「みんなでバリで遊ぼうよ」がきっかけ
そもそもバリがインドネシアだって知っていましたか?
魔女ランダの像。バリ島の善の象徴であるバロンと対になるという彼女の存在すら知りませんでした
こんなこと言うと知識不足を笑われそうですが、筆者には当初、バリに対してインドネシアの一部という印象がありませんでした。バリ=東南アジアの有名なビーチリゾートという印象だけで終わっていたのです。
そして、国際結婚である我が家の中国人の妻にはインドネシア・スラバヤ出身の同級生がいます。皆さんはスラバヤを知っていますか? インドネシアの第2の都市といわれていますが、多くの人は知らないのではないでしょうか。筆者は現地に行くまで知りませんでした。
そして、国際結婚である我が家の中国人の妻にはインドネシア・スラバヤ出身の同級生がいます。皆さんはスラバヤを知っていますか? インドネシアの第2の都市といわれていますが、多くの人は知らないのではないでしょうか。筆者は現地に行くまで知りませんでした。
写真はショッピングモールに新規開店したお店の料理。何を食べてもおいしい
友人と一緒だったこともありますが、インドネシアのスラバヤはとても良かったです。びっくりするほど暑かったのですが、なにしろ感動的に食事がおいしいのです。友人が言うには、インドネシア料理はソースが命。植民地時代から続く欧州文化に、インドネシアのスパイスがミックスされているそうです。
そして、スラバヤ在住の彼はおいしいバリ料理を食べるために、家族でバリへ頻繁に行くとのことです。子どものときから行っているから、一緒においしいものをみんなで食べに行こうと誘われたのです。
こんなチャンスは二度とないと考えて、筆者と妻はスラバヤを訪れることに。せっかくなのでインドネシア国内での予定は、すべて友人にお任せすることにしました。
そして、スラバヤ在住の彼はおいしいバリ料理を食べるために、家族でバリへ頻繁に行くとのことです。子どものときから行っているから、一緒においしいものをみんなで食べに行こうと誘われたのです。
こんなチャンスは二度とないと考えて、筆者と妻はスラバヤを訪れることに。せっかくなのでインドネシア国内での予定は、すべて友人にお任せすることにしました。
リゾート気分で乗り込んだエアアジアX
クアラルンプール国際空港のターミナル2の空気感の違いに驚く
椅子の数が少ないので、かなりの確率で床に座ることになります
我が家は北海道千歳市にあるので、新千歳空港からスラバヤに向かうために、エアアジアX(長距離便)でまずはマレーシアのクアラルンプール国際空港のLCC向けの巨大ターミナルKLIA2へ。そのターミナル内でエアアジア(短距離)のインドネシア・スラバヤ行きに乗り換えるルートを選択しました。料金は家族4人、1歳児を含むので席は3つで片道約15万円です。
1月の新千歳空港から乗り込んだエアアジアXには、雪を見に来たのであろうマレーシアやインドネシアからと思われる家族連れや、スキーなどを楽しみに来た様子のオーストラリア人と思しきカップルなどの観光客がひしめいていました。約8時間のフライトのため、飛行機も400席近くある大型機で通路も2本。かなりウキウキ感があります。
ちなみに、新千歳空港の国際線ターミナルの内部で、筆者がちょっと驚いたのは自動販売機のコーラが200円だったこと。最近まで、自動販売機のコーラは外と同じ180円だったのです。高くなったなぁと思ったのですが、この記憶が意外にも現地で思い出されることに。
1月の新千歳空港から乗り込んだエアアジアXには、雪を見に来たのであろうマレーシアやインドネシアからと思われる家族連れや、スキーなどを楽しみに来た様子のオーストラリア人と思しきカップルなどの観光客がひしめいていました。約8時間のフライトのため、飛行機も400席近くある大型機で通路も2本。かなりウキウキ感があります。
