“すべての人にインターネット”をコーポレートキャッチに、インフラ、広告、金融、暗号資産事業を展開するGMOインターネットグループは、「AIで未来を創るNo.1企業グループへ」をスローガンに掲げ、2023年3月よりグループ全体で生成AIの活用を進めています。その成果と現状を捉えた「「生成AI活用実態調査」の第3弾レポートが2024年7月に発表されました。
レポートによると、グループ全体で1カ月あたり約13万2000時間の業務時間削減を達成。前回の調査(2024年4月発表)から約2万時間の改善となりました。また、国内パートナー(従業員)の83.9%が生成AIを活用していると回答。前回の調査から約5.2ポイントプラスとなりました。GMOインターネットグループでは、これまでの調査も踏まえ、2024年上半期で総計約67万時間の業務時間を削減したと推定しています。
最新のAI活用実態調査の詳しい結果と、AIを活用するパートナーが実際に利用しているLLM、注目しているAI関連技術、そして「人間とAIの役割分担」に関するパートナーの生の声を紹介します。
レポートによると、グループ全体で1カ月あたり約13万2000時間の業務時間削減を達成。前回の調査(2024年4月発表)から約2万時間の改善となりました。また、国内パートナー(従業員)の83.9%が生成AIを活用していると回答。前回の調査から約5.2ポイントプラスとなりました。GMOインターネットグループでは、これまでの調査も踏まえ、2024年上半期で総計約67万時間の業務時間を削減したと推定しています。
最新のAI活用実態調査の詳しい結果と、AIを活用するパートナーが実際に利用しているLLM、注目しているAI関連技術、そして「人間とAIの役割分担」に関するパートナーの生の声を紹介します。
「AI活用率」「1人あたりの削減時間」が増加、リスキリング施策で後押し
AI活用実態調査は6月10〜14日、グループの国内全パートナー(正社員、派遣社員、アルバイト)6312人を対象に実施されました(有効回答5153人)。
まず、国内パートナー(シフト勤務除く)の83.9%が「生成AIを業務で活用している」と回答。3カ月前の前回調査と比較すると、5.2ポイント増と着実にアップしています。
まず、国内パートナー(シフト勤務除く)の83.9%が「生成AIを業務で活用している」と回答。3カ月前の前回調査と比較すると、5.2ポイント増と着実にアップしています。
GMOインターネットグループ「AI活用実態調査、生成AI業務活用率」2024年7月発表
GMOインターネットグループ「AI活用実態調査、業務時間削減の推移」2024年7月発表
さらに注目すべきは、生成AIを活用しているパートナー1人あたりの業務削減時間の推移です。今回の調査では1カ月あたり26.8時間削減という結果となりました。前回調査の24.7時間から2.1時間増で、前々回調査の24.6時間と比較しても、今回の削減時間が大きく伸びていることがうかがえます。
この結果についてGMOインターネットグループでは、「次々とリリースされる最新のAIツールをパートナー一人ひとりがキャッチアップし、使いこなしているためではないか」という見解を示しています。
GMOインターネットグループでは「AI(愛)しあおうぜ!プロジェクト」として、全パートナー受講必須のAIセミナーを実施。さらに2024年3月からは非エンジニアを対象に、AIとRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)のリスキリング企画「虎の穴」を実施しています。これらの取り組みが実を結び、生成AIを活用するパートナーのすそ野が広がった結果、業務削減時間の増加につながったと同社では推測しています。
この結果についてGMOインターネットグループでは、「次々とリリースされる最新のAIツールをパートナー一人ひとりがキャッチアップし、使いこなしているためではないか」という見解を示しています。
GMOインターネットグループでは「AI(愛)しあおうぜ!プロジェクト」として、全パートナー受講必須のAIセミナーを実施。さらに2024年3月からは非エンジニアを対象に、AIとRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)のリスキリング企画「虎の穴」を実施しています。これらの取り組みが実を結び、生成AIを活用するパートナーのすそ野が広がった結果、業務削減時間の増加につながったと同社では推測しています。
GPT-4に限らず、複数のLLMの特性を活かし業務に利用
今回、AIを業務で活用するパートナーに対し、AIの複数利用についても調査を実施。47.2%と約半数が「複数のAIを業務で使い分けている」と回答しました。
また「業務において最も優れていると思うLLM」として、65.9%のパートナーがGPT-4を挙げた一方、Gemini 1.5 proとClaude 3 Opusも、それぞれ約5%ずつの支持を集めていました。各AIモデルの特性を理解し、それぞれのパートナーが業務内容に合わせてAIを使い分けていると推測されます。
また「業務において最も優れていると思うLLM」として、65.9%のパートナーがGPT-4を挙げた一方、Gemini 1.5 proとClaude 3 Opusも、それぞれ約5%ずつの支持を集めていました。各AIモデルの特性を理解し、それぞれのパートナーが業務内容に合わせてAIを使い分けていると推測されます。
GMOインターネットグループ「AI活用実態調査、業務において最も優れていると思うLLMは?」2024年7月発表
i4U編集部
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