「たこ焼きプレート」で作る！おいしくて楽しいデザート5選

2023.3.10

100円ショップでも購入可能な「たこ焼きプレート」はもっと活用したいエンターテインメントアイテム

家庭で簡単にたこ焼きを楽しむための必須アイテム「たこ焼きプレート」はお持ちですか？「うちのホットプレートにはたこ焼き用プレートがセットになっていないから……」という方も心配ありません。いまや「たこ焼きプレート」はダイソーに代表される100円ショップでも購入可能なお手軽アイテムです。

「アルミプレート（たこ焼き用、9穴）」（実勢価格：税込110円）は、アウトドアなどで使い捨てにする際にも便利。自宅にたこ焼き器がある方にもおすすめです。

100円ショップでも手に入るほどお手軽な「たこ焼きプレート」や「たこ焼き器」を使って、前回紹介した「「たこ焼き器」で作る“たこ焼き以外レシピ”は予想以上においしくて楽しい」のように、多くの方が「おかずメニュー」だけでなく「デザートメニュー」も楽しんでいることを筆者は最近知りました。

そこで筆者も負けずに「たこ焼きプレート」を使ったデザートメニューを楽しもうと「4色ジャムパイ」「まん丸焼きマシュマロ」「チョコブラウニーボール」「カラフル玉パンケーキ」「コロコロ黒みつ＆あんころ餅」という5種類のレシピにイワタニの「たこ焼プレート」を使って挑戦してみました。

冷凍パイシート＋たこ焼きプレートはデザートにも活躍「4色ジャムパイ」

焼きたてパイのおいしさを手軽に楽しめるのがすごくいい！

「たこ焼き器」や「たこ焼きプレート」を使った、たこ焼き以外のメニューの中でも、筆者が「やってみないと分からないものだなあ」と心の底から思っているレシピの一1つが、冷凍パイシートを使ったものです。

前回の記事「「たこ焼き器」で作る“たこ焼き以外レシピ”は予想以上においしくて楽しい」で「トマトベーコンチーズパイ」を焼いた時には「たこ焼きプレート」で冷凍パイシートがきちんと焼けるのか、どうかすら半信半疑でした。

しかし、冷凍パイシート＋「たこ焼きプレート」なら、焼きたてアツアツのパイを手軽に楽しめることが、すでにわかっている今、「トマトベーコンチーズパイ」のあとに「たこ焼きプレート」でデザートの「4色ジャムパイ」を楽しむのは当然と言った印象です。

実際に作ってみた様子を紹介します。

材料は冷凍パイシート。写真のものは「たこ焼プレート」の穴の大きさと数に合わせて切り分けてあります。

少し解凍すると包丁で簡単に切れるのがうれしいところです。冷凍パイシート自体は少し大きめのスーパーに行けばどこでも手に入るでしょう。

今回のジャムパイのトッピングとなるジャムは3種類です。ブルーベリージャム、マーマレード、イチゴジャムを用意しました。

味のメインとなるので、より高級なものや自分の好みに合ったジャムを用意すれば、焼きたてのパイをより楽しむことができるでしょう。お好きなものを用意して楽しむのがおすすめです。

「たこ焼きプレート」油を引くため、今回はダイソーで購入した「シリコーン油ひき」（税込110円）を使ってみました。油を入れるボトルとシリコン製のハケが一体化した構造で、手早く油を引くにはかなり便利です。

油をひいた「たこ焼プレート」に切り分けた冷凍パイシートを並べ、弱火で加熱していきます。フッ素加工がされていてもしっかりと油をひいておくと、焼き上がった時に取り出すのが非常に楽です。

火が通って膨らんできたら、ジャムなどのトッピングを乗せる準備をします。フタのついている「たこ焼きプレート」では、フタを閉めてもいいでしょう。

ジャムは3種類なのに「4色ジャムパイ」とはどういうこと？　と思っておられた方もいるでしょう。筆者が使っているイワタニの「たこ焼プレート」は4×5で穴が配置されており、同時に最大20個のたこ焼きが焼けます。

そのため3種類では、数の区切りが悪いと思い追加したトッピングが、KALDIで購入した「もへじつぶあんソース」です。200gで300円ちょっとでした。あんこを作ると言うと大変な作業ですが、このつぶあんソースなら何でも使えて、あんこを乗せるだけで和風な味付けにできるのでとても便利です。

写真左手から、ブルーベリー、マーマレード、つぶあん、いちごの4色のジャムパイが完成しました。バターの香り豊かなサクサクの焼きたてパイの上に、ジャムやあんこが乗っているのですから、おいしくないわけがありません。また失敗のしようのないレシピとも言えるでしょう。

焼きたてサクサクのパイは、ご飯やパンに合うものなら、何を乗せてもほぼ失敗はありません。おかずメニューならシーチキンマヨネーズや納豆、デザートメニューであれば、生クリームやカスタードクリームなどを乗せても間違いないでしょう。冷凍パイシートさえあれば簡単に作れるので、いつでも作れるストック料理としてレパートリーに入れておくのがおすすめです。

低コスト・低労力で驚くような食感を楽しめる「まん丸焼きマシュマロ」

「たこ焼きプレート」で焼くだけなのでアウトドア料理としてもおすすめの１品

「もっとも手間も、暇も、お金も掛からない、みんなが驚くようなメニューはないの？」という意見もあるでしょう。

そこで2品目としては、作った筆者も驚いた「たこ焼きプレート」で作る「まん丸焼きマシュマロ」を紹介します。その名の通りマシュマロを焼くだけです。材料もマシュマロだけ。

