スモールビジネス、ニューノーマル。新しい生き方の一人一人へのヒントに。freee主催映画祭、オンライン開催
飲食店・カフェやオンラインショップの運営など、個人で小規模からスタートできるスモールビジネス。最近では以前よりずっと市民権を得た印象があるYouTuberやインスタグラマー、ブロガーなども、スモールビジネスのオーナーにあたります。
さまざまなスタイルのスモールビジネスが、新しい「生き方」として広がる中、「スモールビジネスを、世界の主役に。」をミッションに掲げるfreeeの主催で2020年11月、「スモールビジネス映画祭 2020」が開催され、GMOペパボも後援企業として参加しました。
さまざまなスタイルのスモールビジネスが、新しい「生き方」として広がる中、「スモールビジネスを、世界の主役に。」をミッションに掲げるfreeeの主催で2020年11月、「スモールビジネス映画祭 2020」が開催され、GMOペパボも後援企業として参加しました。
映画に見る、スモールビジネスの新たな可能性
スモールビジネス映画祭 2020 は、スモールビジネスをテーマにした映画を“みんなで見る、集める、語り合う”、完全オンラインの参加型映画祭です。
オンライン映画上映会では、3つのテーマに分け、スモールビジネスに関する映画を上映。学生向けの「NEW STANDARD, NEW PURPOSE」、会社員向けの「FREE YOURSELF」、スモールビジネスオーナー向けの「SMALL BUSINESS INSPIRER」、それぞれの「ライフシアター」でテーマごとに「あなたの生き方をひろげる」作品が上映されました。
また同映画祭では、「生き方を広げる」をテーマにした、インフルエンサーによるオンライントークショーも開催されました。登場したのはSKY-HIさん、小橋賢児さん、藤吉雅春さん(Forbes Japan編集長)ら。J-WAVEとのタイアップトークイベントが開催されたほか、「人生を広げてくれた映画」「人生が広がった瞬間」をテーマにした音声コンテンツがポッドキャストで配信されました。
さらに映画祭のメインコンテンツとしてオンライン公開されたのが、スペシャル短編映画『ムカチノカチカ』。この映画は、freeeが2020年2月に開催した「確定申告FES」のコンテンツ「スモールビジネス STORY AWARD 2020」で最優秀賞を受賞したストーリーに基づくもので、小田原で“雑魚”を使った料理を提供する飲食店「Kai's Kitchen」オーナーの甲斐昂成さんをモデルに制作されました。
また同映画祭では、「生き方を広げる」をテーマにした、インフルエンサーによるオンライントークショーも開催されました。登場したのはSKY-HIさん、小橋賢児さん、藤吉雅春さん(Forbes Japan編集長)ら。J-WAVEとのタイアップトークイベントが開催されたほか、「人生を広げてくれた映画」「人生が広がった瞬間」をテーマにした音声コンテンツがポッドキャストで配信されました。
さらに映画祭のメインコンテンツとしてオンライン公開されたのが、スペシャル短編映画『ムカチノカチカ』。この映画は、freeeが2020年2月に開催した「確定申告FES」のコンテンツ「スモールビジネス STORY AWARD 2020」で最優秀賞を受賞したストーリーに基づくもので、小田原で“雑魚”を使った料理を提供する飲食店「Kai's Kitchen」オーナーの甲斐昂成さんをモデルに制作されました。
映画「ムカチノカチカ」(スモールビジネス映画祭スペシャル短編映画)
via www.youtube.com
原作、監督、音楽、制作クリエイター、制作に関わるスタッフ全員がスモールビジネス経験者で構成された同作品。俳優の駿河太郎さん、でんでんさんらが出演したほか、自らも自身の会社を立ち上げ、多岐にわたる音楽活動を行うスモールビジネスオーナーとしても知られる人気トラックメーカー/DJのtofubeatsさんが書き下ろし楽曲を提供しています。主題歌「自由」は、新しい挑戦をする人の背中を押す、エールとなるような楽曲です。
