今年のゴールデンウィークは飛び石連休。有給を取ってどこかに出かけるのもいいけれど、まとまった休みが取れないなら、いっそ部屋の片付けをするのもいいかもしれません。
居心地のいい部屋をつくりたいときには、生成AIが手を貸してくれます。AIに、整理収納の専門家になりきってもらい、アドバイスしてもらいましょう。
居心地のいい部屋をつくりたいときには、生成AIが手を貸してくれます。AIに、整理収納の専門家になりきってもらい、アドバイスしてもらいましょう。
まずはスケジュールを立てる
整理整頓が得意な人たちには当たり前のことかもしれませんが、片付けには、意外にも「段取り力」が求められるそう。確かに片付けを「特に計画を立てずとも、地道にやればいつかは終わる作業」と思っている人は、私も含めて多いと思います。しかし、できればもっと要領よく進めたいし、出たゴミを何日も部屋においておくのは避けたいところ。
数日かけて大規模な片付けを行うなら、寝室やリビングを夜はちゃんと休める状態にしておくのも、ストレスなく最後まで遂行するポイントかとも思います。
そこで、生成AIの登場です。こちらは掃除や片付けで体力を使うのですから、頭を使う段取りはGeminiに外注するのがよさそうです。
今回、Geminiには、整理収納のプロになりきって、片付けの手順とスケジュールについてのアドバイスをしてもらうことに。
まずは、大規模な片付けをするなら、どんな手順が効率的かを聞いてみます。
数日かけて大規模な片付けを行うなら、寝室やリビングを夜はちゃんと休める状態にしておくのも、ストレスなく最後まで遂行するポイントかとも思います。
そこで、生成AIの登場です。こちらは掃除や片付けで体力を使うのですから、頭を使う段取りはGeminiに外注するのがよさそうです。
今回、Geminiには、整理収納のプロになりきって、片付けの手順とスケジュールについてのアドバイスをしてもらうことに。
まずは、大規模な片付けをするなら、どんな手順が効率的かを聞いてみます。

役割を指定すると、より期待に沿った答えをくれる
「現状把握」「目標設定」「整理整頓」「掃除」というステップを踏んでいくのが、Geminiのオススメのようです。従来の私の場合、掃除・片付けは「きれいになればいい」としか思っておらず、整理整頓のために収納の中の物を出しつつ、目についたところに掃除機をかけ……というやり方をしていましたが、それでは当然ダメ、ということがわかります。

具体化された手順
「きれいになればいい」という解像度の低い願望にも、ある程度の目標を言語化して書き添えてくれています。
飛び石連休とはいえ、GWをフルに使えば、部屋の隅から隅まで、かなりきっちりと片付けられそうな目標を立ててもらうことができました。しかし、Geminiは家族総出での大掃除を想定していたので、「自分1人でやる」ことと「ゴミの日」を条件に追加し、片付けプランを修正してもらいました。
飛び石連休とはいえ、GWをフルに使えば、部屋の隅から隅まで、かなりきっちりと片付けられそうな目標を立ててもらうことができました。しかし、Geminiは家族総出での大掃除を想定していたので、「自分1人でやる」ことと「ゴミの日」を条件に追加し、片付けプランを修正してもらいました。

家族構成とゴミの日を指定
Geminiが曜日を勘違いしていたようなので、それをさらに指摘し、最終的に休日とゴミ出しの日程を踏まえたプランができました。

「◯日にこれをすればいい」と、リアルなスケジュール感がわかるのが、とてもうれしい。
……しかし、それにしても壮大な作業になりそうで、すでにGWを迎えるのが憂鬱になってきました。頑張ってこれを全部達成できればすごいことだけど、かなり骨の折れる作業に違いありません。
……しかし、それにしても壮大な作業になりそうで、すでにGWを迎えるのが憂鬱になってきました。頑張ってこれを全部達成できればすごいことだけど、かなり骨の折れる作業に違いありません。
あまりに大変そうなので、「ラクなプラン」を聞いてみる
Geminiが立てた片付けプランはかなり念入りなもの。頑張れば間違いなく部屋はきれいになるし、整理整頓がうまくいけば、今後、部屋が散らかる頻度も低くなるはず。そこまでやり切れれば、達成感も得られるでしょう。しかし、あまりの作業ボリュームに腰が引けてきたのも事実です。
せっかくのGW、ちょっとくらいは遊びたい。それに怠ける気はなくても、急な予定が入る可能性だってあります。
そこで、今度はGeminiに部屋の写真を見せて、この部屋をわかりやすくスッキリ見せるにはどうすればいいのか、聞いてみました。
せっかくのGW、ちょっとくらいは遊びたい。それに怠ける気はなくても、急な予定が入る可能性だってあります。
そこで、今度はGeminiに部屋の写真を見せて、この部屋をわかりやすくスッキリ見せるにはどうすればいいのか、聞いてみました。