ちなみに、新千歳空港の国際線ターミナルの内部で、筆者がちょっと驚いたのは自動販売機のコーラが200円だったこと。最近まで、自動販売機のコーラは外と同じ180円だったのです。高くなったなぁと思ったのですが、この記憶が意外にも現地で思い出されることに。
ハブ空港のレストランの価格は、その国の物価とあまり関係がない気がします
楽しい旅行の移動といった雰囲気のクアラルンプール行きの機内。妻たちは近くの席に座った子ども連れと赤ちゃん同士を遊ばせたりして、LCCとはいえかなり和気あいあいとした雰囲気で目的地に到着しました。
到着は世界最大級のLCC専用ターミナルKLIA2です。到着してトランジットする際に通るショッピングモールGateway@KLIA2はレストラン、コンビニ、カフェなどが建ち並ぶ巨大商業施設。日本人の感覚だと24時間営業しているとは思えない規模。そして、コーラ1本がなんと約400円。新千歳空港の2倍なのです。
ここで、日本並み以上の価格で食事を済ませた筆者たちは、きらびやかなショッピングモールを抜けて、ゲート待ち合いエリアに移動しました。ここで空気が一変。人であふれかえっている上、椅子が少ないので、多くの人が床に直接座ったり、寝そべっています。
楽しそうな家族連れというよりも、疲れた表情でスマホの画面を眺めている人がほとんど。突然、出稼ぎのためのバスターミナルに迷い込んだような気分になりました。当然ですが1本400円のコーラを飲んでいる人もほとんどいませんし、それより高価なカフェの席は空いていたりしており、ある意味衝撃でした。
到着は世界最大級のLCC専用ターミナルKLIA2です。到着してトランジットする際に通るショッピングモールGateway@KLIA2はレストラン、コンビニ、カフェなどが建ち並ぶ巨大商業施設。日本人の感覚だと24時間営業しているとは思えない規模。そして、コーラ1本がなんと約400円。新千歳空港の2倍なのです。
ここで、日本並み以上の価格で食事を済ませた筆者たちは、きらびやかなショッピングモールを抜けて、ゲート待ち合いエリアに移動しました。ここで空気が一変。人であふれかえっている上、椅子が少ないので、多くの人が床に直接座ったり、寝そべっています。
楽しそうな家族連れというよりも、疲れた表情でスマホの画面を眺めている人がほとんど。突然、出稼ぎのためのバスターミナルに迷い込んだような気分になりました。当然ですが1本400円のコーラを飲んでいる人もほとんどいませんし、それより高価なカフェの席は空いていたりしており、ある意味衝撃でした。
アザーンで目覚めるタワーマンションの50階
直通のショッピングモールと専用のプールで遊ぶ
ベランダからの、この風景のなかで聞くアザーンは、とても印象的です
エアアジア(短距離便)でクアラルンプールからスラバヤのジュアンダ国際空港へ。人口約300万人、周辺人口1000万人ともいわれる東ジャワ最大の都市スラバヤに到着です。
そして、友人が手配してくれたタクシーで向かった宿泊先は、彼のお母さんが投資用に購入したショッピングモールに隣接したタワーマンション。各階の1室にしかつながっていない専用エレベーター付きの50階です。最上階は54階でした。
そして、友人が手配してくれたタクシーで向かった宿泊先は、彼のお母さんが投資用に購入したショッピングモールに隣接したタワーマンション。各階の1室にしかつながっていない専用エレベーター付きの50階です。最上階は54階でした。
スラバヤはデザートもおいしい。街中ではかなり少額でもクレジットカードで支払いが可能でした
私たち家族が使うベッドルームとリビング以外はロックされていましたが、部屋の床は大理石。共有部には住人用のプールとジャグジー、サウナなども完備です。
夜中の2時近くに到着して、マンションに入ったのは3時近かったのですが、実はこの後1時間ちょっとで目を覚ますことになります。夜明け前のアザーンです。外務省が公開している「インドネシア基礎データ」やジェトロの「概況・基本統計」によると、インドネシアの人口は約2億8000万人で世界第4位。そのうちの約9割、2億5000万人程度がイスラム教徒といわれており、夜明け前に祈りの時間を知らせるアザーンがかなりの音量で流れます。
