EC事業者のチャージバック被害、その対策とは?
クレジットカードを利用する際は通常、カードが有効かどうか、利用限度額以内かどうかを確認する与信照会が、カード会社との間で行われます。一方、カードの保有者本人の利用であるかという本人確認は、ショップ側に義務付けられています。
そのためカードが不正利用された場合、ショップの責任として売上が取り消される、もしくは支払いが完了していれば返金をしなければならなくなり、チャージバックが発生します。既に商品を発送していた場合は商品も戻ってこないため、ショップ側は最大で商品代金と商品の二重の損害を被ることになります。
チャージバック被害の調査により、不正利用者の多くは、不正利用によって手に入れた商品を転売して利益を得ようとするため、高額なブランド品や家電、転売しやすいアパレルやコスメなどが狙われやすい傾向にあります。また近年ではワインなどの酒類や食品、サプリメントなど、1万円前後の金額帯でも不正利用によるチャージバックが発生しており、どんなジャンルでも油断できないというのが実情です。
ショップ側の責任とはいえ、ECサイトの場合はクレジットカードを保有している本人かどうかを目の前で確認することもできないため、不正利用の防止は現実的にはかなり難しいものです。とはいえ、EC事業者がチャージバック被害に泣き寝入りせず、事前に打てる対策もありますので、ご紹介しましょう。
■セキュリティコードを導入する
セキュリティコードとは、主にクレジットカードの裏面に記載されている3~4桁の番号のことです。基本的にはカードを保有していないと分からない番号のため、クレジットカード番号が盗用された場合でもセキュリティコードを入力させることで不正利用を抑制可能です。ただし、フィッシング詐欺などに遭い、セキュリティコードも流出してしまうケースがあるため効果はさほど高くありません。
■3Dセキュアを導入する
3Dセキュアとは、クレジットカード保有者が事前にクレジットカード会社のWebサイトでパスワードを登録し、決済時にそのパスワードを入力させ本人確認を行う仕組みのことです。前提としてカード会社が3Dセキュアに対応している必要があることに加え、ユーザーがパスワードを事前に登録する必要があります。またユーザーがパスワードを忘れてしまったというケースもあり、不正利用者でなくても購入前に離脱してしまいコンバージョンが低下する懸念があります。
■不正検知システムを導入する
不正検知システムとは、購入者の行動や過去の利用履歴などから、購入者が不正利用者かどうかをスコアリングしてリスク判定するシステムです。ショップ側は決済完了後、そのスコアに基づいて商品を発送して問題がないかを判断する必要があるため確認作業に時間が取られる点が難点です。また、あくまでスコアリングによるリスク判定のため、問題のない真正ユーザーが誤検知されて購入できない事象が発生するという課題もあります。
その他に、チャージバックの保険や保証サービスを利用することで被害に備えることもできますが、これらは不正利用を防ぐものではない点が課題でもあります。
そのためカードが不正利用された場合、ショップの責任として売上が取り消される、もしくは支払いが完了していれば返金をしなければならなくなり、チャージバックが発生します。既に商品を発送していた場合は商品も戻ってこないため、ショップ側は最大で商品代金と商品の二重の損害を被ることになります。
チャージバック被害の調査により、不正利用者の多くは、不正利用によって手に入れた商品を転売して利益を得ようとするため、高額なブランド品や家電、転売しやすいアパレルやコスメなどが狙われやすい傾向にあります。また近年ではワインなどの酒類や食品、サプリメントなど、1万円前後の金額帯でも不正利用によるチャージバックが発生しており、どんなジャンルでも油断できないというのが実情です。
ショップ側の責任とはいえ、ECサイトの場合はクレジットカードを保有している本人かどうかを目の前で確認することもできないため、不正利用の防止は現実的にはかなり難しいものです。とはいえ、EC事業者がチャージバック被害に泣き寝入りせず、事前に打てる対策もありますので、ご紹介しましょう。
■セキュリティコードを導入する
セキュリティコードとは、主にクレジットカードの裏面に記載されている3~4桁の番号のことです。基本的にはカードを保有していないと分からない番号のため、クレジットカード番号が盗用された場合でもセキュリティコードを入力させることで不正利用を抑制可能です。ただし、フィッシング詐欺などに遭い、セキュリティコードも流出してしまうケースがあるため効果はさほど高くありません。
■3Dセキュアを導入する
3Dセキュアとは、クレジットカード保有者が事前にクレジットカード会社のWebサイトでパスワードを登録し、決済時にそのパスワードを入力させ本人確認を行う仕組みのことです。前提としてカード会社が3Dセキュアに対応している必要があることに加え、ユーザーがパスワードを事前に登録する必要があります。またユーザーがパスワードを忘れてしまったというケースもあり、不正利用者でなくても購入前に離脱してしまいコンバージョンが低下する懸念があります。
■不正検知システムを導入する
不正検知システムとは、購入者の行動や過去の利用履歴などから、購入者が不正利用者かどうかをスコアリングしてリスク判定するシステムです。ショップ側は決済完了後、そのスコアに基づいて商品を発送して問題がないかを判断する必要があるため確認作業に時間が取られる点が難点です。また、あくまでスコアリングによるリスク判定のため、問題のない真正ユーザーが誤検知されて購入できない事象が発生するという課題もあります。
