渋谷で働く・住んでる人なら食べてほしいグルメ3店舗保存版！

2022.1.14

3. DooWop 渋谷道玄坂店

BBQエッグのチキンバーガー（360円）＋ドリンクとフライドポテトのセット（330円）

2021年10月27日にオープンした「DooWop 渋谷道玄坂店」はハンバーガーレストラン。「美味しいチキンバーガーの店が日本にはない！」ということで作ったのがこのお店だそうです。チキンバーガー、つまりフライドチキンをサンドしたハンバーガーということですね。オープン初日は大行列だったので、後日に行ったのですが、まだ並んでいました……。

ということで、数分待って食券機でオーダー。チキンバーガー専門店ということで、ビーフやポークはありませんでした。チキンのみ。潔い。ひとつの食材に一気入魂したグルメは期待が持てます。今回は、BBQエッグのチキンバーガー（税込360円）をドリンクとフライドポテトのセットでオーダー。セット価格が税込690円なので、世間一般のハンバーガーショップと比べても安めなのではないでしょうか。

BBQエッグのチキンバーガーは、揚げたてサクサクのフライドチキンをバンズでサンドしたフード。ソースのテイストはエッグマヨネーズで、たっぷりとチキンにかけられていました。ハンバーガーをオーダーすると「ソース足りないな……」と思うことがあるのですが、この店でその心配はなさそう。ソースに入ってる細かなブロック状にカットされた玉子にも注目。スライスオニオンも盛られているので爽やかでフレッシュですよ。

シンプルな構成のハンバーガーですが、しっかり大満足。バンズの厚みと食感もバツグンに良いです。本場アメリカではポピュラーな、ホットドッグにも使われている極めてソフトな生地だと感じました。バンズを食べると、美味しさの主役であるソースやフライドチキンを盛り上げることに徹し、バンズ自身は静かにスゥーッと溶け込んで消えていくのです。これこれ、まさに本場アメリカのバンズ。もちろんバンズは「DooWop」のオリジナルだと思いますが、本場の美味しさを表現しているものだと感じましたよ。

シンプルでアメリカンなフライドチキンバーガー。そんな感じです。

フライドポテトはオーソドックスなものですが、むしろ「ポテトの魅力をよくわかってるね」と思いました。フライドポテトは着飾ったり、特殊なことをする必要はないのですよ。美味しいハンバーガーにはオーソドックスなスタイルが一番合う。オーソドックスは悪ではなく善なのです。濃厚なBBQエッグのチキンバーガーを受け止める、包容力があるフライドポテトでした。

そしてドリンクですが、お店がレモネード推しのようなので飲んでみました。これフライドチキンとの相性バッチリですね。「ハンバーガーにはコーラだろ！」という理論も一理あるのですが、このレモネードはやや強めの酸味があるので、濃厚なBBQエッグのチキンバーガーの後味をスッキリとしたものにしてくれるんですよね。美味しさの起伏といいますか、メリハリが出て良いと思いました。

このセットがトータルで「ハンバーガー」を際立たせる、絶妙なバランスなわけです。

通りがかったら試しに体験してみる価値があるお店なのは確か。ちなみに、お店ではハンバーガーだけでなく、フライドチキンも売られていましたよ。こちらも見る限り美味しそうです。

店名: DooWop 渋谷道玄坂店
住所: 東京都渋谷区道玄坂2-28-4
営業時間: 10:00〜23:00
定休日: 年末年始
備考: 臨時休業や時短営業等をしている場合がありますのでご確認下さい

渋谷は流行の最先端の街ですが、新しいものしかないのではなく「古くて新しい街」と表現したほうが正しいと思います。特にグルメに関しては、今回ご紹介したお店以外にも、さまざまな歴史ある店、新しい流行の店があり、どちらも魅力的。渋谷に行ったら、知られざるグルメを求めて散策するのも楽しいかもしれませんよ。

42 件

クドウヒロカズ

旅人・編集者・ライター
ガジェット通信、ロケットニュース24、Pouchの初代編集長・創設者。TVチャンピオン「焼肉王選手権」「デカ盛り王選手権」共に準優勝。日清公認どん兵衛士。空条海苔助の名義で「世にも微妙なグルメレストラン」「彦龍のノリヒコさん」出版。「月曜から夜ふかし」出演。無人航空従事者試験3級、一級小型船舶免許所持。秘境レポには定評あり。昭和的な「個人経営の焼肉屋」をめぐる旅をする焼肉マニア。