一般的な「焼きマシュマロ」は海外製のちょっとお高い大きなマシュマロを串などに差して、たき火などで焼き上げるのではないでしょうか。しかし「まん丸焼きマシュマロ」のポイントは小粒のマシュマロを「たこ焼きプレート」で焼き上げることです。

早速、作り方を見ていきましょう。

材料はマシュマロと焼き上げる時に使う少量の食用油のみです。マシュマロは小粒の方が調理しやすいので「MINI Rocy Mountian MARSHMALLOWS」をセレクト。KALDIで300円ほどで購入しました。

調理のポイントはイワタニの「たこ焼プレート」のようにフッ素加工された「たこ焼きプレート」でも、マシュマロがこびり付くことがあるのでしっかりと油を引いておくこと。これが予想以上に重要です。

油をひいて温めた「たこ焼プレート」を弱火で加熱しながら、それぞれの穴に4〜5粒のマシュマロを入れていきます。焦げないように極弱火で加熱するのが重要なポイントです。弱火でも火力が安定するカセットこんろを使うのがおすすめと言えます。

マシュマロが溶けてきたら、クシなどを使ってマシュマロをひっくり返します。弱火で溶けている間に、これを何度か繰り返すわけです。

筆者はイワタニの「たこ焼プレート」などに施されたフッ素加工が傷つくのが嫌なので、柔らかなナイロン製の「たこ焼き返し」を使っています。上の写真の製品はダイソーで税込110円、猫柄のデザインです。

弱火で焼き上げながら、転がしていくと写真のように膨らんで、表面が軽く焦げてきます。

タイミングをみて、これをそのまま食べてみてください。行儀よくお皿にとるなどするとせっかく膨らんだ焼きマシュマロがしぼんでしまいます。当たり前ですが熱いのでやけどには注意しましょう。

口に入れると、香ばしくて甘い不思議なアワ。綿菓子ともマシュマロとも違う、まさにアワなのです。「たこ焼きプレート」で焼き上げたその瞬間しか味わえない、まさにアワとしか表現できない「まん丸焼きマシュマロ」をぜひ一度試してみてはどうでしょうか。

とても簡単なデザートレシピなので、アウトドアでの調理などもおすすめです。

輸入品ということもあるのでしょうが「マシュマロって原材料の割には高いよな」と思っていた筆者はダイソーで見つけてしまったのです。上の写真に掲載した「ミニハートマシュマロピンク＆ホワイトバニラ味」（税込110円）。

実際に「ミニハートマシュマロピンク＆ホワイトバニラ味」で「まん丸焼きマシュマロ」を作ってみましたが、色がピンクとホワイトのミックスになる以外、問題などは感じませんでした。

さらに手軽にコストパフォーマンスをアップするなら100円ショップのマシュマロを使うのもありでしょう。

バター＋メルティチョコで大人も大満足の「チョコブラウニーボール」

好みのチョコを入れることでさまざまな味わいを楽しめる

ずっしりとチョコやバターのたっぷり入ったチョコブラウニーはお好きですか？　嫌いと言う方はなかなかいないでしょうが、そのずっしり感を含めて、かなり罪悪感を感じるお菓子です。

アメリカンなサイズのチョコブラウニーケーキを丸ごと1個となると、カロリーが気になるおじさんにはかなり敷居が高いわけです。そこで「たこ焼きプレート」を使ってまん丸一口大サイズの「チョコブラウニーボール」を焼き上げてみました。

「チョコブラウニーボール」の生地となる材料。ブラウニーミックス粉、バター 100g（本来は無塩）、牛乳 30ml、卵M玉 2つ。チョコレートやクルミを好みで加えることが推奨されています。筆者はチョコレートは具として別に、クルミの代わりにココナッツロングを加えました。

チョコブラウニーの生地の中にチョコレートを溶かし込んでもよかったのですが、せっかく「たこ焼きプレート」で焼き上げるのですから、具を入れようとさまざまなチョコレートを用意しました。

季節限定のなめらかなメルティ系のチョコレートや洋酒入りのチョコレートで大人の味わいやバリエーションが楽しめるようにしています。自分の好きなチョコレートを入れれば、よりおいしく感じることは間違いないでしょう。

湯煎して溶かしたバター100g、ブラウニーミックス粉、卵、牛乳を混ぜて、ベースとなる生地を作ります。筆者は久々にお菓子を作ったせいか、湯煎した100gのバターの量と香りに、幸福感と罪悪感を同時に感じてしまいました。

ブラウニーミックス粉などが十分混ざったところでココナッツロングも適量生地のに加えます。

油をひいて温めた「たこ焼プレート」を弱火の火にかけた状態で、チョコブラウニーの生地を流し込んでいきます。焼き上げると膨らむので少なめがおすすめです。

用意しておいたチョコレートを、たこ焼きにたこを入れるような感覚で生地の中に埋め込んでいきます。この時にさまざまな種類のチョコレートを入れても楽しいでしょう。

周りにはみ出した生地も、たこ焼きのように穴の中に押し込むようなイメージでチョコブラウニーを回転させ「チョコブラウニーボール」を焼き上げていきます。チョコとバターの幸せな香りが周りに立ち上るわけです。入れたチョコの種類によっては洋酒の香りが混ざり、焼き上がりが本当に楽しみになります。

焼きあがったら、最初に掲載した写真のように、粉砂糖や生クリームなのでトッピングをしてもいいでしょう。たこ焼きサイズの小さな「チョコブラウニーボール」ですが、思った以上にずっしり感もあり、自分の好きなチョコを多めに入れたので、チョコの味も濃く、大満足の出来上がりでした。

入れるチョコの種類などを変えれば、さまざまなバリエーションが簡単に楽しめるのもうれしいところです。

さらに！モチのデザートに大革命が起きるイチオシレシピがコレ