最近、シラチャーソース(タイの辛いソース)にハマっていて、いくつかのソースを試しているんですが、先日タバスコブランドのシラチャーソースを発見し、即購入。もつ鍋にぶっかけて食べたら、冬の寒い時期に最高のお酒のアテになりました。
さて今回の「鵜の目『鷹木』の目」は、「やっぱり電気だよね」と思った冬休みの思い出です。
さて今回の「鵜の目『鷹木』の目」は、「やっぱり電気だよね」と思った冬休みの思い出です。
テスラ車に初めて乗り、AIに怒られた
僕はこの冬休みに初めてテスラ車を借りて乗りました。そこで「すごいなあ」と感動したことがいくつかあります。
Teslaジャパンのウェブサイトより
まず、自動運転がすごい。例えば、右にウィンカーを出すと、右車線を走っている車と車の間をめがけて自動で車線変更してくれるんです。渋滞の時も、車の流れに合わせて勝手に加速・減速してくれる。自動で進んで自動で止まるので最初はビビったけど、任せきるとこれが楽で。
自動、といっても自動運転レベル2のオートパイロットでハンドルは人がずっと握っていなくてはならないんですが、手が緩んでくるとセンサーで感知して「ちゃんと握って下さい」と警告が出る。これを3回見逃すと、自動運転機能がオフになっちゃう。つまり、AIに怒られるんですよね。AIに怒られる感覚って、すごいなと思って。
それでなくても僕たちは既にAI、アルゴリズムに支配されていますよね。YouTubeのレコメンドシステムとか、Google検索の表示順に対応したSEOとか。人間は結局、自らをAIに最適化して生きていくのかもしれません。
自動、といっても自動運転レベル2のオートパイロットでハンドルは人がずっと握っていなくてはならないんですが、手が緩んでくるとセンサーで感知して「ちゃんと握って下さい」と警告が出る。これを3回見逃すと、自動運転機能がオフになっちゃう。つまり、AIに怒られるんですよね。AIに怒られる感覚って、すごいなと思って。
それでなくても僕たちは既にAI、アルゴリズムに支配されていますよね。YouTubeのレコメンドシステムとか、Google検索の表示順に対応したSEOとか。人間は結局、自らをAIに最適化して生きていくのかもしれません。
AIのおかげで安全運転に
普段運転する時は、目的地に早く着きたくてスピードを出しがちなんですが、テスラを運転していると、“AIが認めてくれる運転”になるから、高速道路でも左車線を時速85kmで走るようなのんびり安全運転になって、同乗する妻は喜んでいました。
ただ、難しいところはたくさんあります。例えば、インターチェンジの合流部分では、自動運転任せだと事故になりそうで怖かったです。基本的に、車線のラインをベースにした追尾機能なので、ラインが削れていたり雪で見えなかったりするとAIが迷うんですよね。車線がしっかりしていて、周囲の車も同じようなスピードで走っている時のクルーズ感はすごく良いんですが。
ただ、難しいところはたくさんあります。例えば、インターチェンジの合流部分では、自動運転任せだと事故になりそうで怖かったです。基本的に、車線のラインをベースにした追尾機能なので、ラインが削れていたり雪で見えなかったりするとAIが迷うんですよね。車線がしっかりしていて、周囲の車も同じようなスピードで走っている時のクルーズ感はすごく良いんですが。
困った!充電に4回も失敗
一方で、困ったこともありました。充電です。
テスラを貸してくれた人に「充電計画を考えてから出発したほうがいい」と言われていたんですが、地図を見るとEV充電スポットはたくさんあったから、適当にやればいいと思っていたんです。でも、そうではなかった。
テスラが幹線道路に設置しているEV充電器「スーパーチャージャー」なら、15分で最大275km相当分が充電できます。今回は、所沢のスーパーチャージャーで充電してから、長野県のスキーリゾート・菅平に向かいました。菅平までの道にスーパーチャージャーはほとんどないけれど、他のメーカーのEV充電器で充電することもできるはずと思ったんですね。
ところが道すがら、スーパーチャージャー以外の充電器を4回試したけど、その全てで充電に失敗しました。IDとパスワードを使ってログインする必要があるところでは、パスワードが合わなかったり、充電になぜか特定のクレジットカードが必須だったり、そもそも充電器が壊れていたり……。
1カ所目は高速道路のチャージポイントだったんですが、うまく充電できなくて。最初だからこんなもんかな、と思っていたんですよね。次に、菅平のペンションのオーナーがたまたまテスラに乗っていて、2カ月前に取り付けたばかりだという日本のEV充電器があったんですが、僕のテスラにつないでも一向に充電できない。コールセンターに電話してリモートで調べてもらったら、充電器が物理的に壊れていました。まだ2カ月の新しい機械なのに、そんなことある!? この時点で充電は20%ぐらいでした。
テスラを貸してくれた人に「充電計画を考えてから出発したほうがいい」と言われていたんですが、地図を見るとEV充電スポットはたくさんあったから、適当にやればいいと思っていたんです。でも、そうではなかった。
テスラが幹線道路に設置しているEV充電器「スーパーチャージャー」なら、15分で最大275km相当分が充電できます。今回は、所沢のスーパーチャージャーで充電してから、長野県のスキーリゾート・菅平に向かいました。菅平までの道にスーパーチャージャーはほとんどないけれど、他のメーカーのEV充電器で充電することもできるはずと思ったんですね。
ところが道すがら、スーパーチャージャー以外の充電器を4回試したけど、その全てで充電に失敗しました。IDとパスワードを使ってログインする必要があるところでは、パスワードが合わなかったり、充電になぜか特定のクレジットカードが必須だったり、そもそも充電器が壊れていたり……。
1カ所目は高速道路のチャージポイントだったんですが、うまく充電できなくて。最初だからこんなもんかな、と思っていたんですよね。次に、菅平のペンションのオーナーがたまたまテスラに乗っていて、2カ月前に取り付けたばかりだという日本のEV充電器があったんですが、僕のテスラにつないでも一向に充電できない。コールセンターに電話してリモートで調べてもらったら、充電器が物理的に壊れていました。まだ2カ月の新しい機械なのに、そんなことある!? この時点で充電は20%ぐらいでした。
ちなみに故障していた充電スポットではケーブルを差し込んでもこの表示のまま動かず……
テスラ側はケーブルは認識しているみたいですが、待機中のままでした
しょうがないから、スーパーチャージャーのある長野の松代まで下って充電して、菅平に帰ってきました。回生充電できるので、下り道ではあまりバッテリーを消費せずに済みました。松代でスーパーチャージャーを使って80%ぐらいまで充電して、50%ぐらいで菅平まで帰って来れましたね。充電ギリギリで往復するのは面白かったけれど、妻はビビってましたよ。もっと早く充電したほうがいいんじゃないかって。
長野市にあるテスラスーパーチャージャー
真夜中でも急速充電できる
日産のディーラーは充電器を貸してくれるので、EV車乗りの間では「スーパーチャージャーがなければ日産のディーラーに行けばいい」といわれています。ただ、ディーラーは開いている時間が決まっているし、スーパーチャージャーに比べたら充電に時間かかると思います。
鷹木 創
編集主幹
2002年以来、編集記者や編集長などとしてメディアビジネスに携わる。インプレス、アイティメディアと転職し、2013年にEngadget日本版の編集長に就任。 その後スマートニュースに転職。国内トップクラスの機械学習を活用したアプリ開発会社においてビジネス開発として活躍。2021年からはフリーランスとして独立、IBM、Google などのオウンドメディアをサポートしている。