映画祭では、前述したtofubeatsさんやスモールビジネスを応援する企業の代表など、各界のビジネスリーダーやインフルエンサー、ミュージシャンらが、オススメの「生き方を広げる映画」をプレイリストで紹介する「みんなで作るプレイリスト」も公開されました。

後援企業として参加したGMOペパボ代表取締役の佐藤健太郎社長も、学生向け、会社員向け、スモールビジネスオーナー向けの3つのテーマに沿って、映画をレコメンド。「新しいことを始めようとしている方、毎日の仕事や勉強をがんばっている方たちの背中をそっと押すことができたらいいな、という思いを込めて、自身の経験も重ねながら選び、コメントを添えた」とのことでした。

「スモールビジネス映画祭 2020」を主催したfreeeは、これまでクラウド型の会計システムや人事労務システムなどの提供によって、スモールビジネスの生産性向上を支援してきました。

コロナ禍により、飲食店をはじめとした小さな事業者の中には、難しい状況にあるところも多いでしょう。また対面でのビジネスが滞り、痛手を受けたスモールビジネスもあります。ただ、オンライン化の浸透などで距離や規模の大小を超えて、「ローカル」で「スモール」なビジネスの価値が見直されていることも確かです。

映画祭は、そういった「ローカル」で「スモール」なビジネスや、新しい生き方へのヒントを、私たちに与えるものになったのではないでしょうか？ 誰もが始めることができて、自分の人生や世の中をもっと面白くすることができる。今後、このイベントをきっかけに生まれたマイクロアントレプレナーによるスモールビジネスが私たちの地域のコミュニティの課題を解決してくれたり、新たな生き方、働き方を示してくれるかもしれません。

こんな時だから出来る。やる。そんな変化が生み出す未来への確かな布石を感じました。