テレビの大型化が進む一方で、手軽に持ち運べて旅行先にも持ち出せるモバイルプロジェクターが人気となっています。そんな中で、LGエレクトロニクスが2025年10月に小型プロジェクター「LG CineBeam S(PU615U)」を発売しました。いわゆるモバイルプロジェクターというには少しサイズが大きいものの、壁との距離わずか約8cmで40インチ、約39cmで100インチを投影できる設置性の良さが売りの超短焦点プロジェクターです。CineBeam Sの使い勝手や魅力を、家電エバンジェリストとして執筆のほかテレビなどにも出演する筆者が探ってみました。
車でなら手軽に持ち運べる、ほどよいサイズと重さを実現
CineBeam Sは幅110×高さ160×奥行き162.3mm、重さ約1.9kgと、いわゆるモバイルプロジェクターに比べると二周りほど大きいサイズです。ただ、一般的なモバイルプロジェクターの輝度が200~300 ANSIルーメンとあまり明るくないのに対し、CineBeam Sは500 ANSIルーメンとなかなかの明るさに仕上がっています。
LG CineBeam Sを正面から見たところ
投影は、本体上部から行う
背面には、電源用と外部接続用のUSB Type-C端子、HDMI入力端子を備える
CineBeam Sで最も注目したいポイントが、「超単焦点プロジェクター」という点です。一般的なプロジェクターで100インチを投影しようとすると、2~3mほど離れた場所に設置しないといけないため、設置場所に苦労することがあります。しかしCineBeam Sは壁面からわずか8cm離して設置するだけで40インチ、39cm離せば100インチを実現できます。また、プロジェクターとスクリーンの間に視聴する人がいる場合、行き来するたびに映像に影ができたり、眩しく感じることもあります。しかしCineBeam Sはスクリーンの近くに設置できるため、そういった不都合が起きるケースも少なくなります。
床に設置してみたところ、壁からちょっと離して置くだけでなかなか満足できる画面サイズになりました。60インチ程度までなら、照明をつけたままでも通常使用に十分耐えるという印象でした。
床に設置してみたところ、壁からちょっと離して置くだけでなかなか満足できる画面サイズになりました。60インチ程度までなら、照明をつけたままでも通常使用に十分耐えるという印象でした。
床に設置したところ。壁から20cmほど離して設置するだけで、60インチ以上の画面サイズを実現

安蔵 靖志
Techジャーナリスト/家電エバンジェリスト
家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)、スマートマスター。AllAbout デジタル・家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」にレギュラー出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの商品リサーチ・構成にも携わっている。












