メモすら取る必要がないので、効率が格段に上がりそうだとのことです。また、検針時は自動音声で数値を読み上げてくれるので、作業者がメーターから目を離さないで数値を確認できることが、非常に便利で助かっています」（以上、hakaru.aiの導入事例から引用）

だけどAIの導入には少し不安が……。サービス担当者に相談してみた