「Knowledge」で、自分の知識を反映させよう
どうせカスタムチャットボットを作るなら、ある用途に特化しているだけでなく、自分の知識を反映させたものを作ってみることにしました。
作成画面の「Create」タブでは、ここまで見てきたようなチャット形式での設定を行うことができます。「Configure」タブではさらに詳細な情報を入力することができます。
タイトルや説明文に加え、たとえば「Conversation Starters」という項目では、チャットの最初のきっかけになる質問文(赤枠部分)をカスタムできます。
作成画面の「Create」タブでは、ここまで見てきたようなチャット形式での設定を行うことができます。「Configure」タブではさらに詳細な情報を入力することができます。
タイトルや説明文に加え、たとえば「Conversation Starters」という項目では、チャットの最初のきっかけになる質問文(赤枠部分)をカスタムできます。
チャット開始のきっかけとなる質問例をカスタマイズ
ここには、このチャットを利用するターゲットの「よくあるお悩み」を入力しておこうと思います。ここに入力する内容によって、これから説明する「自分の知識を反映させる」ステップでの「情報の種類」をある程度絞り込むことができます。ある意味、チャットの方向性を決める重要な項目です。
次に「Knowledge」というセクションを使い、自分の知識を反映させる作業を行います。
次に「Knowledge」というセクションを使い、自分の知識を反映させる作業を行います。
「Knowledge」は、任意のテキストやPDFファイルをアップロードすることで、その内容をカスタムGPTに反映させることができます。
私は、メイクアップのコンサルティングをしており、そのログや、ユーザー向けにメイクの知識を解説した文章をコンテンツプラットフォームの「note」にまとめています。今回はその原稿のWordファイルをアップロードしてみました。
私は、メイクアップのコンサルティングをしており、そのログや、ユーザー向けにメイクの知識を解説した文章をコンテンツプラットフォームの「note」にまとめています。今回はその原稿のWordファイルをアップロードしてみました。
自分が過去に書いた文章ファイルをアップロード
画像などを含まないWordファイルなので、読み込みはとてもスムーズでした。ここでアップロードしたテキストは読み物としてnoteに投稿したままのもので、特に箇条書きに直したり、「○○の方法は?」→「○○すること」といった1問1答形式に整理することもしていません。いくつかのファイルを読み込んだ時点で、「口周りのシワを薄くする方法」を質問してみたところ……。
書いた文章を反映した答えが……!
私のWordファイルの内容が反映された答えが返ってきました。これはちょっと感激です。
続けて、他のWordファイルもアップロードしていくのですが、先の「Conversation Starters」で設定した質問に関連する内容のファイルからアップロードしていくことにより、その内容の反映具合や、質問に対し意図したとおりの回答があるか、確認しながら作業を進めることができました。
こうして自分で作ったGPTsは、ほかのユーザーに公開することもできます。会社など、組織内で共有すれば業務の効率化につながることもあるでしょう。
また、継続的に読んでいるnoteやブログで「過去の記事のどこかにもう一度読みたいものがあるけど、いつ頃の記事だったか思い出せない。概要だけでも知りたい」ということはありませんか? 自分のnote(やブログ)内に、それまでの記事を読みこませたGPTを設置しておけば、ひとつひとつの記事をさかのぼらなくとも、また検索ワードがあいまいでも、求める情報にアクセスしやすいかもしれないな……と感じます。これまでに書いたnoteの原稿を読み込ませ、自分のnoteの読者向けにGPTを設置するのも楽しそうです。
続けて、他のWordファイルもアップロードしていくのですが、先の「Conversation Starters」で設定した質問に関連する内容のファイルからアップロードしていくことにより、その内容の反映具合や、質問に対し意図したとおりの回答があるか、確認しながら作業を進めることができました。
こうして自分で作ったGPTsは、ほかのユーザーに公開することもできます。会社など、組織内で共有すれば業務の効率化につながることもあるでしょう。
また、継続的に読んでいるnoteやブログで「過去の記事のどこかにもう一度読みたいものがあるけど、いつ頃の記事だったか思い出せない。概要だけでも知りたい」ということはありませんか? 自分のnote(やブログ)内に、それまでの記事を読みこませたGPTを設置しておけば、ひとつひとつの記事をさかのぼらなくとも、また検索ワードがあいまいでも、求める情報にアクセスしやすいかもしれないな……と感じます。これまでに書いたnoteの原稿を読み込ませ、自分のnoteの読者向けにGPTを設置するのも楽しそうです。
公開範囲も、このように簡単に設定できます
「GPTs」で、自分専用のChatGPTを作るのは驚くほど簡単でした。
コードが書けなくてもよいだけでなく、自分の知識のストックを反映させることもできるのがとても楽しい!「自分の知識を活用したサービスを作ってみたいけど、自分はエンジニアではないから……」と感じていた人にもおススメです。「意図したものが、あっという間に完成する」楽しさをぜひ味わってほしいです。
コードが書けなくてもよいだけでなく、自分の知識のストックを反映させることもできるのがとても楽しい!「自分の知識を活用したサービスを作ってみたいけど、自分はエンジニアではないから……」と感じていた人にもおススメです。「意図したものが、あっという間に完成する」楽しさをぜひ味わってほしいです。
中野 亜希
ライター・コラムニスト
大学卒業後、ブログをきっかけにライターに。会社員として勤務する傍らブックレビューや美容コラム、各種ガジェットに関する記事執筆は2000本以上。趣味は読書、料理、美容、写真撮影など。
X:@752019