その他に、チャージバックの保険や保証サービスを利用することで被害に備えることもできますが、これらは不正利用を防ぐものではない点が課題でもあります。
不正検知システムの既存の課題をクリアした「ASUKA」
これらカードの不正利用の対策方法は存在しているものの、いずれもデメリットがあるため、万全な対策とは言えないのがこれまででした。
そんな中、カードの不正利用対策コンサルティングを行う株式会社アクルが、2020年7月に提供を開始したのが不正検知・認証システム「ASUKA」です。「ASUKA」は不正検知システムとしては後発だったことが奏功し、従来の不正検知システムのデメリットを解消した新しい仕組みを取り入れています。
前述したように従来の「不正検知システム」では、スコアリングをもとにEC事業者が商品発送の可否判断をする必要がありました。その点、ASUKAでは、スコアリングで問題がない場合には通常通り決済が完了し、リスクが高いと判断された場合のみ対象のクレジットカードが利用できず、別の決済手段を利用するよう指示されます。
さらに特徴的なのは、不正利用者か真正ユーザーか判断が難しい「リスク中」と判定された場合で、そのときは本人認証をする画面を自動的に表示することで、不正利用者を牽制します。真正ユーザーにとっては簡単な項目の本人認証であるため、コンバージョンを下げずに不正利用を防止することができるのです。
そんな中、カードの不正利用対策コンサルティングを行う株式会社アクルが、2020年7月に提供を開始したのが不正検知・認証システム「ASUKA」です。「ASUKA」は不正検知システムとしては後発だったことが奏功し、従来の不正検知システムのデメリットを解消した新しい仕組みを取り入れています。
前述したように従来の「不正検知システム」では、スコアリングをもとにEC事業者が商品発送の可否判断をする必要がありました。その点、ASUKAでは、スコアリングで問題がない場合には通常通り決済が完了し、リスクが高いと判断された場合のみ対象のクレジットカードが利用できず、別の決済手段を利用するよう指示されます。
さらに特徴的なのは、不正利用者か真正ユーザーか判断が難しい「リスク中」と判定された場合で、そのときは本人認証をする画面を自動的に表示することで、不正利用者を牽制します。真正ユーザーにとっては簡単な項目の本人認証であるため、コンバージョンを下げずに不正利用を防止することができるのです。
ASUKAでは、不正利用リスクのレベルに応じて処理が分かれるため、ショップの負担を減らしながら利用者の手間も減らせるため、コンバージョン減少も防止できる
MakeShopは、ASUKAと業界初連携!
MakeShopは、2021年の2月、カートASP業界で初めてASUKAとサービス連携しました。これによりMakeShopを利用するEC事業者は、開発費用負担ゼロ、初期費用・月額費用のみで、不正利用を未然に防ぎ、チャージバック被害を低減できるASUKAを導入可能となりました。導入にかかる日数は最短で2営業日です。
GMOメイクショップは、サービスをご利用いただくショップの売上の総和である流通額を最重要指標としてEC支援事業に取り組んでいます。ショップ売上の向上には、購入者が安心してお買い物できるセキュリティ対策は特に重要だと考えています。
MakeShopでは、常にシステムをアップデートしセキュリティを強化すると同時に、ASUKAとの連携のように、プラスアルファとなるような各種オプション機能を提供し、事業者のニーズに合わせたEC運営を行えるよう支援しています。
コロナ禍でECの利用率が高まる中、EC化による販路拡大を目指す事業者も増えています。ECの新規開設を検討されている方は構築システムを選ぶ際、コストや構築のしやすさに加え、運用時のリスク軽減や必要なリスク対策が、手軽に導入できるシステムを選んでもらえればと思っています。MakeShopは、新規出店者向けの無料セミナーや、開店時の不安・疑問点の解消、運営方法のアドバイスといった、導入前相談も行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
GMOメイクショップは、サービスをご利用いただくショップの売上の総和である流通額を最重要指標としてEC支援事業に取り組んでいます。ショップ売上の向上には、購入者が安心してお買い物できるセキュリティ対策は特に重要だと考えています。
MakeShopでは、常にシステムをアップデートしセキュリティを強化すると同時に、ASUKAとの連携のように、プラスアルファとなるような各種オプション機能を提供し、事業者のニーズに合わせたEC運営を行えるよう支援しています。
コロナ禍でECの利用率が高まる中、EC化による販路拡大を目指す事業者も増えています。ECの新規開設を検討されている方は構築システムを選ぶ際、コストや構築のしやすさに加え、運用時のリスク軽減や必要なリスク対策が、手軽に導入できるシステムを選んでもらえればと思っています。MakeShopは、新規出店者向けの無料セミナーや、開店時の不安・疑問点の解消、運営方法のアドバイスといった、導入前相談も行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
GMOメイクショップ 広報 戸恒智美
GMOメイクショップ広報
豊富な機能と安心のサポート体制で法人様に多く選ばれているECサイト構築SaaS「MakeShop byGMO」を中心に、ECの構築支援だけでなくマーケティング支援や運営代行までEC領域全般をサポートするGMOメイクショップで広報を担当。インテリアブランドや建材メーカーを経て、2018年入社。家族の転勤を機に、現在は福岡で暮らしている。