画像を見せてダメ出しをもらう
「雑然としてはいるけれど、そこまで散らかっているわけではないよね?」という私の予想を裏切り、出るわ出るわ、改善案が……。

「すぐきれいな部屋に見せる方法」が満載
どうやら自分の部屋に私の目が慣れすぎて、「散らかり」を認識できなくなっていたようです。
「物を減らすべき」という指摘もあるものの、「ラグの色を変える」「観葉植物の位置をずらす」といった、部屋の雰囲気を変える、即効性のある提案をいくつもくれるのがうれしい。
「少し乱雑」「もう少し整理できそう」といった指摘はふんわりしているように思えますが、Geminiに私の持ちものの重要度を判断できるわけもなく、そこの判断は「自分が力を注ぐしかない部分」ということがわかります。
一方で「本を高さや色別に並べる」「収納グッズを使う」といったヒントもありました。本を色別に並べるのは実用性を考えるとイマイチに思えますが、「高さ別で、なおかつ作家順で整頓し、棚に入り切らないものを処分」「TV下の棚に引き出しのように収まるボックスを入れ、入らない分を処分」というように、自分なりの基準を設けてみると、多すぎる物の処分もスムーズにできそうです。
この方法なら、リビングを「とりあえずきれいに見せる」ことも簡単。心理的なプレッシャーも少なくなります。最初にリビングをスッキリさせることで、他の部屋の片付けに難儀しても、落ち着いて過ごせるスペースを確保しておけるのも大きなメリットです。
「部屋が散らかっているかどうかは、肉眼ではなく写真に撮って見ると客観的に判断できる」といいますが、Geminiは画像を認識して、収納のプロになりきった的確なアドバイスをくれます。
一言で片付けといっても、「根本的なところから、徹底的に片付けたい」のと、「とりあえずスッキリ見せる方法を教えてほしい」のとでは、解決方法がまるで違います。部屋の現状を画像で認識させることで、自分だけのカスタマイズされた片付けプランを立ててもらえます。
もし、片付けに協力してくれる家族がいて、作業を分担できるのであれば、Geminiに片付けプランを立ててもらい、それを分担して行うのがいいでしょう。最終的な目標が提示されているので、複数人での共同作業もスムーズになるはずです。
一方、1人暮らしなら、自分さえ快適に感じる空間になればいいのですから、Geminiに部屋の気になるところの画像を見せて、効率的にスッキリ見せる方法を聞くのがよさそうです。
「物を減らすべき」という指摘もあるものの、「ラグの色を変える」「観葉植物の位置をずらす」といった、部屋の雰囲気を変える、即効性のある提案をいくつもくれるのがうれしい。
「少し乱雑」「もう少し整理できそう」といった指摘はふんわりしているように思えますが、Geminiに私の持ちものの重要度を判断できるわけもなく、そこの判断は「自分が力を注ぐしかない部分」ということがわかります。
一方で「本を高さや色別に並べる」「収納グッズを使う」といったヒントもありました。本を色別に並べるのは実用性を考えるとイマイチに思えますが、「高さ別で、なおかつ作家順で整頓し、棚に入り切らないものを処分」「TV下の棚に引き出しのように収まるボックスを入れ、入らない分を処分」というように、自分なりの基準を設けてみると、多すぎる物の処分もスムーズにできそうです。
この方法なら、リビングを「とりあえずきれいに見せる」ことも簡単。心理的なプレッシャーも少なくなります。最初にリビングをスッキリさせることで、他の部屋の片付けに難儀しても、落ち着いて過ごせるスペースを確保しておけるのも大きなメリットです。
「部屋が散らかっているかどうかは、肉眼ではなく写真に撮って見ると客観的に判断できる」といいますが、Geminiは画像を認識して、収納のプロになりきった的確なアドバイスをくれます。
一言で片付けといっても、「根本的なところから、徹底的に片付けたい」のと、「とりあえずスッキリ見せる方法を教えてほしい」のとでは、解決方法がまるで違います。部屋の現状を画像で認識させることで、自分だけのカスタマイズされた片付けプランを立ててもらえます。
もし、片付けに協力してくれる家族がいて、作業を分担できるのであれば、Geminiに片付けプランを立ててもらい、それを分担して行うのがいいでしょう。最終的な目標が提示されているので、複数人での共同作業もスムーズになるはずです。
一方、1人暮らしなら、自分さえ快適に感じる空間になればいいのですから、Geminiに部屋の気になるところの画像を見せて、効率的にスッキリ見せる方法を聞くのがよさそうです。

中野 亜希
ライター・コラムニスト
大学卒業後、ブログをきっかけにライターに。会社員として勤務する傍らブックレビューや美容コラム、各種ガジェットに関する記事執筆は2000本以上。趣味は読書、料理、美容、写真撮影など。
X:@752019