ホットサンドメーカー4機種で焼く・蒸す・温める
ハムやベーコン、チーズなどをたっぷり入れたホットサンド。手軽でおいしいのですが、ホットサンドメーカーまで購入するかは悩む方も多いのでは?
ホットサンドメーカーをホットサンドにしか使わないのはもったいない
朝ご飯にハムやベーコン、チーズに野菜がたっぷり入ったホットサンド。憧れませんか? こんがりと香ばしく焼けたトーストの中には、トロトロのチーズやマヨネーズ、そこにハムやベーコン、さらに野菜が加われば、これにコーヒーだけでも朝食は十分以上。調理の手間も「ホットサンドメーカー」に挟んで数分焼くだけと、忙しい朝に完璧なメニューといえるのではないでしょうか?
そう思っていても、筆者はホットサンドメーカーの購入をためらっていました。理由は簡単です。ホットサンドしか作れない調理器具を収納するスペースがわが家の台所にはないからです。さすがに毎朝ホットサンドともいかないでしょうし、そうなるとほかに使い道のないホットサンドメーカーはきっと邪魔だと考えたのです。
しかし、インターネットを眺めているとホットサンドメーカーでホットサンド以外のさまざまなレシピを楽しんでいる方が多いのを知りました。しかもアウトドアやキャンプで楽しんでいる方も多く、アウトドア好きの筆者としては、ぜひとも試してみたいと思ったわけです。そこで、タイプの違うホットサンドメーカー4種類を用意。いくつかのレシピを新千歳空港の近くにあるフォーエバーキャンピングパラダイスで実際に試したのですが、なかでもおすすめのレシピ5選をみなさんに紹介したいと思います。
そう思っていても、筆者はホットサンドメーカーの購入をためらっていました。理由は簡単です。ホットサンドしか作れない調理器具を収納するスペースがわが家の台所にはないからです。さすがに毎朝ホットサンドともいかないでしょうし、そうなるとほかに使い道のないホットサンドメーカーはきっと邪魔だと考えたのです。
しかし、インターネットを眺めているとホットサンドメーカーでホットサンド以外のさまざまなレシピを楽しんでいる方が多いのを知りました。しかもアウトドアやキャンプで楽しんでいる方も多く、アウトドア好きの筆者としては、ぜひとも試してみたいと思ったわけです。そこで、タイプの違うホットサンドメーカー4種類を用意。いくつかのレシピを新千歳空港の近くにあるフォーエバーキャンピングパラダイスで実際に試したのですが、なかでもおすすめのレシピ5選をみなさんに紹介したいと思います。
冷蔵ピザに具足しで簡単! カルツォーネ風折りたたみピザは熱々
市販の冷蔵ピザにチーズとソーセージをさらにプラスして折りたたみ、1度に2枚のホットサンドが焼けるタイプのホットサンドメーカーで焼き上げました
ダブルタイプで作る、簡単でコストパフォーマンスも高い優秀なレシピ
ホットサンドメーカーといっても、さまざまな種類のものがあり、それぞれに長所や短所があるのですが、まずはツインタイプやダブルタイプなどと呼ばれる1度に2枚のホットサンドが焼ける大型タイプのものを使ってカルツォーネ(包みピザ)風の折りたたみピザを焼き上げてみました。使用したホットサンドメーカーはキャプテンスタッグの「キャストアルミ ダブルサンドトースター(ウェーブ)」(実勢価格4000円前後)です。
作り方は非常に簡単。スーパーなどで数百円、筆者が購入したときは200円程度で販売されていた冷蔵ピザを購入します。ピザの生地などは十分においしいものが多いのですが、コストパフォーマンスが高い半面、ハムやソーセージ、サラミといった肉類やチーズのボリュームがちょっと物足りないことが多いので、倍増イメージで追い足し。特にチーズは折りたたんだ内部でトロトロになりおいしいので、多めに足しています。
