今年は例年以上に衝撃的なアイテムが多かった
ちょっと驚くような良品ぞろいの2024年ベスト5
年の瀬が近づき、今年試したアイテムを振り返ってみました。自分でもびっくりするくらい、さまざまなアイテムをレビューしているのですが、記憶に残っていないアイテムもあれば、毎日使っていて、完全に生活必需品になったアイテムもあります。カブトムシから食器洗い機、カメラレンズまで、なんでもレビューする筆者が2024年に試したアイテムからベスト5を選んだのが以下のとおりです。
順序に意味はありません。振り返って見ると2024年は豊作で、これらをレビューしたときの衝撃を今でも鮮明に覚えています。この5製品は、すべてのアイテムを今も使い続けている物。そんなとびきりのお気に入りアイテムをみなさんに紹介していきます。
超絶人気のバックパック「MNL CITY PACK」
見た目はかなりシンプルで、やや大ぶりのどこにでもありそうなバックパックといった印象のMNL CITY PACK。これが意外にいいのです
人気すぎて入手困難なエレコムとYouTuberの共同開発モデル
「MNL CITY PACK」(エレコム/実勢価格:税込1万9800円)の良さをどうお伝えすればいいか、筆者は悩みます。学生時代から数十年にわたり、数多くのバックパックを愛用してきた筆者も、このバッグパックは別格だと思うからです。それくらいのレベルでよくできています。
ただし、現状において入手困難過ぎて、ある意味炎上しています。エレコムの公式サイトで「MNL CITY PACKの評価」を見ると、なんと★は2つ。満点は5つ★です。理由は、レビューのほとんどが買えなかった人々の恨み節になっているため。ちょっと考えられないレベルで購入希望者が殺到しているようです。
ただし、現状において入手困難過ぎて、ある意味炎上しています。エレコムの公式サイトで「MNL CITY PACKの評価」を見ると、なんと★は2つ。満点は5つ★です。理由は、レビューのほとんどが買えなかった人々の恨み節になっているため。ちょっと考えられないレベルで購入希望者が殺到しているようです。
レビュー・評価のページでは、買えなかったという話題で持ちきりです
そもそもMNL CITY PACKはパソコン周辺機器の老舗日本メーカーであるエレコムと、200個以上のカバンを試してきたYouTuber「リューク|カバンの人」のリューク氏が共同開発した製品。その「MNL」シリーズ第1弾として発売されたのがこのMNL CITY PACKです。
日常にシーンをストーリーとして捉え、それに応える希有なバックパック
MNL CITY PACKのメイン気室・クラムシェルオープン仕様で180度開きます。またメイン気室だけでも7つのポケットが用意されています
MNL CITY PACKは容量約21L、約32×48×17cm、質量約1125gのやや大ぶりでシンプルな外観の、黒いバックパックです。収納できるノートパソコンのサイズは15.6インチまでです。
収納スペースのうち大きな部分は、クラムシェルオープン仕様で180度開くメイン気室と、逆L字形にファスナーが配置されたパソコンコンパートメントの2つ。
収納スペースのうち大きな部分は、クラムシェルオープン仕様で180度開くメイン気室と、逆L字形にファスナーが配置されたパソコンコンパートメントの2つ。
メイン気室のフタ部分の裏側にはファスナーメッシュポケットが2つ装備されています。ポケットに収納した物がひと目で確認できて便利です
メイン気室には、ファスナーメッシュポケットが2つ、サイドポケットが2つ、トラッカータグ収納ポケット、ストレッチポケット、タブレットポケットとポケットが7つ用意されています。
パソコンコンパートメントには、メッシュポケットが2つ、ペン用のポケットが2つ、さらに関連する周辺機器を入れるための大容量のガジェットポケットが用意されており、そのなかにもメッシュポケットが2つ装備されているので、こちらもポケットが7つ。
パソコンコンパートメントには、メッシュポケットが2つ、ペン用のポケットが2つ、さらに関連する周辺機器を入れるための大容量のガジェットポケットが用意されており、そのなかにもメッシュポケットが2つ装備されているので、こちらもポケットが7つ。
逆L字形にファスナーが配置されたパソコンコンパートメント。15.6インチまでのノートパソコンに対応するので、かなり余裕があります
さらに本体外部には、最上部に使用頻度の高いものを入れるファスナーポケット、背面には片掛け状態でもアクセスできるフロントポケットが2つ、背負った状態で左手側にはサイドボトルポケット、右手側には背負ったままで入れた物が取り出せるサイドポケットと5つのポケットが用意されています。
ポケットだけで19個も用意されているわけです。これだけポケットが多いと、どこに何を入れたか忘れてしまいそうですが、 このバッグのすごいところは、すべての収納スペースとポケットに動作の流れや日常のシーンにおけるストーリーがあること。
