ブランド保護の専門家が解説!オンライン詐欺の罠を見抜く方法

GMOブランドセキュリティ 寺地裕樹

ECGMOインターネットグループセキュリティレンタルサーバー・ドメイン
インターネットの普及により、私たちの生活は便利になりましたが、それに伴い新たなリスクも増えています。特にオンラインショッピングは、その手軽さから多くの人々に愛されていますが、この便利なシステムを悪用した詐欺が後を絶ちません。あなたはオンラインでの購入時に、本当に安全な取引をしていますか?「安かろう、悪かろう」ではなく、「安かろう、詐欺かも?」という疑問を持つべきかもしれません。

今回は、実際に詐欺被害に遭ってしまったAさんと、オンライン上のブランド保護の専門家であるGMOブランドセキュリティの網野とのQ&Aセッションを通じて、詐欺サイトを見分ける方法や、被害に遭った後の対処法について深掘り。その様子をGMOブランドセキュリティのマーケティング担当・寺地がお伝えします。

この記事を読むことで、オンラインショッピングの際に気を付けるべきポイントがわかり、賢く安全な買い物ができるようになるでしょう。詐欺に遭わないための知識は、今やオンラインで生活する私たちにとって必須のもの。このQ&Aセッションを通じて、あなたもオンライン詐欺の罠を見抜く術を身に付けてください。


人物のご紹介
◆網野 圭亮(GMOブランドセキュリティ ドメインネーム事業本部 本部長)
大手通信会社の法務やブランド保護実務を経て、GMOブランドセキュリティで企業のブランド保護支援を行っている。著書『ウェブブランドセキュリティの実務』発売中。

◆Aさん
メーカー企業に勤める若手会社員。最近詐欺サイトの被害に遭ってしまった。

サイトの安全性はどう確認する?

Aさん:私は最近、あるECサイトで商品を購入しましたが、商品が届かないんです。これは詐欺でしょうか?

網野:はい、それは典型的なオンライン詐欺の可能性があります。商品が届かない場合、サイトの信頼性を疑うべきです。購入の際にはどんな点に注意しましたか?

Aさん:価格が定価より安く魅力的だったので、すぐに購入手続きをしました。

網野:価格が異常に低い場合はもちろん、注意が必要です。それは詐欺師が消費者を引きつけるための一般的な手口です。しかし、最近の詐欺サイトの傾向として、自然な価格設定をすることが増えてきています。具体的には相場の10~30%の値引きで販売しているように見せるなど、単純に価格だけでは判断できない場合も多いです。そこで、商品や価格とは異なる視点でサイトの安全性を確認する必要があります。

Aさん:サイトの安全性は、どのように確認すればいいですか?

網野:まずそのサイトのURLを確認してください。URLだけでもさまざまな情報を得ることができます。特に重要なことはそのドメインネームです。ドメインネームとは「i4u.gmo」など、「.(ドット)」で区切られた文字列のことです。ドメインネームはウェブサイトを公開する以上、必ず必要になるものです。ECサイトでの購入前にドメインネームをGoogleで検索してみると、詐欺サイトの場合には他の怪しい出品や、第三者によるサイトの評価などを確認することができます。

また、多くのドメインネームは登録者名などの情報が「WHOIS(フーイズ)」という仕組みで一般に公開されています。ドメインごとに調べ方に少しコツが必要ですが、うまく使えるようになると詐欺サイトを見抜く大きな武器になるでしょう。

「https://」だけではもう信用できない?

Aさん:URLが書かれているところに鍵マークがついていたり、安全な接続を示す「https://」で始まるURLが使われていればよい、と聞いたことがありますが……。

網野:SSLが設定されているウェブサイトのことですね。SSLが設定されているウェブサイトには鍵マークや「https://」が表示されます。確かにSSLの有無は安全性を確かめる1つの視点ではあります。しかし、現在は無料のSSLも登場し、それが多くの詐欺サイトに利用されています。そのため、この点だけで安全と判断するのは大変危険です。

Aさん:詐欺サイトにも鍵マークや「https://」が使用されていることは知らなかったです。詐欺に引っかからないために他にできることはありますか?

網野:そもそも、そういったウェブサイトにアクセスする方法を気にしてみてください。詐欺サイトの被害に遭う方は、「1. メールで送られてきたURLからアクセス」「2. SNSの投稿や広告に貼られたURLにアクセス」「3. Google検索結果からアクセス」といったケースが多いです。いずれの場合も、先に述べたようにドメインネームをチェックするなどの手法で被害に遭う可能性を防げることが多いです。

Aさん:確かに、私もSNS上で表示された広告から詐欺サイトにアクセスしてしまっていました。

網野:詐欺被害に遭わないためには、企業の公式サイトからECサイトにアクセスすることが最も安全です。

Aさん:とはいえ、やはり楽天やAmazonなどのECサイトの方が定価より安く売っていることが多いんですよね。

網野:楽天やAmazonなどのウェブサイトのことを「マーケットプレイス」といいますが、そこでの購入なら比較的安全です。しかし、昨今はマーケットプレイスや公式サイトのロゴを使用した偽物のECサイトが作られることも多いので注意してください。また、マーケットプレイスにも偽物が出品されていることがありますので、名の知られた大手マーケットプレイスだからといって安心せずに、商品レビューを調べたり、ブランドの公式サイトで商品についての理解を深めたうえで購入することをお勧めします。

Aさん:詐欺被害に遭った後、どのような対応をすればいいですか?

網野:まず、支払いに利用したクレジットカード会社や支払いサービスに連絡して、決済のキャンセルができるかどうかを相談してください。次に、消費者庁が「消費者ホットライン」という電話窓口を開設していますので、そちらに連絡をしてください。
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GMOブランドセキュリティ 寺地裕樹

GMOブランドセキュリティ マーケティング&サービスストラテジ本部 本部長

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