そのまま食べても十分においしい市販の冷蔵ピザにチーズや肉類を追い足ししているので、味は間違いありません。筆者は折りたたんだピザの内部からチーズが溶け出して、少し焦げるくらいのタイミングを焼き上がりとしています。ホットサンドメーカーの特性を生かして上下を入れ替えながら、焦げすぎないように焼き上げてください。
また、食べるときはやけどに注意。熱々の内はトロトロになったチーズが流れ出てきますので、フォークとナイフなどで食べた方がいいかもしれません。直接かぶりついた筆者はクチビルをやけどしました。それでもやめられないくらいおいしい。また、調理自体は非常に簡単なので、キャンプで子どもといっしょに調理するのもおすすめです。
作り方は非常に簡単。スーパーなどで数百円、筆者が購入したときは200円程度で販売されていた冷蔵ピザを購入します。ピザの生地などは十分においしいものが多いのですが、コストパフォーマンスが高い半面、ハムやソーセージ、サラミといった肉類やチーズのボリュームがちょっと物足りないことが多いので、倍増イメージで追い足し。特にチーズは折りたたんだ内部でトロトロになりおいしいので、多めに足しています。
そのまま食べても十分においしい市販の冷蔵ピザにチーズや肉類を追い足ししているので、味は間違いありません。筆者は折りたたんだピザの内部からチーズが溶け出して、少し焦げるくらいのタイミングを焼き上がりとしています。ホットサンドメーカーの特性を生かして上下を入れ替えながら、焦げすぎないように焼き上げてください。
また、食べるときはやけどに注意。熱々の内はトロトロになったチーズが流れ出てきますので、フォークとナイフなどで食べた方がいいかもしれません。直接かぶりついた筆者はクチビルをやけどしました。それでもやめられないくらいおいしい。また、調理自体は非常に簡単なので、キャンプで子どもといっしょに調理するのもおすすめです。
調理手順は、冷蔵ピザにチーズやソーセージなどの具を足して、ダブルタイプのホットサンドメーカーで折りたたんで焼くだけ、キャンプで子どもと作っても楽しいです
驚くほどにおいしくなる、キノコのホットサンドメーカー焼き
エリンギとブナシメジをオリーブオイルで焼き上げて、最後にしょうゆをひと回し。ソロキャンプのおつまみならこれだけでも十分なレベルでおいしいのです
フラットタイプで包み焼きすると香りも凝縮されて野菜がおいしい
ホットサンドメーカーは、その構造上具材を軽く密閉して焼き上げることができます。いうならば、アルミホイルでの包み焼きに似た状態を簡単に作り出せるわけです。そのため、さまざまな野菜を焼いて、その素材の味自体を堪能する楽しみ方をしている人がたくさんいます。
そこで筆者が選択した素材がキノコ。スーパーで100円ちょっとも出せば、エリンギ、ブナシメジ、エノキダケ、シイタケ、ヒラタケなどなど、さまざまなキノコが手に入ります。またキャンプなどに出掛けたなら、道の駅などの場所で地元産のキノコを入手すれば、よりおいしく楽しめるでしょう。基本的にコストパフォーマンスも高いです。
筆者は近所のスーパーでエリンギとブナシメジを購入してきたのですが、調理方法はとても簡単。エリンギを手で裂き、ブナシメジをバラしてホットサンドメーカーの上に並べ、油をかけ回した上で焼き上げるだけです。
とはいえ、ここで用意しておきたいのがお気に入りの油。筆者は今回オリーブオイルを選択しましたが、バターも捨てがたいところ。トリュフオイルなんてぜいたくもありでしょう。焼き上がったらしょうゆもしくは塩をかけて完成。超シンプルです。ホットサンドメーカーは人数にもよりますが3人くらいまでなら1枚焼きのフラットタイプで十分だと思います。筆者はキャプテンスタッグの「キャストアルミ ホットサンドトースター <フラット>」(実勢価格2500円前後)を使用しました。
