10万円を超える高級炊飯器は一過性のブームではなく、おいしいご飯を食べるための手段としてすっかり定着してきました。一方で電子レンジで手軽に炊飯できる炊飯釜なども人気です。さらに手軽に白米を味わえるパックご飯などもあり、選択肢はさまざま。
そんな中で、オーブントースターでご飯を炊ける炊飯釜があるのはご存じでしょうか? わざわざ炊飯器を買わなくても炊飯できるのであれば、一人暮らしにはありがたいもの。ただし、気になるのは使い勝手とおいしさです。
そこで今回は、家電エバンジェリストとして執筆のほかテレビなどにも出演する筆者が、オーブントースターさえあれば手軽にご飯を炊ける、ウルシヤマ金属工業の「雪國ごはん釜」を試してみることにしました。
                                  そんな中で、オーブントースターでご飯を炊ける炊飯釜があるのはご存じでしょうか? わざわざ炊飯器を買わなくても炊飯できるのであれば、一人暮らしにはありがたいもの。ただし、気になるのは使い勝手とおいしさです。
そこで今回は、家電エバンジェリストとして執筆のほかテレビなどにも出演する筆者が、オーブントースターさえあれば手軽にご飯を炊ける、ウルシヤマ金属工業の「雪國ごはん釜」を試してみることにしました。
 
                                      ウルシヤマ金属工業の「雪國ごはん釜」(直販価格5500円)
                                      雪國ごはん釜は、アルミ鋳物製の釜とフタの本体のほかに、シリコンミトンが付属しています。釜の表面はフッ素樹脂加工が施されており、1合炊きと0.6合炊きの水位線が記載されています。筆者は以前、娘のお弁当作りのために土鍋炊飯をしていた時期がありましたが、土鍋には水位線がないため、水を量るのが面倒でした。雪國ごはん釜は釜内で洗米してサッとセットできる点が楽です。
                                    
                                   
                                      釜には、1合炊きと0.6合炊きの水位線が記載されています
 
                                      シリコン製のミトンが付属します
                                      説明書では、夏は30分、冬は1時間ほど米を浸水するように記載されています。最近の炊飯器は米と水をセットして炊飯ボタンを押せば自動的に浸水時間を設けた上で炊飯してくれるので、その点は炊飯器より面倒かもしれません。
以前にお米マイスターの方に聞いたところ、2時間ほどしっかり浸水させるのがおすすめとのことでした。それ以上浸水させてもお米の吸水量は変わらないそうです。冷蔵庫で保存すれば12時間ほど浸水した状態でも大丈夫なので、時短でおいしいご飯を食べたいという人は、例えば朝や寝る前などに、浸水状態でフードコンテナなどに入れて冷蔵庫保管するといいでしょう。
                                  以前にお米マイスターの方に聞いたところ、2時間ほどしっかり浸水させるのがおすすめとのことでした。それ以上浸水させてもお米の吸水量は変わらないそうです。冷蔵庫で保存すれば12時間ほど浸水した状態でも大丈夫なので、時短でおいしいご飯を食べたいという人は、例えば朝や寝る前などに、浸水状態でフードコンテナなどに入れて冷蔵庫保管するといいでしょう。
30分浸水して10分加熱、15分蒸らした後の仕上がりは?
                                      浸水時間を確認する必要はあるものの、炊飯工程はとてもシンプルです。浸水した米と水を釜に入れてフタを閉めたら、オーブントースターに入れて「230℃で10分加熱する」と取扱説明書に記載されています。多くのトースターには温度設定機能がないので、手持ちのオーブントースターによって加熱時間を変える必要がありそうです。
筆者の自宅にあるオーブントースターは温度を設定して空気を循環させられる「コンベクションオーブン」機能も搭載する製品ですが、今回は定格出力1200Wのオーブントースター機能を使って10分加熱しました。
                                  筆者の自宅にあるオーブントースターは温度を設定して空気を循環させられる「コンベクションオーブン」機能も搭載する製品ですが、今回は定格出力1200Wのオーブントースター機能を使って10分加熱しました。
 
                                      オーブントースターに雪國ごはん釜をセットしたところ
                                      10分経過して加熱が終了したら庫内に放置し、庫内の余熱で火を通しつつ蒸らす工程に移ります。そのまま15分ほど経過したら出来上がりです。
                                    
                                   
                                      定格出力1200Wのオーブントースター機能を使って10分加熱しました

安蔵 靖志
Techジャーナリスト/家電エバンジェリスト
家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)、スマートマスター。AllAbout デジタル・家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」にレギュラー出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの商品リサーチ・構成にも携わっている。
 
                        











 
                        