GMOペパボが運営するオリジナルグッズ作成・販売サービス「SUZURI(スズリ)byGMOペパボ」は、テキストからAIで生成した画像を用いてグッズ作成を体験できる新機能「スリスリAIラボ」の提供を開始しました。
スリスリAIラボはStability AI Japanと連携したもので、同社が提供する画像生成AI「Stable Diffusion」を用いて作成した画像から、スタンダードTシャツを作成できるというiOSアプリ限定の実験的な新機能です。
スリスリAIラボはStability AI Japanと連携したもので、同社が提供する画像生成AI「Stable Diffusion」を用いて作成した画像から、スタンダードTシャツを作成できるというiOSアプリ限定の実験的な新機能です。
アートワークを作れない人でもグッズを作成できる
SUZURIは、パソコンやスマートフォンから画像をアップロードするだけで簡単にオリジナルグッズを作成・販売できるサービスです。イラストレーターや美術系学校の学生、YouTuber、お笑い芸人から企業まで、さまざまなジャンルのクリエイターが利用しており、登録クリエイター数は72万人を超えています(2023年6月末時点)。2022年5月にはNFTコンテンツで作成したオリジナルグッズの販売ができる機能を提供するなど常に最新技術を取り入れ、クリエイターの表現の幅を広げてきました。
一方で、グッズの作成には写真やイラストなどのアートワークを用意する必要があり、ユーザーからは「どうやって描いたらいいか分からない」「グッズ化のための画像の用意が難しい」といった声もあったとのことです。
こうした背景から、Stability AIの画像生成AI「Stable Diffusion」を活用し、テキストによって自分のアイデアをグッズにするスリスリAIラボが生まれました。
スリスリAIラボ機能は、SUZURIのiOSアプリ内で利用でき、テキストを入力すると自動で画像が生成されます(イラストを生成できるのは1アカウントにつき1日10枚まで)。生成した画像はスタンダードTシャツにでき、「非公開」アイテムのグッズとして保存され、自身で実物を購入して楽しむことができます。作成したグッズは販売できません(2023年7月10日時点)が、テキストから自分のアイデアを形にするという新たな体験ができる点が大きな魅力です。
一方で、グッズの作成には写真やイラストなどのアートワークを用意する必要があり、ユーザーからは「どうやって描いたらいいか分からない」「グッズ化のための画像の用意が難しい」といった声もあったとのことです。
こうした背景から、Stability AIの画像生成AI「Stable Diffusion」を活用し、テキストによって自分のアイデアをグッズにするスリスリAIラボが生まれました。
スリスリAIラボ機能は、SUZURIのiOSアプリ内で利用でき、テキストを入力すると自動で画像が生成されます(イラストを生成できるのは1アカウントにつき1日10枚まで)。生成した画像はスタンダードTシャツにでき、「非公開」アイテムのグッズとして保存され、自身で実物を購入して楽しむことができます。作成したグッズは販売できません(2023年7月10日時点)が、テキストから自分のアイデアを形にするという新たな体験ができる点が大きな魅力です。
スリスリAIラボの利用イメージ
スリスリAIラボはサービス名に「ラボ」とあるように、自分だけが購入できるグッズをテキストから作成できる実験的な機能で、「生成AIに対する指示も、最低限のことしかできません」(SUZURIのWebサイトより)としています。
生成AIの活用には大きな期待が寄せられているものの、画像生成AIには著作権侵害などの懸念点も挙げられています。SUZURIでは、AI利用の有無にかかわらず、これまでもクリエイターの創作活動を阻害する行為を一切禁止しているほか、通報制度を設けるなど、あらゆる不正に対して随時対応できる体制を整えてきました。
スリスリAIラボでも注文時点でイラストのチェックを行っており、その段階で権利侵害が認められた場合には注文がキャンセルするようになっています。また、権利侵害の疑いがあるアイテムについて通報があった場合は、内容を精査した上で適切に対処するとのことです。
こうした取り組みが進んで体制が整うことで、今後は画像生成AIで作成したグッズを広く販売できるようになることを期待したいですね。出品者も購入者も安心して利用できる、生成AIを活用した取り組みに今後も注目です。
生成AIの活用には大きな期待が寄せられているものの、画像生成AIには著作権侵害などの懸念点も挙げられています。SUZURIでは、AI利用の有無にかかわらず、これまでもクリエイターの創作活動を阻害する行為を一切禁止しているほか、通報制度を設けるなど、あらゆる不正に対して随時対応できる体制を整えてきました。
スリスリAIラボでも注文時点でイラストのチェックを行っており、その段階で権利侵害が認められた場合には注文がキャンセルするようになっています。また、権利侵害の疑いがあるアイテムについて通報があった場合は、内容を精査した上で適切に対処するとのことです。
こうした取り組みが進んで体制が整うことで、今後は画像生成AIで作成したグッズを広く販売できるようになることを期待したいですね。出品者も購入者も安心して利用できる、生成AIを活用した取り組みに今後も注目です。
安蔵 靖志
Techジャーナリスト/家電エバンジェリスト
家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)、スマートマスター。AllAbout デジタル・家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」にレギュラー出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの商品リサーチ・構成にも携わっている。