食いしん坊に聞いたおすすめ調味料５つ、実際に使ってみました

2021.12.3

あなたが「これ、おいしいよ」と自信をもっておすすめできる調味料は何ですか？美食家を自負する友人たちにそう尋ねたところ、めちゃくちゃたくさん回答が集まりました。食いしん坊おそるべし。このうち、私が「好きそうだな〜」と思ったもので、かつ無理なく手に入りそうなものを5つピックアップして実際に試してみました。

九州の名作ミックススパイス「マキシマム」

まずはこれ。宮崎県にある昭和6年創業の食肉販売・加工会社、中村食肉のミックススパイス「マキシマム」です。50gの減塩タイプで価格は税込377円。数年前までは、都内でもあまり見かけず、スーパーで出会おうものなら私はマキシマムハンターと化して「あった！！」と友人に速報を流していました。そんなレアキャラだったマキシマムも、最近は手に入りやすくなったと思います。

少し前から減塩タイプを見かけるようになりました。パッケージも従来よりすこし細身のボトルに変更。

お肉屋さんが考案したスパイスなので、当然肉との相性は抜群。我が家では鶏もも肉の炒め物や牛ステーキの下味で活躍しています。お肉の全体にまぶしてジュッと焼けばお店っぽい、まとまりのいい味になるんです。キャンプ料理のお供としても優秀。名前のとおり、おいしさを最大化する調味料だと思います。

ちなみに、マキシマム本体に印刷された説明によると「肉、魚、野菜等の様々な食材に、焼物、炒物、揚物、スープ、ドレッシング等の料理に下味、調理中の味付け、仕上げ等、お好みのタイミングでご使用ください」とありますので、いつでもどこでもフリースタイルで使ってよし、ということのようです。

どこに売っているか謎だったが味は素晴らしい「フォロのドレッシング（レギュラー）」

次は有限会社やましなの「フォロのドレッシング（レギュラー）」です。税込459円。「洋食屋生まれの生ドレ」で、濃厚で大変おいしいと聞き買ってみることに。

が、私の生活圏では全然見つかりませんでした。ネットで検索すると、「カルディや成城石井、OKストアで取り扱っている」との情報を見つけたので「ハイハイ、どっちも近所にあるから余裕でしょ」とナメてかかったら全然売ってないの！みんなどこで手に入れてるの！？

隣町の成城石井に行ってもない。カルディのジャングルのような売り場をグルグル回っても、見つからない。まじで影も形もない。なのにネットでは「うまい、うまい」と絶賛されている！とはいえネット通販で明らかに転売価格であろう1本1000円とかで買うのは絶対に嫌。諦めるか……と思っていたら、あったんですよ。最後の最後に立ち寄った東急ストアに。やるね東急！ちょこんとつつましく棚に並んでいたフォロのドレッシングを見つけた瞬間「ウワー」って声を出しながら駆け寄って、おごそかにボトルを引っ掴んで、レジに持っていきました。あー達成感あった。ちなみに、やはり大人気なようで、商品棚はスカスカでした。フォロ強し。

買ってきたのがこちらです。

苦労して手に入れたので、私にはピカピカ光って見える。あ、隣にそっくりなボトルのドレッシングがありますよね。こちらは徳島産業の「シェフの厨房（オリジナル）」です。税込450円。フォロを探す旅路で出会いました。ボトルの姿形がソックリですし、これも何かの縁だろうと考え、こちらも買って食べ比べることに。

まずはフォロのドレッシング。

レタスとトマトときゅうりのサラダ。お昼時の洋食屋でさりげなく供されるサラダをイメージしました。

なるほどおいしかったです。すりおろした玉ねぎと醤油のコクと、ニンニクの香りが効いてます。とてもいい香りがするのですが、成分を見るとスパイスはマスタードと胡椒だけ。シンプル。

次に、同じフォーメーションのサラダで、シェフの厨房（オリジナル）もいただいてみました。

こちらのほうが酸味をより強く感じます。そしてマヨネーズに似た、まったり感あり。カロリーはこちらのほうが控えめなのに！シェフの厨房もおいしかったです。ゆでゴボウやスナップエンドウとも相性よさそう。

なお、生ドレッシングで、保存料や添加物を一切使わないフォロのドレッシングは賞味期限が短めの60日間。2021年10月初旬に購入したドレッシングの賞味期限が11月15日でした。

フレーバー付きマーガリンやあの高級ふりかけも調味料として優秀