ワンコインで見るアート
渋谷駅の西口から歩いてすぐの場所にある渋谷フクラスは、渋谷駅から桜丘町や道玄坂方面に向かう人が多く行き交う場所です。このフクラスの2階に「GMOデジタル美術館」があります。
実際に行ってみるとよくわかるのですが、人の往来をちょこんと見守るような、不思議で明るいアートスペースです。2021年9月からイギリスのストリートアーティスト・バンクシーの3作品を展示しています。
この「バンクシー展 GMOデジタル美術館 東京・渋谷」が7月23日にリニューアルをしたと聞き、何がどんなふうにアップデートしたのか見てきました。
リニューアル後も入館料は変わらず、大人は300円、小・中・高校生は100円、そして未就学児は無料です。ワンコインでサクッと鑑賞できる現代アート! なお、リニューアルキャンペーンとのことで、8月4日〜9月3日は小・中・高校生も無料で入館できます。
この「バンクシー展 GMOデジタル美術館 東京・渋谷」が7月23日にリニューアルをしたと聞き、何がどんなふうにアップデートしたのか見てきました。
リニューアル後も入館料は変わらず、大人は300円、小・中・高校生は100円、そして未就学児は無料です。ワンコインでサクッと鑑賞できる現代アート! なお、リニューアルキャンペーンとのことで、8月4日〜9月3日は小・中・高校生も無料で入館できます。
床がめちゃくちゃ光る
バンクシー展 GMOデジタル美術館 東京・渋谷(以下、バンクシー展)は1回20分間の入れ替え制です。オンライン上で予約をし、時間になったらQRコードをかざして会場に入ります。なお、その場で予約をすることも可能です(GMOデジタル美術館の前をたまたま通りかかった人が、その場でスマホを使って予約するケースも多いはず。なにせ20分ですからね)。
私が観覧した日はちょうどお盆シーズンだったのもあり、参加者は8人ほど。海外からの旅行客と思しき人も「なんだろうここは?」と興味津々な様子で参加していました。
スタッフから「来てくれてありがとう」や「写真撮影はOK」といったお話があったのち、展覧会が始まります。
作品と対面する前に「バンクシーや彼の作品ってどういうものなの?」というところを紹介するスペシャルムービーが流れます。ここでストリート・アートのメッセージ性や、現代アートシーンでのバンクシーの存在感などがわかります。
こういったムービーは、ほかの美術展でもおなじみなのですが、このバンクシー展ではどういう感じかというと……、
私が観覧した日はちょうどお盆シーズンだったのもあり、参加者は8人ほど。海外からの旅行客と思しき人も「なんだろうここは?」と興味津々な様子で参加していました。
スタッフから「来てくれてありがとう」や「写真撮影はOK」といったお話があったのち、展覧会が始まります。
作品と対面する前に「バンクシーや彼の作品ってどういうものなの?」というところを紹介するスペシャルムービーが流れます。ここでストリート・アートのメッセージ性や、現代アートシーンでのバンクシーの存在感などがわかります。
こういったムービーは、ほかの美術展でもおなじみなのですが、このバンクシー展ではどういう感じかというと……、
すんごい光る
上映前はふつうのカーペット敷きの床だったはずなのに、ムービーがスクリーンをはみ出て光ってる! ぐりんぐりん派手に動きます。リニューアル後は前後左右しかも足元まで、どこを見てもスペシャルムービーです。音響もますますよくなって、すっぽり包まれる感じ。
右も左も足元も後ろも全部バンクシー!
で、演出のド派手さにニコニコしているだけでもいいのですが、内容もおもしろいんです。バンクシーのアート活動の場は、アトリエのカンバスではなくストリートの一角。しかも勝手に描いちゃうわけですから、モタモタと作品を仕上げる時間なんてありません。でも、どうせ作品を残すならクオリティやカッコよさは担保したいし(だってストリートに描くんだもの、カッコよくなきゃ)……といったバンクシーの作画方法も紹介されています。
花森 リド
ライター・コラムニスト
主にゲーム、マンガ、書籍、映画、ガジェットに関する記事をよく書く。講談社「今日のおすすめ」、日経BP「日経トレンディネット」「日経クロステック(xTECH)」、「Engadget 日本版」、「映画秘宝」などで執筆。
X:@LidoHanamori