防災用に常備したい「単3形乾電池1本で使える」プチプラLEDライト4選

齋藤 千歳

Specialライフスタイル使ってみた
整理整頓が苦手な筆者。必要なときに必要なものが出てこないといったトラブルは日常茶飯事です。過去に経験した北海道胆振東部地震による大規模停電では、ライトがすぐに準備できず四苦八苦。スマホの明かりを頼りにライトを探し、乾電池がそろっていないことに嘆いた実体験があります。

以来、単3形乾電池1本で光るプチプラのライトを度々購入してきました。今回は、そんな中から厳選した4製品をご紹介します。

それぞれの製品の明るさを正確にお伝えするのは実はなかなか難しいのですが、今回は簡易的なデジタル照度計「LX1010B Digital Lux Meter(WHDZ)」を使用して測定しています。約3LUXほどの暗がりで、デジタル照度計の光を測るセンサーに約70cmの距離からライトの光を照射しました。厳密ではありませんが、相対的な明るさの比較にはなると思いますので、参考値として見てください。

明るさは簡易的なデジタル照度計「LX1010B Digital Lux Meter(WHDZ)」を使用して測定しました

コンパクトなアルミボディでいつも持ち歩ける「アルミボディLEDライト」

キャンドゥで税込110円で購入した「アルミボディLEDライト」。非常にコンパクトなので、普段持ち歩いているバッグの中にも十分入ります

今回紹介する4つのライトの中ですべての人におすすめしたいのが、キャンドゥで税込110円で購入した「アルミボディLEDライト」です。理由は非常にシンプル、超小型で、どこにでも入れておけるからです。

実測で直径約1.8cm、長さは約9.5cm、質量は約39gしかありません。これで単3形乾電池込みですから、ライト本体の質量は約16g。普段持ち歩いているバッグの中に追加しても、かさばったり、重かったりすることはないでしょう。

実は、ただ小さくて軽いライトというだけなら、ボタン電池や単4形乾電池を使ったものなど、ほかにも選択肢はたくさんあります。しかし、単3形乾電池1本で明かりがつくというのが非常に重要なのです。職場でも自宅でも、テレビのリモコンや子どものおもちゃなどを探せば、使いかけであっても単3形乾電池ならどこかに1本あるのではないでしょうか。この非常時の電源の確保しやすさとコンパクトさが抜群なのです。

写真のように単3形乾電池1本で発光します。光量の調整はなく、ライトのオン・オフはおしり側のスイッチで行う仕組みです

非常にコンパクトで電源も単3形乾電池1本というと、連続点灯時間や明るさが心配という方も多いでしょう。

連続点灯時間については、単3形乾電池1本で約12時間と予想以上です。完全にひと晩分の明かりになってくれます。非常用としては十分以上ではないでしょうか。

ただし、前述の照度計で光の強さを計測したところ「アルミボディLEDライト」は約160LUX。ほかのライトに比べてもあまり明るいとはいえません。

非常に小さくて軽いので、ポケットに入れたり、バンドで固定したりもしやすく、両手で作業が必要な場面にも役立ちそうです。とりあえず、1本持っておくとなにかと便利でしょう。

ライトをオンにしたところ、指向性の強い光です。本体がとてもコンパクトなのでバンドで固定もしやすく、両手で作業をしたい場面でも役立ちそうです

単3形電池1本で発光するランタン機能付き「2WAY LED懐中電灯」はかなり便利

筆者がキャンドゥで税込110円で購入した「2WAY LED 懐中電灯」。単3形乾電池1本で発光し、ランタンタイプと2WAYで使えるライトはとても便利

単3形乾電池1本で明かりがつくライトの中でも、災害時用としておすすめしたいのが、指向性の強い懐中電灯タイプの光と指向性が弱く全体を照らしてくれるランタンタイプの光が切り替えられる2WAYタイプのライトです。筆者がキャンドゥで税込110円で購入した「2WAY LED 懐中電灯」は、この切り替えができるタイプです。

最大径は約5cm、長さは10.5cm、質量は電池込みで約56g(すべて実測)。ストラップが付属しており、落として失くすというトラブルも回避できそうです。

最大の特徴は懐中電灯タイプの光とランタンタイプの光が切り替えられること。おかげで歩行時には指向性の強い懐中電灯タイプ、動かないときは全体を照らしてくれるランタンタイプの光と使い分けることができます。

電池ケースのカバーを開けたところ。ノッチを押しながら引っ張れば簡単に電池ケースが開く構造になっています

光の指向性が強い懐中電灯タイプで発光させてたところ。夜道を歩くなどの行動時は懐中電灯タイプのほうが使いやすいでしょう

「2WAY LED 懐中電灯」の単3形乾電池1本での連続点灯時間はパッケージに記載がありませんでしたが、光の強さは前述の方法で同じように計測すると、光の指向性の強い懐中電灯タイプでは約1400LUX、拡散して広い範囲を照らしてくれるランタンタイプで約20LUXの明るさでした。

暗闇の中を動き回ることなく、どこかで待機するなら懐中電灯タイプよりも、ランタンタイプの明かりのほうが安心感が得られます。懐中電灯タイプだけでなく、ランタンタイプとしても使えるライトはひとつ持っておくことをおすすめします。

室内やクルマの中など、どこかにとどまっているときは照射角の広いランタンタイプの光が便利です。簡単に切り替えられるのもうれしいところ

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齋藤 千歳

フォトグラファー・ライター
北海道千歳市在住・千歳市生まれのフォトグラファー/ライター。キャンピングカーの「方丈号」から各種アウトドア、カメラ、レンズ、ガジェットに関する情報を発信したり、家族3人で北海道一周などしたりを楽しんでいる。

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