ポケットだけで19個も用意されているわけです。これだけポケットが多いと、どこに何を入れたか忘れてしまいそうですが、 このバッグのすごいところは、すべての収納スペースとポケットに動作の流れや日常のシーンにおけるストーリーがあること。
外側最上部に配置されたファスナーポケット。アクセス性がよく頻繁に使う物を筆者は収納しています
例えば、レジで支払いをする時は最上部にあるファスナーポケットに財布が入っているため、バックパックを背中から下ろし、上部ハンドルをつかんだまま、ファスナーポケットを開けて財布を出す。もしくは「MNL CITY PACK」を床に置いて自立させ、そのままファスナーポケットを開けて財布を出す、といった具合です。
また、パソコンコンパートメントを開けてパソコンを出し、そのコンパートメントとつながっているガジェットポケットからマウスとACアダプター、電源ケーブルを取り出し、必要ならメッシュポケットに入れた外付けハードディスクも取り出す。同時にペンポケットからペンを出し、書類スペースから書類を出せば、仕事や打ち合わせがすぐに始められます。
また、パソコンコンパートメントを開けてパソコンを出し、そのコンパートメントとつながっているガジェットポケットからマウスとACアダプター、電源ケーブルを取り出し、必要ならメッシュポケットに入れた外付けハードディスクも取り出す。同時にペンポケットからペンを出し、書類スペースから書類を出せば、仕事や打ち合わせがすぐに始められます。
バックパックを背負った状態でも、そのままアクセスできるサイドポケットは、スマートフォンなどを入れておくのにも便利です
MNL CITY PACKは、我々が日常的に行っている、各シーンにおける動作を1つのストーリーとして捉え、その1つ1つのストーリーが気持ちよく、効率的に行えるように計算され尽くされたバックパックといえるでしょう。そのため、各ポケットはストーリーのなかで必要になる仕組みなので、入れた物を忘れることが非常に少ないのです。
普段の通勤や通学はもちろん短期の出張、さらに長期の旅行にもおすすめ
しっかりとした背面パッドと長さを調整しやすいハーネスストラップ、チェストベルトも装備されているので、しっかりと荷物を身体に密着できます
常にノートパソコンを持ち歩くガジェットが多めの方なら、普段の通勤・通学はもちろん、短期間の出張くらいまではこのバックパックでこなせると思います。
筆者はこのバックパックを背負って5泊6日の家族旅行に行きましたが、このときの荷物はノートパソコン、マウス、デジタルカメラ、交換レンズが2本、タブレット、スマートフォン、ポケットWi-Fi、関連するケーブルや充電器などを含めて、機内持ち込みできる制限ギリギリの約7kg。衣類は別途キャリーケースでしたが、バックパックを背負ったまま、全力疾走する4歳児を追いかけることができる機動力を確保してくれました。
筆者はこのバックパックを背負って5泊6日の家族旅行に行きましたが、このときの荷物はノートパソコン、マウス、デジタルカメラ、交換レンズが2本、タブレット、スマートフォン、ポケットWi-Fi、関連するケーブルや充電器などを含めて、機内持ち込みできる制限ギリギリの約7kg。衣類は別途キャリーケースでしたが、バックパックを背負ったまま、全力疾走する4歳児を追いかけることができる機動力を確保してくれました。
実際に旅行に行った際には機内持ち込みするため写真のような量のガジェットを入れていました
短期の1人旅や出張なら、このバックパックにパソコンやガジェット+メイン気室に圧縮バッグに入れた衣類。長期であればこのバックパックにパソコンやガジェット関連を入れ、衣類はキャリーケースといった使い方をすれば、メインのバッグとして広く活躍してくれるでしょう。なお、このバックパックはキャリーケースと一緒に持ち歩けるよう、背面にキャリーベルトも配置されています。
我々の生活シーンのなかでバックパックが登場するシーンをストーリーとして捉え、それを気持ちよく効率化してくれるMNL CITY PACK。筆者史上最高に気に入っており、ぜひ多くの方におすすめしたい逸品なのですが、品薄、売り切れ状態が続いているのはとても残念です。
我々の生活シーンのなかでバックパックが登場するシーンをストーリーとして捉え、それを気持ちよく効率化してくれるMNL CITY PACK。筆者史上最高に気に入っており、ぜひ多くの方におすすめしたい逸品なのですが、品薄、売り切れ状態が続いているのはとても残念です。
齋藤 千歳
フォトグラファー・ライター
北海道千歳市在住・千歳市生まれのフォトグラファー/ライター。キャンピングカーの「方丈号」から各種アウトドア、カメラ、レンズ、ガジェットに関する情報を発信したり、家族3人で北海道一周などしたりを楽しんでいる。