冷凍キャベツも!?野菜高の冬を業務スーパーの冷凍野菜で乗り切る筆者のベスト5

齋藤 千歳

Specialグルメ使ってみた買い物

冷凍そらまめとカーネルコーンは常備品

そらまめ自体が結構好き嫌いのある食べ物ですが、筆者は業務スーパーの冷凍そらまめをかなり頻繁に食べています

おつまみ用としても優秀な冷凍そらまめと冷凍カーネルコーン

業務スーパーのそらまめとカーネルコーンは、筆者のおつまみ用として常備している冷凍野菜です。特にそらまめは、業務スーパーに行くとまとめて2袋買ってくることも珍しくありません。筆者が前回購入した価格は「そらまめ」(500g)が198円(税別)、「カーネルコーン」(500g)が168円(税別)でした。

おつまみとしては、そらまめよりも枝豆のほうがメジャーですが、筆者はそらまめのほうが好きなのです。しかし、生鮮野菜のそらまめは旬の季節にさや付きで売られており、結構な高級野菜。ちょっといい感じの居酒屋で注文すると、さや入りのものが2本くらい焼いた状態で出てきて、かなりのお値段ということも多いのです。それはそれでいいのですが……。

しかし、筆者はそらまめを枝豆のようにバクバク食べたいのです。そういった意味でこのそらまめはすばらしい。薄皮は付いているものの、沸騰したお湯にそのまま入れて、浮かんでくるくらいまでゆでたら、塩をするだけで食べられます。しかも500gで約200円ですから、好きなだけ食べられるわけです。

バターといっしょにレンジでチンするだけでバターコーンが完成する「カーネルコーン 」。4歳の息子の好物でもあります

またカーネルコーンも何にでも使えるのですが、筆者のおつまみ用としてもストックしている冷凍野菜です。冷凍カーネルコーンは、レンジでバターと一緒にチンするだけでバターコーンが完成するので超お手軽。

当たり前ですが、おつまみだけでなく、ご飯のおかずとしても活躍してくれますし、コンビニなどで購入するバターコーンに比べて、圧倒的にコストパフォーマンスが高いのです。

そういった意味では、どちらもそのまま加熱して食べるイメージなのですが、最近挑戦した混ぜご飯が家族にも評判だったので紹介したいと思います。

色合いも美しい冷凍カーネルコーンとそらまめのバター醤油混ぜご飯

冷凍カーネルコーンの黄色と薄皮をむいた冷凍そらまめの色合いが美しいバター醤油混ぜご飯に仕上がります

冷凍カーネルコーンはみそ汁でも、カレーでも、スープでも、炒め物でも何にでも使えるのですが、我が家ではバターコーンで食べることが多く、冷凍そらまめはほとんどの場合、茹でて塩をして薄皮のまま、おつまみとして食べています。

しかし、先日試してみた冷凍カーネルコーンと冷凍そらまめのバター醤油混ぜご飯が、非常に簡単で家族からも好評だったので、ご紹介します。こちらも材料は特別にそろえるものはバターくらいです。

バターが常備されている家なら冷凍カーネルコーンと冷凍そらまめのストックがあれば作れてしまう、そらまめのバター醤油混ぜご飯

材料(2人分)
・業務スーパーの冷凍「カーネルコーン」:60g
・業務スーパーの冷凍「そらまめ」:80g
・バター:30g
・めんつゆ(醤油でも可):適量
・キノコ類(なくても可):適量
・ご飯:300g(炊きたてでなくても問題ありません)

まずは冷凍そらまめを沸騰したお湯に入れて茹でます。薄皮の付いたそらまめを電子レンジで加熱すると破裂することがあるので、筆者は電子レンジは使いません。

写真のように熱湯の中に入れたそらまめの大部分が水面に浮かんできたら、筆者は茹で上がりとしています

冷凍そらまめのゆで時間は、入れた冷凍そらまめがすべて浮かんでくるくらいのタイミング。ゆで上がったら冷水などで冷やして薄皮をむきます。これが今回の調理でもっとも手間のかかる工程です。

ゆでた冷凍そらまめの薄皮をむいてからゆっくりとでも、薄皮をむきながらのどちらでもいいので、フライパンにバターを多めに入れて冷凍カーネルコーンを好きな量炒めはじめます。

