冷凍そらまめとカーネルコーンは常備品
そらまめ自体が結構好き嫌いのある食べ物ですが、筆者は業務スーパーの冷凍そらまめをかなり頻繁に食べています
おつまみ用としても優秀な冷凍そらまめと冷凍カーネルコーン
おつまみとしては、そらまめよりも枝豆のほうがメジャーですが、筆者はそらまめのほうが好きなのです。しかし、生鮮野菜のそらまめは旬の季節にさや付きで売られており、結構な高級野菜。ちょっといい感じの居酒屋で注文すると、さや入りのものが2本くらい焼いた状態で出てきて、かなりのお値段ということも多いのです。それはそれでいいのですが……。
しかし、筆者はそらまめを枝豆のようにバクバク食べたいのです。そういった意味でこのそらまめはすばらしい。薄皮は付いているものの、沸騰したお湯にそのまま入れて、浮かんでくるくらいまでゆでたら、塩をするだけで食べられます。しかも500gで約200円ですから、好きなだけ食べられるわけです。
バターといっしょにレンジでチンするだけでバターコーンが完成する「カーネルコーン 」。4歳の息子の好物でもあります
当たり前ですが、おつまみだけでなく、ご飯のおかずとしても活躍してくれますし、コンビニなどで購入するバターコーンに比べて、圧倒的にコストパフォーマンスが高いのです。
そういった意味では、どちらもそのまま加熱して食べるイメージなのですが、最近挑戦した混ぜご飯が家族にも評判だったので紹介したいと思います。
色合いも美しい冷凍カーネルコーンとそらまめのバター醤油混ぜご飯
冷凍カーネルコーンの黄色と薄皮をむいた冷凍そらまめの色合いが美しいバター醤油混ぜご飯に仕上がります
しかし、先日試してみた冷凍カーネルコーンと冷凍そらまめのバター醤油混ぜご飯が、非常に簡単で家族からも好評だったので、ご紹介します。こちらも材料は特別にそろえるものはバターくらいです。
バターが常備されている家なら冷凍カーネルコーンと冷凍そらまめのストックがあれば作れてしまう、そらまめのバター醤油混ぜご飯
・業務スーパーの冷凍「カーネルコーン」:60g
・業務スーパーの冷凍「そらまめ」:80g
・バター:30g
・めんつゆ(醤油でも可):適量
・キノコ類(なくても可):適量
・ご飯:300g(炊きたてでなくても問題ありません)
まずは冷凍そらまめを沸騰したお湯に入れて茹でます。薄皮の付いたそらまめを電子レンジで加熱すると破裂することがあるので、筆者は電子レンジは使いません。
写真のように熱湯の中に入れたそらまめの大部分が水面に浮かんできたら、筆者は茹で上がりとしています
ゆでた冷凍そらまめの薄皮をむいてからゆっくりとでも、薄皮をむきながらのどちらでもいいので、フライパンにバターを多めに入れて冷凍カーネルコーンを好きな量炒めはじめます。
ちょっと贅沢に多めのバターで炒めるのがおすすめです。バターを焦がさないように火はあまり強くしないほうがよいでしょう
最後にめんつゆ、もしくは醤油で味付けをして軽く炒めます。薄皮をむいたそらまめは崩れやすいので、見た目を重視する場合は、むいたそらまめを1/3程度別にしておき、茶碗に盛り付けたあとトッピングしてもよいでしょう。
薄皮をむいたそらまめは崩れやすいので最後に入れます。また、そらまめを入れてからは、あまりかき混ぜすぎないようにしましょう
カーネルコーンとそらまめ、キノコの入ったバター醤油ご飯なので、味はまず間違いありません。塩味が足りなければ醤油をプラスすればよいでしょう。
バター醤油でざっくり炒めたカーネルコーンとそらまめ、キノコをご飯と混ぜれば完成です
皮むきのいらない「ポテト」は非常に便利!
