鍋は野菜をたっぷり食べるにも便利ですし、調理も簡単でテレワークの昼食にもぴったり。そんな「ひとり鍋」を始めるのに便利な100円ショップの鍋グッズをご紹介。小さな土鍋から激辛スープまで、実際に試した結果をご紹介します。
おひとり様サイズがうれしいダイソーの「土鍋 16.5cm」は家族みんなの分を買いそろえたい
ひとり鍋にぴったりのサイズがとても使いやすい「土鍋 16.5cm」。直火OKで、調理してそのままテーブルに出せるのも便利です
「土鍋 16.5cm」(税込330円 ダイソー)。筆者はフタもホワイト、土鍋本体もホワイトのモデルを選択しましたが、 ブラック&ブラック、ホワイト&ブラックなどカラーバリエーションも豊富です
そこで思いついたのが、ダイソーのひとり用土鍋「土鍋 16.5cm」を使った「ひとり鍋」を家族で食べる方法です。中国の火鍋と日本の水炊きと言っても、専門店はともかく一般家庭では入れる材料に大きな差はありません。そこで、鍋用に切った具材を全員分用意し、それぞれがひとり用の土鍋に好きな具を投入。そこに激辛だろうがごま豆乳だろうが好きなスープをそれぞれ選んで入れて、ガスコンロ2つを使って同時に調理。各自の好きな味を楽しむ方法に行き着きました。
別にケンカをしているわけではないので、相手のセレクトしたスープで作った鍋を分けてもらうこともありますし、複数の味が楽しめるので味が単調にならず、より鍋が楽しめます。またwithコロナ時代の「個食」の意味でメリットもあるのではないでしょうか。
ダイソーの「土鍋 16.5cm」は、ひとり鍋だけでなく、当然ながら鍋焼きうどんやラーメンなどを作るのにもちょうど良いサイズ。テレワーク時の昼食にも活躍してくれるでしょう
さらに、鍋は雑炊・うどん・ラーメンといった選択肢からシメにどれを選ぶかも意見が分かれるところですが、これも鍋を分けておけば各自で好きなシメを楽しむことができます。
小さな土鍋でのひとり鍋は、ひとり暮らしの方だけでなく、家族や大人数でも楽しめる合理的なスタイルであることが伝わったでしょうか。ただし、最初は必ず人数分の小さな鍋が必要になりますので、100円ショップの低価格な鍋はとても魅力的。グッズを入手して、ぜひ「大人数でのひとり鍋」を試してみてください。予想以上に盛り上がりますよ!
手軽でヘルシー! テレワークの昼食にもおすすめしたい「電子レンジ調理器 湯豆腐」
切った野菜や具材を並べて、水を500ml加え、電子レンジで加熱するだけで湯豆腐が完成する「電子レンジ調理器 湯豆腐」はとってもお手軽。豚肉大好きな北海道では湯豆腐も豚肉入りがスタンダード
「電子レンジ調理器 湯豆腐」(税込110円 ダイソー)。最近の100円ショップの電子レンジ調理器はかなりハイレベルなので、お試し目的でも安心して購入できます
同様の電子レンジ調理器では「ラーメン用」が有名で、深くてどんぶり型のものが一般的。一方で「電子レンジ調理器 湯豆腐」は広口で四角い豆腐に合わせて下部があまり小さくなっておらず、そのまま食卓に出しても違和感のないデザインです。
使い方はとても簡単。「電子レンジ調理器 湯豆腐」本体の水位線まで水を入れて具材を投入するだけ。先に具材を入れてから水500mlを加えてもOKです。その後、付属のフタをして500Wの電子レンジならば約12分、600Wならば約10分加熱。具材の内容によって加熱時間は変化するので加熱時間は目安ですが、表記通りの加熱で上の写真のような十分な仕上がりになりました。
電子レンジでの加熱時には、写真のように半透明のオレンジのフタを使用します。フタを外せばそのまま食べられるので、洗い物も少なくすんで便利です
今回は豆腐のほかにも豚肉やキノコなど具を多めに入れましたが、テレワーク時のひとりご飯であれば、豆腐にもやし、長ネギを少々入れて加熱するだけでも昼食になりそうです。また鍋用調味料を使えば、味に変化をつけることもでき、単調になりがちなテレワーク時のひとりごはんにバリエーションを加えてくれるのではないでしょうか。
テレワーク時の昼食は面倒で、カップラーメンや冷凍うどん、冷凍パスタなど、炭水化物に偏ってしまいがちです。「電子レンジ調理器 湯豆腐」を使えば、野菜や豆腐を主体としたヘルシーな昼食を簡単に採ることができるでしょう。昼食の栄養バランスが気になる方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。
元祖ひとり鍋、定番の「アルミ鍋付き鍋焼きうどん」はアウトドアでも大活躍
筆者はキャンピングカーで旅行に出かけると、かなりの頻度で「アルミ鍋付き鍋焼きうどん」を使ってひとり鍋を楽しんでいます
「鍋焼えび風味あげ玉入りうどん」(税込110円 ダイソー)。定番の一品ですが、たった110円で使い捨ての鍋、だしつゆ、シメのうどんまで手に入るのでとてもお買い得です
このキャンピングカーでのひとり鍋の際に活躍してくれるのが、アルミ鍋付きの鍋焼きうどんです。今回ダイソーで購入した「鍋焼えび風味あげ玉入りうどん」のように常温で半年以上保存できるものが多く、低価格で使い捨てのアルミ鍋、だしつゆ、そしてシメのうどんまでが手に入るので、手軽な一食として非常におすすめ。筆者もキャンピングカーで出かける際には、常にいくつかストックしています。
筆者の場合、旅行先での撮影が終了し、暗くなってからキャンピングカーの中で夕食を摂るわけですが、近くのスーパーなどで肉と野菜だけでも手に入れば鍋焼きうどんを作る前のアルミ鍋で簡単な鍋が楽しめます。ゆっくり鍋を楽しんだ後にうどんでシメれば大満足。身体も芯から温まります。
今回購入したのは「鍋焼えび風味あげ玉入りうどん」ですが、同じような商品は100円ショップだけでなく、スーパーやコンビニなどでも低価格で手に入ります
また、ちょっとマニアックですが、 FF ファンヒーターで暖房するキャンピングカーは非常に空気が乾きやすいという弱点があり、一時的ではありますが、その対策としても夕食の時にたっぷり湯気の出る鍋は有効です。使い捨てのアルミ鍋での鍋も、ひとりはもちろん複数人でも楽しめることは言うまでもありません。
齋藤 千歳
フォトグラファー・ライター
北海道千歳市在住・千歳市生まれのフォトグラファー/ライター。キャンピングカーの「方丈号」から各種アウトドア、カメラ、レンズ、ガジェットに関する情報を発信したり、家族3人で北海道一周などしたりを楽しんでいる。