ちょっと贅沢に多めのバターで炒めるのがおすすめです。バターを焦がさないように火はあまり強くしないほうがよいでしょう

このときに、あれば小さめの切ったキノコ類を一緒に炒めるのがおすすめです。今回筆者は冷蔵庫にあったえのき茸を入れました。カーネルコーンとキノコ類に火が通ったら、薄皮をむいたそらまめを加えます。

最後にめんつゆ、もしくは醤油で味付けをして軽く炒めます。薄皮をむいたそらまめは崩れやすいので、見た目を重視する場合は、むいたそらまめを1/3程度別にしておき、茶碗に盛り付けたあとトッピングしてもよいでしょう。

薄皮をむいたそらまめは崩れやすいので最後に入れます。また、そらまめを入れてからは、あまりかき混ぜすぎないようにしましょう

軽く炒めてバター醤油を絡めたコーンとそらまめ、キノコ類を最後にご飯と混ぜ合わせたら冷凍カーネルコーンとそらまめのバター醤油混ぜご飯の完成です。

カーネルコーンとそらまめ、キノコの入ったバター醤油ご飯なので、味はまず間違いありません。塩味が足りなければ醤油をプラスすればよいでしょう。

バター醤油でざっくり炒めたカーネルコーンとそらまめ、キノコをご飯と混ぜれば完成です

何も入っていないバターご飯が大好きな4歳の息子は「なんでお豆とコーンを入れるかなぁ?」と抗議していましたが、色合いも美しい混ぜご飯が簡単に完成します。

皮むきのいらない「ポテト」は非常に便利!

今回紹介したほかの冷凍野菜は500g入りですが、「ポテト」(1kg)はその名のとおり1袋1kg入りになっていて、結構量が多いのです

かさ増し、ボリュームアップの秘密兵器ともいえるカット済み冷凍ポテト

「北海道出身で、北海道在住なのに冷凍ポテトを使うの?」と思われる方もいるかもしれません。確かに日本のじゃがいも生産量の約8割を占める北海道は、おいしいじゃがいもがたくさんありますし、種類も豊富で、さらに価格も安い。

野菜嫌いな子どもですらハンバーガーショップでうれしそうにフライドポテトを食べるもの。ポテトが嫌いという人のほうがかなり少数派でしょう。筆者も北海道のおいしいじゃがいもが大好きです。

ですが、調理をするとなると、若干話が違います。なぜなら、生鮮野菜のじゃがいもを調理するには、地味で単調な作業、皮むきが待っているからです。

業務スーパーの冷凍ポテトはかなり使い勝手のよいサイズにカットされているので、みそ汁はもちろん、カレーなどにもそのまま入れられます

元気とやる気のあるときは、家庭で使う分くらいの皮むきは大した作業ではないのですが、元気もやる気もないときもご飯は食べるわけです。そんなときに備えて筆者は業務スーパーで「ポテト」(1kg)を買い置きしています。筆者が最後に買ったときの価格は328円(税別)でした。

残念ながら、地元北海道のおいしいじゃがいもにはかないませんが、この冷凍ポテトは皮むきはもちろん、カット済みのバラ凍結なので、袋から出してスープやみそ汁などに放り込むだけで使用できます。超簡単。

しかも、じゃがいもなので、スープに入れても、みそ汁に入れても、カレーに入れても、電子レンジで解凍して炒めても、さまざまな料理のボリュームを簡単にアップできます。価格もリーズナブル。低価格で簡単に料理のかさ増しができてしまうのです。そのため、生鮮野菜のじゃがいもを別にストックしていても、冷凍ポテトも冷凍庫にストックしているわけです。

何もしたくないときは冷凍ポテトと乾燥わかめの超簡単みそ汁

冷凍ポテトと乾燥わかめで作った超簡単みそ汁。包丁すら使わないで具だくさんみそ汁が作れるのも冷凍野菜のいいところです

忙しかったり、体調がすぐれないなど、何も料理を作りたくない日もあるでしょう。もちろん筆者はよくあります。そんな日にも残念ながらお腹は空きますし、カップラーメンなどの買い置きがないこともあるのです。そんなときに筆者が作るのが簡単みそ汁。今回は冷凍ポテトと乾燥わかめの超簡単みそ汁を紹介します。材料は以下のとおり。