ホットサンドメーカーを使うと軽く密閉された状態でひっくり返しながら上下の両方に焦げ目を付けられるので、とても香りがいい。筆者は焦げないようにと、オリーブオイルがキノコ全体に行き渡るように上下を入れ替えながら、時折ホットサンドメーカーを開けて状態を確認していたのですが、開ける度にキノコの芳醇(ほうじゅん)な香りが広がり食欲をそそります。また、最後にしょうゆをかけて仕上げたのですが、このしょうゆが焦げる香り、焦げ目の付いたキノコの表面、焦げながらも蒸し焼きに近いスタイルで火の通ったキノコのジューシーさがとてもおいしいのです。今後は自宅でもキノコはホットサンドメーカーで焼こうと思っています。
同じような手順で、下の写真のナスも焼いてみたのですが、皮目の少し焦げた香りも良く、内部はネットリと柔らかく、こちらも絶品でした。ネット上にはズッキーニやトマトといった野菜もおいしいという意見が多く、ホットサンドメーカーは野菜の味を引き出してくれる調理器具といえるでしょう。ぜひ、さまざまな野菜でチャレンジしてみたいです。
そこで筆者が選択した素材がキノコ。スーパーで100円ちょっとも出せば、エリンギ、ブナシメジ、エノキダケ、シイタケ、ヒラタケなどなど、さまざまなキノコが手に入ります。またキャンプなどに出掛けたなら、道の駅などの場所で地元産のキノコを入手すれば、よりおいしく楽しめるでしょう。基本的にコストパフォーマンスも高いです。
筆者は近所のスーパーでエリンギとブナシメジを購入してきたのですが、調理方法はとても簡単。エリンギを手で裂き、ブナシメジをバラしてホットサンドメーカーの上に並べ、油をかけ回した上で焼き上げるだけです。
とはいえ、ここで用意しておきたいのがお気に入りの油。筆者は今回オリーブオイルを選択しましたが、バターも捨てがたいところ。トリュフオイルなんてぜいたくもありでしょう。焼き上がったらしょうゆもしくは塩をかけて完成。超シンプルです。ホットサンドメーカーは人数にもよりますが3人くらいまでなら1枚焼きのフラットタイプで十分だと思います。筆者はキャプテンスタッグの「キャストアルミ ホットサンドトースター <フラット>」(実勢価格2500円前後)を使用しました。
ホットサンドメーカーを使うと軽く密閉された状態でひっくり返しながら上下の両方に焦げ目を付けられるので、とても香りがいい。筆者は焦げないようにと、オリーブオイルがキノコ全体に行き渡るように上下を入れ替えながら、時折ホットサンドメーカーを開けて状態を確認していたのですが、開ける度にキノコの芳醇(ほうじゅん)な香りが広がり食欲をそそります。また、最後にしょうゆをかけて仕上げたのですが、このしょうゆが焦げる香り、焦げ目の付いたキノコの表面、焦げながらも蒸し焼きに近いスタイルで火の通ったキノコのジューシーさがとてもおいしいのです。今後は自宅でもキノコはホットサンドメーカーで焼こうと思っています。
同じような手順で、下の写真のナスも焼いてみたのですが、皮目の少し焦げた香りも良く、内部はネットリと柔らかく、こちらも絶品でした。ネット上にはズッキーニやトマトといった野菜もおいしいという意見が多く、ホットサンドメーカーは野菜の味を引き出してくれる調理器具といえるでしょう。ぜひ、さまざまな野菜でチャレンジしてみたいです。
ホットサンドメーカーでの焼きナスは想像以上においしい。しっかり焦げ目は付きながら、水分を逃がさない構造が、野菜をよりおいしくするのでしょう
「プッチンプリン」ホットサンドは予想以上においしくて驚く
グリコのプッチンプリンを、ハーフサイズサンドに包み焼きしたプッチンプリンホットサンド。これが予想以上においしい
ハーフサイズサンド+プリンの組み合わせは味のバリエーションが無限大
ホットサンドといえば、チーズにハムやサラミ、ベーコンといった肉類、それにレタスやキュウリといった定番メニューがおいしすぎて、そればかりになってしまうのでは? と筆者は懸念していたのです。逆にいうなら、それらに飽きるとホットサンドメーカー自体を使わなくなるのでは? とも考えました。