この音で筆者は目覚めたわけですが、その印象は「かっこいい」です。まったくアラビア語を解さない筆者にとっては、東南アジアのインドネシア・スラバヤに響き渡るアザーンはまるで歌のように美しくエキゾチックで荘厳。寝不足ではありますが、素敵な朝となりました。
夜中の2時近くに到着して、マンションに入ったのは3時近かったのですが、実はこの後1時間ちょっとで目を覚ますことになります。夜明け前のアザーンです。外務省が公開している「インドネシア基礎データ」やジェトロの「概況・基本統計」によると、インドネシアの人口は約2億8000万人で世界第4位。そのうちの約9割、2億5000万人程度がイスラム教徒といわれており、夜明け前に祈りの時間を知らせるアザーンがかなりの音量で流れます。
この音で筆者は目覚めたわけですが、その印象は「かっこいい」です。まったくアラビア語を解さない筆者にとっては、東南アジアのインドネシア・スラバヤに響き渡るアザーンはまるで歌のように美しくエキゾチックで荘厳。寝不足ではありますが、素敵な朝となりました。
ショッピングモールのフードコート。何の心配もなくご飯が食べられます
アザーンで目覚めた初日はタワーマンションに直結しているショッピングモールとマンションの住民用のプールへ。子どもたちと遊んでいるだけで終わってしまいました。食事はショッピングモールで済ませましたが、衛生面の不安もなく、日本の半額程度でおいしいのです。
なお、ショッピングモール直結のタワーマンションは、暑い屋外を歩くことなくほとんどの用事が済むので人気があるそうです。そのせいなのか、ラフな格好で歩いていたり、ショッピングモールのなかにあるバスケットコートで子どもたちが練習をしていたりと、日本では見られない富裕層家族の日常を観察できるのも楽しいところです。
1歳と5歳の息子を連れて歩いている我が家にとっても、ショッピングモールと直結で、プールも完備なのはとても便利でした。また、アザーンで目を覚ました筆者には不思議でしたが、ショッピングモールの最上階などは教会になっているそうです。
なお、ショッピングモール直結のタワーマンションは、暑い屋外を歩くことなくほとんどの用事が済むので人気があるそうです。そのせいなのか、ラフな格好で歩いていたり、ショッピングモールのなかにあるバスケットコートで子どもたちが練習をしていたりと、日本では見られない富裕層家族の日常を観察できるのも楽しいところです。
1歳と5歳の息子を連れて歩いている我が家にとっても、ショッピングモールと直結で、プールも完備なのはとても便利でした。また、アザーンで目を覚ました筆者には不思議でしたが、ショッピングモールの最上階などは教会になっているそうです。
日本でいうなら軽井沢?バトゥで秘密の動物園
スラバヤまで足を伸ばしたら、ぜひ訪れたい動物園
立ち寄った市場のテーブルを占領してYouTubeを見る5歳の息子
インドネシア第2の都市と呼ばれるスラバヤを訪れた筆者たちですが、実は滞在は1日。高級タワーマンションとショッピングモールをブラブラしただけで、別の場所へ移動しました。
友人が、「子どもが一緒ならシークレットズー(=秘密の動物園)に行こうと誘ってくれたからです。
このシークレットズーはバトゥという場所にあるのですが、スラバヤから南方面に車で2〜3時間ほど。私たちは友人の車で行きましたが、タクシーを1日チャーターして行く方法でも1万円以下だそうです。
友人が、「子どもが一緒ならシークレットズー(=秘密の動物園)に行こうと誘ってくれたからです。
このシークレットズーはバトゥという場所にあるのですが、スラバヤから南方面に車で2〜3時間ほど。私たちは友人の車で行きましたが、タクシーを1日チャーターして行く方法でも1万円以下だそうです。