普段料理をする家であれば、特殊な材料は冷凍ポテトのみではないでしょうか。冷凍ポテトのストックさえあればいつでも作れます

材料(2人分)
・業務スーパーの「ポテト」:適量
・乾燥ワカメ:ひとつまみ
・顆粒だし:適量
・みそ:適量
・水:適量

何もしたくないとき用の調理なので、水を入れた鍋に冷凍ポテトも乾燥ワカメも顆粒だしもまとめて入れてから火をつけます

鍋に水を入れて、そのなかに冷凍ポテト、乾燥ワカメ、顆粒だしをまとめて入れ、中火くらいで沸騰させます。沸騰したら冷凍ポテトに火が通っているかを確認して、みそを溶かしたら完成です。以上。

具材はすべて目分量で、いつもの家庭のみそ汁を作る過程に冷凍ポテトを使うだけなのですが、覚えておくと意外に便利なのがこのみそ汁への応用。意外に面倒なみそ汁作りのハードルが下がります。

元気もやる気もないときに、まだ中の凍っている冷凍ポテトを食べると心が折れそうになるので、火が通っているかはきちんと確認することをおすすめします

また、冷凍ポテトを多めに入れると簡単にボリュームが出せるのでおすすめです。また、ほかにも冷凍野菜の買い置きがあれば、それらを入れると、よりボリュームも出ますし、美味しく食べることができるでしょう。具だくさんみそ汁は、心も体も温まるので、元気も、やる気もないときにぴったりのひと品です。ぜひ試してみてください。

業務スーパーの冷凍野菜はほとんど試した結果がこの5品

筆者の家の冷凍庫は、業務スーパーの冷凍野菜の割合がかなり高め。また、同じ業務スーパーの中国食材もよく使っています

キノコ類や豆類、白菜などもおすすめ

業務スーパー好きの筆者は、業務スーパーで見たことのない冷凍野菜をみつけると、だいたい買ってしまいます。基本的にリーズナブルですし、実際のところ、自分の好みも含めたあたりはずれが結構あるからです。

今回紹介した「パプリカ」「かぼちゃ」「そらまめ」「カーネルコーン」「ポテト」は筆者が常用している、「当たり」の冷凍野菜といえるでしょう。かなりおすすめです。

また、ベスト5以外にもキノコ類やゆで大豆などの豆類、さらには白菜も筆者は気に入ってリピートしています。逆に冷凍野菜の定番的な商品で筆者が愛用していない冷凍食品は、買ったけど我が家では使用頻度が低かったり、サイズや味が気に入らなかったなどの理由があります。

当然、我が家では定番化している冷凍野菜だからといって、誰にとってもおいしいわけではないでしょう。それでも、現在すでに50種類以上ある業務スーパーの冷凍野菜は、予想以上においしいですし、リーズナブルで便利。今回ご紹介したなかで気になるものがあれば、試していただけると幸いです。

今年も筆者は、生鮮野菜が驚くほど高い北海道の冬を業務スーパーの冷凍野菜で乗り切る予定。全国的に値段が高騰して話題のキャベツも、業務スーパーでは冷凍の野菜ミックスが手ごろな価格で数種類販売されており、例えば「彩り炒め用野菜ミックス」(500g)が200円前後(税抜)で販売されています。

業務スーパーで購入した「なつめチップス」。このほかにも「豆皮」や「酸菜」などの中国食材、辛いがうまい中国調味料も業務スーパーで手に入ります

ちなみに妻が中国人の筆者は、業務スーパーの中国から輸入調味料やお菓子、食品も大好きでかなり購入しています。業務スーパーに立ち寄った際には、ぜひ冷凍野菜といっしょに中国食材にも注目してみてください。リーズナブルでおいしいものがたくさんありますよ。
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齋藤 千歳

フォトグラファー・ライター
北海道千歳市在住・千歳市生まれのフォトグラファー/ライター。キャンピングカーの「方丈号」から各種アウトドア、カメラ、レンズ、ガジェットに関する情報を発信したり、家族3人で北海道一周などしたりを楽しんでいる。

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