筆者宅ではトラブル発生!?
しかし、筆者の部屋の壁に合わせて設置してみたところ、トラブルが発生しました。CineBeam Sは、プロジェクターを斜めに設置したときにスクリーンが台形になる現象を自動で補正する「自動スクリーン調整」機能を搭載しています。その機能と筆者の部屋の壁紙との相性が悪かったのか、頻繁に調整を行うことになったのです。そのため、画面がちらつくだけでなく、最終的にはスクリーンが斜めに投影されてしまいました。
少し分かりにくいですが、投影映像の上辺が天井と平行ではなく、斜めに投影されてしまっています
そこで今回は、設定から「インストールウィザード」を開き、「自動スクリーン調整」機能をオフにして、「台形補正」機能を利用して手動で調整することにしました。
インストールウィザードを開いたところ
まずは自動スクリーン調整をオフにします。ここでもスクリーンがだいぶ歪んでいるのがよく分かります
台形補正機能で手動調整を行いました
自動スクリーン調整機能は、プロジェクターを使うたびに収納場所から取り出して設置する場合に便利なため、筆者宅で使えなかったのは残念です。とはいえ、恒常的に設置するのであればオフにして手動調整しても特に問題はないので、印象が悪くなることはありませんでした。
改めて設置し直したところ、壁から42.5cmの距離で95インチの画面サイズを実現しました。画面の高さを計測してインチ数に換算したのでスペックとは若干異なりますが、ほぼスペック通りと言えます。
改めて設置し直したところ、壁から42.5cmの距離で95インチの画面サイズを実現しました。画面の高さを計測してインチ数に換算したのでスペックとは若干異なりますが、ほぼスペック通りと言えます。
壁から42.5cmの距離に設置
スクリーンの高さが約118cmだったので、約95インチの画面サイズを実現した
CineBeam Sの投影輝度は500 ANSIルーメンで、モバイルプロジェクターと比べると明るいものの、本格的なホームプロジェクターの2000~3000 ANSIルーメンと比べると物足りなさはあります。とはいえ、部屋の照明を消した状態であれば、100インチクラスでも十分に満足できる明るさはあると言えます。
単体でさまざまな動画配信サービスを楽しめる
CineBeam Sは、LGエレクトロニクス製のテレビと同様にスマートテレビ向けOS「webOS」を搭載しており、動画共有サービスのYouTubeのほか、NetflixやAmazon Prime Video、ディズニープラスなどさまざまな動画配信サービスを利用できます。チューナーは内蔵していないためテレビ放送は視聴できませんが、見逃し配信アプリ「TVer」を利用すればテレビ番組を視聴することも可能です。
YouTubeアプリを起動したところ
Netflixアプリを起動したところ
Amazon Prime Videoアプリを起動したところ
TVerアプリを起動したところ
基本的な操作は付属のリモコンで行いますが、無料アプリ「LG ThinQ」(iOS/Android対応)をインストールすれば、スマートフォンから操作することも可能です。
LG ThinQアプリの起動画面。「リモコン」アイコンを選ぶと、プロジェクターのリモコンの操作画面が開きます
付属のリモコンの場合は十字ボタンと決定ボタン、戻るボタンなどで操作しますが、アプリの場合は画面下部にパソコンのトラックパッドのような操作インターフェースが表示されます。この部分を指で上下左右にスワイプするとマウスカーソルのようなものが動き回るので、タップして決定します。スマートフォンの操作に慣れている人は、こちらのほうがよりストレスなく操作できるかもしれません。
LG ThinQアプリでリモコンを起動したところ。画面下部にパソコンのトラックパッドのような操作インターフェースが表示される

安蔵 靖志
Techジャーナリスト/家電エバンジェリスト
家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)、スマートマスター。AllAbout デジタル・家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」にレギュラー出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの商品リサーチ・構成にも携わっている。