作中、会社員として働く主人公の名波は、"働くとは、仕事とは何か"という問いに対する答えを求め、日々自問自答しています。ある日、漁港で捨てられそうになっている「雑魚」とそこで働く漁師たちと出会ったことがきっかけで、自分の生き方や人生を見つめ直します。
作中、会社員として働く主人公の名波は、"働くとは、仕事とは何か"という問いに対する答えを求め、日々自問自答しています。ある日、漁港で捨てられそうになっている「雑魚」とそこで働く漁師たちと出会ったことがきっかけで、自分の生き方や人生を見つめ直します。
本来であれば捨てられる雑魚やマイナー魚、未利用魚と呼ばれる魚の美味しさに気がついた主人公。その誰にも知られることなく捨てられてきた「美味しい」を共有することで、地域の課題、ひいてはその延長線上にある日本の漁業の変革につながる可能性に気づきます。
作品の中で描かれるのは、スモールビジネスオーナーの想いが込められた「無価値の価値化」へのアイデアであり、メッセージであり、生き方。主人公の気づきによって、地域や社会が大きく変わる可能性が示される点は、同作が描いた、スモールビジネスの持つ潜在能力に対する期待の表れでもあります。
主人公のモデルであり原作者の甲斐さんは、「(雑魚を)ゴミにするのは簡単だけれど、ゴミと決めつけるのは自分たち。『旨い!』を知ってもらえれば、買う人が増えて、需要が生まれる」と語ります。
監督/脚本を手掛けた渡部亮平さんは、「(作品に取り組むにあたり)自分が何のために働いているのか、改めて考えましたが、人が働く理由はさまざまあって、明確に正しい答えは存在しない。ただひとつ分かっているのは、『ワクワク』『ドキドキ』しながら働きたいなということ」と語っています。主人公とスモールビジネスにまつわるストーリーについては「もったいないと感じる気持ち、そこから始まるスモールビジネス。まだだまだ日常の中には、ビジネスチャンスがあるのかもしれないですね」と述べています。
『ムカチノカチカ』は1月、イタリアのカンパーニャで開催された映画祭「Vesuvius International Monthly Film Fest」でBEST SHORTを、アメリカのニューヨークで開催された「New York Movie Awards」でBest Indie Short FilmをW受賞し、世界でも評価されました。
作品の中で描かれるのは、スモールビジネスオーナーの想いが込められた「無価値の価値化」へのアイデアであり、メッセージであり、生き方。主人公の気づきによって、地域や社会が大きく変わる可能性が示される点は、同作が描いた、スモールビジネスの持つ潜在能力に対する期待の表れでもあります。
主人公のモデルであり原作者の甲斐さんは、「(雑魚を)ゴミにするのは簡単だけれど、ゴミと決めつけるのは自分たち。『旨い!』を知ってもらえれば、買う人が増えて、需要が生まれる」と語ります。
監督/脚本を手掛けた渡部亮平さんは、「(作品に取り組むにあたり)自分が何のために働いているのか、改めて考えましたが、人が働く理由はさまざまあって、明確に正しい答えは存在しない。ただひとつ分かっているのは、『ワクワク』『ドキドキ』しながら働きたいなということ」と語っています。主人公とスモールビジネスにまつわるストーリーについては「もったいないと感じる気持ち、そこから始まるスモールビジネス。まだだまだ日常の中には、ビジネスチャンスがあるのかもしれないですね」と述べています。
『ムカチノカチカ』は1月、イタリアのカンパーニャで開催された映画祭「Vesuvius International Monthly Film Fest」でBEST SHORTを、アメリカのニューヨークで開催された「New York Movie Awards」でBest Indie Short FilmをW受賞し、世界でも評価されました。
Jun Fukunaga
ライター・インタビュワー
音楽、映画を中心にフードや生活雑貨まで幅広く執筆する雑食性フリーランスライター・インタビュワー。最近はバーチャルライブ関連ネタ多め。DJと音楽制作も少々。