しかし世の中には、密閉度の高いホットサンドにプッチンプリンといった半液状の物体を包み込んで楽しんでいる人が結構いることを知ったのです。実際のところ「ホットサンドにプッチンプリンっていけるんだ!?」という素直な驚きがありました。かなり柔らかめなプッチンプリンが本当にホットサンドになるかを検証するために実際に作ってみたわけです。
デザートという位置付けで考えたため、一般的なサイズの食パン2枚で挟みこむホットサンドではパンが多すぎると考え、食パン1枚をたたんで具材を包み込む、ハーフサイズサンドが作れるホットサンドメーカー、キャプテンスタッグの「ハーフ&ハーフ ホットサンドトースター」(実勢価格3000円前後)を使ってみました。折り畳んだ1枚の食パンでプッチンプリンを包み込む必要があるので、入れるプリンの量は半分としています。
熱を加えると食パンの内部に閉じ込めたプッチンプリンはほぼ液体状になるので、本当にうまく包み込めるか心配しましたが、予想よりも簡単に包むことができました。「本当にできるんだ」とちょっと感心したくらいです。
注意したいのは食べるときです。焼き上がってすぐの熱々で試食しようとすると、内部のプッチンプリンがほとんど液体状態で上手に食べられないので、焼いてから少し冷ましてネットリ状態になったところで食べるほうが食べやすく、しかもおいしかったです。また、プリンが包めるとなると抹茶プリンやマンゴープリン、レアチーズケーキプリン、さらにはヨーグルトも包み込めるので、味のバリエーションはある意味無限大ともいえます’。今後、いろいろと試していくのも楽しみになってきます。
しかし世の中には、密閉度の高いホットサンドにプッチンプリンといった半液状の物体を包み込んで楽しんでいる人が結構いることを知ったのです。実際のところ「ホットサンドにプッチンプリンっていけるんだ!?」という素直な驚きがありました。かなり柔らかめなプッチンプリンが本当にホットサンドになるかを検証するために実際に作ってみたわけです。
デザートという位置付けで考えたため、一般的なサイズの食パン2枚で挟みこむホットサンドではパンが多すぎると考え、食パン1枚をたたんで具材を包み込む、ハーフサイズサンドが作れるホットサンドメーカー、キャプテンスタッグの「ハーフ&ハーフ ホットサンドトースター」(実勢価格3000円前後)を使ってみました。折り畳んだ1枚の食パンでプッチンプリンを包み込む必要があるので、入れるプリンの量は半分としています。
熱を加えると食パンの内部に閉じ込めたプッチンプリンはほぼ液体状になるので、本当にうまく包み込めるか心配しましたが、予想よりも簡単に包むことができました。「本当にできるんだ」とちょっと感心したくらいです。
注意したいのは食べるときです。焼き上がってすぐの熱々で試食しようとすると、内部のプッチンプリンがほとんど液体状態で上手に食べられないので、焼いてから少し冷ましてネットリ状態になったところで食べるほうが食べやすく、しかもおいしかったです。また、プリンが包めるとなると抹茶プリンやマンゴープリン、レアチーズケーキプリン、さらにはヨーグルトも包み込めるので、味のバリエーションはある意味無限大ともいえます’。今後、いろいろと試していくのも楽しみになってきます。
プッチンプリンと8枚切りの食パンで作ったプッチンプリンホットサンド。食パン1枚で作れるホットサンドメーカーは少量が作れて便利です
齋藤 千歳
フォトグラファー・ライター
北海道千歳市在住・千歳市生まれのフォトグラファー/ライター。キャンピングカーの「方丈号」から各種アウトドア、カメラ、レンズ、ガジェットに関する情報を発信したり、家族3人で北海道一周などしたりを楽しんでいる。