高速道路のサービスエリアの標識。Pの横にモスク(礼拝所)ありのアイコンが並びます
高速道路を走りながら、日本人の筆者と中国人の妻、インドネシア人の友人が日本語での会話でかなり盛り上がりました。そして、途中どこにいてもモスクが目に入るのが印象的です。高速道路のサービスエリアにもしっかりあります。
バトゥはスラバヤの避暑地として有名な場所で、標高が高いので、10℃程度涼しいといわれています。日本でいうなら軽井沢といった位置づけ。筆者は地方によくある動物園ぐらいの規模を想像していたので、さほど期待せずに現地に向かいました。
しかし、動物園に近づくにつれて、車と人の数が増え、昼過ぎくらいに現地に到着。なんと平日なのに駐車場がほぼ満杯です。入口のスケールも地方動物園のそれではありません。ぜんぜんシークレットではない規模感です。
バトゥはスラバヤの避暑地として有名な場所で、標高が高いので、10℃程度涼しいといわれています。日本でいうなら軽井沢といった位置づけ。筆者は地方によくある動物園ぐらいの規模を想像していたので、さほど期待せずに現地に向かいました。
しかし、動物園に近づくにつれて、車と人の数が増え、昼過ぎくらいに現地に到着。なんと平日なのに駐車場がほぼ満杯です。入口のスケールも地方動物園のそれではありません。ぜんぜんシークレットではない規模感です。
「Batu Secret Zoo」の入口付近。すでに秘密の、と呼べる規模感ではありません
想像以上の規模の大きさに、ちょっと値段が心配になったのですが、入場料は1人1500円程度。ちなみに動物園だけではなく、隣接する動物博物館と遊園地の入場料もセットです。むしろかなりお得でした。バトゥに来たらシークレットズーに行くまでがセットというくらい有名な観光地だそうです。
実はスラバヤ動物園もあるのですが、動物園好きのなかでも圧倒的に評価が高いのはこの「Batu Secret Zoo」。展示の動物も近くて、種類も多く、実際に触れたり、一緒に写真が撮れたりもすると聞いて息子たちは大興奮です。
実は、動物を触らせてくれるサービスや、一緒に写真が撮れるチャンスは世界中で年々少なくなっていて、コンプライアンスや動物保護の観点から、次に行ったらなくなっていることが多いのです。最近の動物ふれあい系サービスはほとんど一期一会なのです。
実はスラバヤ動物園もあるのですが、動物園好きのなかでも圧倒的に評価が高いのはこの「Batu Secret Zoo」。展示の動物も近くて、種類も多く、実際に触れたり、一緒に写真が撮れたりもすると聞いて息子たちは大興奮です。
実は、動物を触らせてくれるサービスや、一緒に写真が撮れるチャンスは世界中で年々少なくなっていて、コンプライアンスや動物保護の観点から、次に行ったらなくなっていることが多いのです。最近の動物ふれあい系サービスはほとんど一期一会なのです。
ほぼ無表情でビントロング、別名ベアキャットをなで回す長男
またシークレットズーがおすすめの理由は、物価が安いこと。中のサービスはほとんど数百円レベル。ちょっとしたアトラクションも数百円で楽しめるので、息子はスマートボールのような単純なゲームを何度もやって、かなり強引にお土産のキリンのぬいぐるみをゲットしていました。
このメリットも含めてスラバヤに行くなら、バトゥのシークレットズーはおすすめのスポット。日本との物価差を体感できる数少ない場所といえます。
このメリットも含めてスラバヤに行くなら、バトゥのシークレットズーはおすすめのスポット。日本との物価差を体感できる数少ない場所といえます。

齋藤 千歳
フォトグラファー・ライター
北海道千歳市在住・千歳市生まれのフォトグラファー/ライター。キャンピングカーの「方丈号」から各種アウトドア、カメラ、レンズ、ガジェットに関する情報を発信したり、家族4人で北海道一周などしたりを楽しんでいる。