今回紹介したほかの冷凍野菜は500g入りですが、「ポテト」(1kg)はその名のとおり1袋1kg入りになっていて、結構量が多いのです
かさ増し、ボリュームアップの秘密兵器ともいえるカット済み冷凍ポテト
野菜嫌いな子どもですらハンバーガーショップでうれしそうにフライドポテトを食べるもの。ポテトが嫌いという人のほうがかなり少数派でしょう。筆者も北海道のおいしいじゃがいもが大好きです。
ですが、調理をするとなると、若干話が違います。なぜなら、生鮮野菜のじゃがいもを調理するには、地味で単調な作業、皮むきが待っているからです。
業務スーパーの冷凍ポテトはかなり使い勝手のよいサイズにカットされているので、みそ汁はもちろん、カレーなどにもそのまま入れられます
残念ながら、地元北海道のおいしいじゃがいもにはかないませんが、この冷凍ポテトは皮むきはもちろん、カット済みのバラ凍結なので、袋から出してスープやみそ汁などに放り込むだけで使用できます。超簡単。
しかも、じゃがいもなので、スープに入れても、みそ汁に入れても、カレーに入れても、電子レンジで解凍して炒めても、さまざまな料理のボリュームを簡単にアップできます。価格もリーズナブル。低価格で簡単に料理のかさ増しができてしまうのです。そのため、生鮮野菜のじゃがいもを別にストックしていても、冷凍ポテトも冷凍庫にストックしているわけです。
何もしたくないときは冷凍ポテトと乾燥わかめの超簡単みそ汁
冷凍ポテトと乾燥わかめで作った超簡単みそ汁。包丁すら使わないで具だくさんみそ汁が作れるのも冷凍野菜のいいところです
普段料理をする家であれば、特殊な材料は冷凍ポテトのみではないでしょうか。冷凍ポテトのストックさえあればいつでも作れます
・業務スーパーの「ポテト」:適量
・乾燥ワカメ:ひとつまみ
・顆粒だし:適量
・みそ:適量
・水:適量
何もしたくないとき用の調理なので、水を入れた鍋に冷凍ポテトも乾燥ワカメも顆粒だしもまとめて入れてから火をつけます
具材はすべて目分量で、いつもの家庭のみそ汁を作る過程に冷凍ポテトを使うだけなのですが、覚えておくと意外に便利なのがこのみそ汁への応用。意外に面倒なみそ汁作りのハードルが下がります。
元気もやる気もないときに、まだ中の凍っている冷凍ポテトを食べると心が折れそうになるので、火が通っているかはきちんと確認することをおすすめします
業務スーパーの冷凍野菜はほとんど試した結果がこの5品
筆者の家の冷凍庫は、業務スーパーの冷凍野菜の割合がかなり高め。また、同じ業務スーパーの中国食材もよく使っています
キノコ類や豆類、白菜などもおすすめ
今回紹介した「パプリカ」「かぼちゃ」「そらまめ」「カーネルコーン」「ポテト」は筆者が常用している、「当たり」の冷凍野菜といえるでしょう。かなりおすすめです。
また、ベスト5以外にもキノコ類やゆで大豆などの豆類、さらには白菜も筆者は気に入ってリピートしています。逆に冷凍野菜の定番的な商品で筆者が愛用していない冷凍食品は、買ったけど我が家では使用頻度が低かったり、サイズや味が気に入らなかったなどの理由があります。
当然、我が家では定番化している冷凍野菜だからといって、誰にとってもおいしいわけではないでしょう。それでも、現在すでに50種類以上ある業務スーパーの冷凍野菜は、予想以上においしいですし、リーズナブルで便利。今回ご紹介したなかで気になるものがあれば、試していただけると幸いです。
今年も筆者は、生鮮野菜が驚くほど高い北海道の冬を業務スーパーの冷凍野菜で乗り切る予定。全国的に値段が高騰して話題のキャベツも、業務スーパーでは冷凍の野菜ミックスが手ごろな価格で数種類販売されており、例えば「彩り炒め用野菜ミックス」(500g)が200円前後(税抜)で販売されています。
業務スーパーで購入した「なつめチップス」。このほかにも「豆皮」や「酸菜」などの中国食材、辛いがうまい中国調味料も業務スーパーで手に入ります
齋藤 千歳
フォトグラファー・ライター
北海道千歳市在住・千歳市生まれのフォトグラファー/ライター。キャンピングカーの「方丈号」から各種アウトドア、カメラ、レンズ、ガジェットに関する情報を発信したり、家族3人で北海道一周などしたりを楽しんでいる。